私、溫井春ぬくい　はる。21歳です。

今日、私には人生で初めてのビッグイベントがあります。

それはですね〜！　デートです！

そう！　男の子との子が一緒に遊ぶ、あのデートです。

私は人生で一度もデートなんてしたことがありません。

なんたって際人數が0なんですから！

まぁ、自信満々に言うことではありませんね……

今までなんて無かったこの私が今日デートをするんです！

相手は誰か？　ってそりゃあ皆さん気になりますよね。

それはですね〜。

しばかり時間を巻き戻してみましょうか。

それは1週間前のことでした。

私はその日、家から近くのショッピングモールへとお買いをしにきました。

私は保育士を始めてからは一人暮らしをしていて、日用品や食材、そして、お洋服を買うために、よく大型のショッピングモールに行きます。

ショッピングセンターだと一箇所でお買いが済ませられるのでだいぶ楽ですね。

そんな時のことです。

私は怖い男の人たちに絡まれてしまいました。

「おぉ！　嬢ちゃん！　おめぇ可いじゃねぇか！　俺とこれから遊びに行かねぇか？」

「おいおい！　オメェだけ抜け駆けはずりぃぞ！　嬢ちゃん、俺と遊べや」

「おい！　てめぇ！　ふざけてんじゃねぇぞ！」

「あ！？　なんだとぉ」

男2人は何故だ言い爭いを始めました。

そんなところに……

「お前ら、やめろよ。この子が怖がってるだろ。やぁ、大丈夫かい？」

「あ！　ありがとうございます！」

最後に訪れた1人は髪がロングの金髪でメガネをかけた優しそうな人だった。

「やぁ、君、名前はなんていうの？」

「あ！　私は溫井春っていいます」

わたしは咄嗟に自分の名前を言ってしまった……

みなさんは絶対に答えてはいけませんよ.…

「はるちゃんっていうんだね！　本當に迷かけてごめんね」

うん！　外見はちょっと気になるけど、優しい人だな……

「いやいや……困ってるところ助けていただきありがとうございます」

「いやー本當に迷かけてごめんね……お詫びにさぁ、今から俺とお茶しに行かない？」

金髪の人は優しい口調でそんなことを言った。

彼はすごく綺麗な笑顔だった。

だが、私はそこに違和を抱いていた。

単純な違和だ。こんな優しそうな人がなぜ暴な口調の人と一緒にいるのか。そして極め付けは彼の髪。なんで金？

金髪の彼は沈黙するわたしをいに乗ったと思ったらしく、わたしの腕を摑んだ。

金髪の男の手はものすごく冷たかった。

わたしは咄嗟に思いもよらない行に出てしまった……

「やめてぇ！」

私は反で大きな聲を出して、彼の腕を払い除けたのだ……

あんなに優しくしてくれた人の手をわたしは無我に払ってしまった……

だが、わたしは後悔しなかった……

なぜなら、先ほどまで優しかったはずの金髪の人は態度を豹変させたからだ。

この人の手は氷みたいに冷たかった……

「あーぁ、せっかく、この俺がってあげてんのに、なにその態度は？　ねぇ？　優しくしてあげたよねぇー？　おーい、聞いてんの？」

「…………」

彼の豹変ぶりにはわたしは帽子はありませんが、帽させました。

金髪の彼は額に青筋を浮かべている。

あぁ。よくあるやつだ。優しいのを演じて、油斷したところを狙う、そういう戦法なんだ……

私は今すぐにでも彼らから逃げたい。

けれど、もうすでに男たちに囲まれている。

の私がどう頑張っても、彼らからは逃げられない……

なんでこんなことになっちゃったんだろう…………怖い………助けて…………誰か…………

私はもう恐怖のどん底にいた。

これから私はどうなっちゃうんだろう……

そんな時、ある1人の青年が私を救ってくれた。

黒目黒髪の青年。180センチくらいの長。

青年がわたしの目の前に立ちはだかってくれた。

そして、彼は私の手を摑んで、どこか違う場所へと連れていってくれました。

彼の手はとても暖かった。

太のように暖かい手。

それが彼との出會いだった。

わたしを連れ出してくれた彼が立ち止まって、わたしに優しい笑顔を向けてくれた。

わたしは貫かれた、を。心臓を。

グサっと。

わたしは彼にをした。

これがわたしの初だ。

彼の名前はひろきくん。