《神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社會でたくさんの嫁を娶りたい!》青年編 第10話 口撃
よもぎ大學付屬高等學校。図書室の蔵書庫にて。
さっきは瞳しか見ていなかったけど、氷堂先輩めちゃくちゃ人だな。
顔もそうだが……スタイルがいい……
すっごいいいだ……しい……
俺は蔵書庫にってから氷堂先輩の魅力に當てられ、ボォーッとその場で立っていた。
そんな俺にようやく気づいたのか……
「ねぇ。そこにボケーっと突っ立っていられると気が散るから……」
彼の聲が蔵書庫に響く。
「あ! すみません!」
「別にいいわよ……でも用がないならさっさとでていってもらえないかしら」
「…………あ、用ならあるんです」
「そう。なら勝手にして頂戴」
氷堂さんは冷たい口調でそうとだけいい、再び本を読むことに意識を向けた。
俺は彼の素っ気ない態度にしばかりたじろいでしまったが、
俺が用があるのはこの先輩だ! と心の中で意気込んで。
「あの! 氷堂先輩ですよね!」
氷堂時雨の水の瞳がグサリと突き刺すように俺を捕らえる。
「そうよ……それがどうしたのかしら……」
「あの! 俺先輩のことが知りたくて……」
相手を知ることがまず大事だと俺はおもう。
「そう……なら、これだけ言っとくわ」
「なんでしょうか?」
「わたしはあなたに興味がないわ! だからさっさとどこかへいってくれないかしら」
ん? なんだこの人……あってすぐにこ普通こんなこと言うのか?
「…………でも、俺は……」
完全に揺してしまっている……冷靜に冷靜に……
「あなた……しばかり勘違いしてないかしら……」
この人はいったい……何を……
「……何をですか?」
「あなた、確か佐藤篤樹(さとう あつき)って言うだったかしら?」
「えぇ。そうですけど……」
「小さい頃は人気子役のあの有名な人と同じ名前だけどあなたなのかしら?」
「えぇ。そうですけど……」
「今は確か雑誌とか映畫とかモデルとして大活躍の大ブレイクしている人と同じ名前だけどあなたなのかしら?」
「ええ。そうですけど……」
この人、俺に興味がないとか言いながら、俺のことめっちゃ知ってね? 興味ないフリしているただの構ってちゃんなのかな? そうだとしたら智也の報は完全にガセだな……
「學校ではスポーツ萬能。頭脳明晰。容姿端麗。格もいいと噂のあの佐藤篤樹なのかしら?」
「えぇ。そうですけど……」
「やはりあなたはあの佐藤篤樹あのね……」
「えぇ。そうですけど……氷堂先輩は俺に何を言いたいんですか?」
「えぇ。そうね……やっぱりあなたは勘違いしているわ」
「……き、急に何を言っているんですか?」
「あなた、の子なら誰でもあなたのことを好きになるって思ってないかしら?」
流石の俺だって、そんな風に思うのは思い上がりすぎた……
「…………え!? そんなことないですよ……」
「それならいいんだけど……わたしは他のの子と違って、あなたには本當に興味がないわ……」
こんなきっぱりと言われるとどうも摑めない……完全に相手のペースだ……
「…………先輩はそうかもしれないですけど……」
「わたしはそうなのよ……だから、諦めてさっさと行ってちょうだい」
「…………それは……先輩、これからしずつでいいんです! 俺と仲良くしてくれませんか?」
俺は考えを振り絞った結果、先程あしらわれたはずの容をを違うセリフに変えて発した。
「はぁ……ハッキリ言わないとダメかしら?」
蔵書庫の空気が一気に冷えたそんなががした……
「……………」
「…………あのね……わたし、あなたのことが大っ嫌いよ! 見ているだけで本當に吐き気がするの……」
「………………」
「周りの人からチヤホヤされて、の子をモノのように扱って……」
「………………」
「みんなのことは欺けても、わたしのことは欺けないわ……」
「………………」
「あなたはあの人とそっくりだわ……」
あの人っていったい誰のことだろう……
「………………」
「あなたはクズよ……もう2度とわたしの目の前に現れないでちょうだい」
「…………」
ここまで言われる筋合いはないんじゃないか……俺はこの人と今日初めてあったばかりなんだぞ? なのになんで、こいつは俺のことをこんなに嫌ってるんだ……
いや……もしかしたらああ言いながらも心では……可能はある……
俺はそれを確認する力がある……
ならばやるべきことは……
(【鑑定】)
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
【名前】氷堂時雨
【年齢】17
【誕生日】12月25日
【3S】B: 79  W: 58   H:80
【親度】5
【好きなもの】読書、溫泉
【嫌いなもの】男
【H】B
【テクニック】C
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
【稱號】【氷姫】
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
【ひとこと】
はぁ……男ってみんな同じね……
一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
おい……親度おかしくないか……こんなの見たことないぞ……5ってなんだよ? 俺氷堂時雨とは今日會ったばかりだぞ……
なんで俺こんなに嫌われてんだよ……
俺が何をしたって言うんだよ……ふざけんなよ……ってことはさっきの言葉は先輩の本音!? なのか…………
ありえない……俺は先輩に何もしていない、はず……
じゃあ、なんだって言うんだよ……
あぁぁぁ! くそぉぉ! イライラする……こんなんだったら【鑑定】なんてするんじゃなかった……
俺は氷堂先輩が出ていった蔵書庫で彼の口撃を全面にくらい、1人靜かに佇んでいた。
          
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