《神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社會でたくさんの嫁を娶りたい!》園児編 第27話 あの子を落とせ〜わがまま編⑤〜
忙しいサラリーマン達がギュウギュウ詰のガッタンゴットンに乗って、ストレスを抱えながらも出勤しているであろう頃。よもぎ保育園のライオン組にて。
小さな可い子供達の聲。
「「「せんせい! おはようございます! 皆さん! おはようございます!」」」
まず朝恒例の挨拶が終わった。
「はーい! みんなー! おはようございます!」
「せんせーこれみてみてー!」
「またあとでねーー! 今日はアツキくんがおやすみしています!」
「あ! 本當だー! アツキいなーい! 死んじゃったー!?」
と黒髪のツインテール真紅の瞳のゲスな。
「アツキくんおやすみなの!? 寂しい……
せっかく、アツキくんが喜ぶおはなしかいてきたのに……今日絵本を完させる計畫が……」
と銀髪デコだしパッツンの可い。
「えー? アツキやすみなのー? じゃあ、今日はおトイレ自分で行かなきゃなんないのー? めんどくさー」
と亜麻ショートボブの怠惰な。
「アツキくんは風邪で今日はおやすみしています! だからみんなは風邪をひかないようにてあらいとうがいをしっかりしましょうね!」
とよもぎ保育園のライオン組の先生こと超絶可い春先生。
「「「はーい!」」」
他の子供達も元気に頷く。
そう……俺、佐藤篤樹(サトウ アツキ)は風邪で保育園を休んだ。
客観的に描寫したと見せかけて、しっかりと主観がっちゃってるんだよね……
ふゆちゃん、優しいな……
でも、絵本今日完って言ってなかった?
それだけはきつい……
なんせ、ふゆちゃんの求めるレベルが最近どんどん上がっていく……
あんなに優しいのに、天然的にスパルタ編集者の一面もある……恐ろしい子!
ナツ!? こんなやつの描寫なんていらねぇだろ!?
パリン!
ん!? なんかが割れた音がしたぞ!?
って、皿が真っ二つに割れてんぞ!?
これは超常現象だ……世界ミステリーだ……
俺は今日、春先生が言った通りによもぎ保育園をおやすみした……
その理由は鬱だ。齢6にして鬱だ。
俺は家の布団で寢転がっている。
お母さんは今日だけはどうしてもお仕事に行かないといけないらしい。うん、普通はそんなことない。
何がなんでも休むだろう。
だが、俺のスマイルでそれは解決する。
「おかあさん! ぼく大丈夫だよ!? お布団でしっかり寢てるから! ね!(キラーン)」
「わかったわ! おかあさん行ってくるね」
だから、俺は今は、家の布団に寢転がっている。
俺はあるわがままなに神的及的苦痛を與えられ、布団にくるまっている。
これはいじめだ……おれは慘めだ……
はぁ、鬱だ……
「ユキお前は可いなぁ」
「ミャー♪」
ユキは俺が助けた白貓。今は俺のお腹の上で気持ち良さそうに眠っている。
ヨシヨシ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
場所は戻ってよもぎ保育園のライオン組。
「みなさーん。今日はスペシャルゲストさんが來てくれていまーす。」
「「「えっ?ほんとー?」」」
「みんなー? どんな子が來てくれたかなー? じゃあみんなで大きな聲で挨拶をして呼んでみようか! せーーのっ」
「「「こんにちわ〜〜♪」」」
「こんにちわ〜」
そこから現れたのは
「「「うわ〜!!うんちだ〜!」」」
「 「「きたな〜い」」」
『ヤッターー』
「「「くさ〜い」」」
現れたのは茶いうんちをに纏った人型の生。もちろん、うんちは本ではない。
うんちマンはというと……
おい! 汚くはないぞ! 本じゃないから!
それに臭いはひどい! 純粋に傷つくからやめてほしい! それに1人おかしくないか……
まぁ、喜んでくれるのは純粋に嬉しいからな!
その場に現れたうんちマンは子供達の三者三様な様子に、しは喜んでくれたことを嬉しく思う反面。深く心に傷をおうのであった。
「僕の名前はうんちマン! 見ての通りうんちだよ!」
「「「キャ! キャ! キャ! 」」」
これだけでも子供たちは大喜び。
続いてうんちマンによる歌が始まった。
「……テッテレッテレテレテレ♪うんちは大事ー♫」
うんちの重要を綴った歌は大盛況だった。
うんちマンの中の人はきっと得意な顔をしていたことだろう。
うんちマンの出しはようやく終わりを見せた。その後はというと……
「じゃあ、最後に、うんちマンからプレゼントがあるよ〜」
そう。うんちマンが子供達1人1人にお菓子とジュースという名のプレゼントを持ってきてくれたのだ。
子供達もそれには大喜び!
「「「わーい♪」」」
「じゃあ、おかし1人1つまでだからね〜。
それとジュースはストローを使って飲むんだよ〜」
「「「はーい!」」」
小さい子にはコップだけで飲むのは難しいからね……
「「「うーん! おいちー」」」
子供達もみんなお菓子とジュースには大満足な様子。
そうして、うんちマンも子供たちを喜ばせるという役割を果たして、よもぎ保育園から去っていった。
その後ろ姿はどこか満足気な様子がじられた。
          
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