よもぎ保育園のライオン組にて。

俺、佐藤篤樹さとう　あつきはから1人のの子を眺めている。

そして、そんな俺の後ろからヤツがやってきてしまった。

「アツキィィィィィ！」

「ゲッ！　ナツちゃん！」

ヤツとは、黒髪ツインテール、真紅の瞳。

そう、【稱號:鬼姫】をもつ、ナツである。

この子はもう攻略済みなのであるが、攻略をしたのはいいものの、毎日毎日コイツの相手をするのは疲れる、というものだ。

俺のことを戦慄とさせたダークナツちゃんはもう彼からはじることはできず、今はただ可い保育園児なのだが……

會うたびに押し倒され、足蹴にされる。

そこに俺も稱號のせいで快を覚えてしまうのが憎らしいところではあるのだが……

俺がひっそりと眺めていた銀髪のが絵本を読むのをやめて、俺たちの戯れている様子を見ていた。

「……………」

だが、彼は興味を失ったのか、再び本へと視線をもどすのであった。

彼は次の俺のターゲット。

そして、俺は彼を攻略するための一手を打つのであった。

まずは報戦からだよね。

(【鑑定】)

一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一

【名前】真城　冬(マシロ フユ)

【年齢】5

【誕生日】12月24日

【3S】Ｂ:74       W:57      H:75    (見込み)

【親度】30

【好きなもの】絵本を読むこと

【嫌いなもの】お外で遊ぶこと

【H】E=>B

【テクニック】E=>B

一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一

【稱號】なし

一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一

【ひとこと】

絵本大好きーー！

一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一

うーーん……たいして目新しい報はないな。

將來的には彼は貧妻になるのだろうな。

まぁ、大きいばかりじゃ飽きちゃうしね。

まぁ、可ければ大きさなんて関係ないけどね。

俺は彼の鑑定結果を眺めながら、どう攻略するのか考えているのであった。

まぁ、彼は正攻法でいくのが無難だろうな。

俺は彼の元へと歩みを進めた……

タッタッタッタッタ！

……彼は野良貓の如く、近づいただけでその場から逃げてしまった。

そんな勢いよく逃げなくてもいいじゃない……すこし傷つくよ！？

そうして俺の最初の作戦は頓挫してしまった。

どうしたものか……

俺は深く頭を悩ますのであった。

失敗は功の素だよね。だから何事も挑戦しないとね。