《幻想魔人形記》ー番外編ー鬼ー

「・・・暇だな」

俺は屋敷の中を一人ぶらぶらと歩いていた。

「ふぁぁああ・・・眠けは、無いけど神的に眠い。・・・・ん?」

外から楽しげな聲が聞こえ、窓から覗いて見る。

そこでは、フランが見知らぬの子二人と芝生に座りお喋りしていた。

(フランにもちゃんとした友達がいたんだな。屋敷からほとんど出ないって言っていたけど。どんな話してるのかな?やっぱの子らしい會話だろうか。)

すると、こちらにフランが気づき手を振ってくる。それを見て、他の二人も気づく。

こちらも手を振り返し邪魔しない様に移しようとしたのだが

「お兄様〜〜こっち來て〜」

呼ばれた。

「分かった今行く。」

三階にいたのだが躊躇なく窓から飛び降りる。

「わ〜い」

駆け寄って來たフランは、そのままの霊夜に抱きつく。

の子二人と俺は、驚く。

まぁ俺は、日常茶飯事でほぼ毎日やられてる(目が會ったらやって來る)友達の前でこの行をとった事に驚いた。

の子達は、フランの行に驚いているが、

「ふにゅぅ〜」

「フランちゃんがあんなに懐くなんて・・・」

「何者なんだあの人間」

「・・・えっと俺は霊夜、今はここにお世話になっている者だ。よろしくな、」

「私は、こいしって言うんだー。よろしくね?」

ミントグリーンのの子が言う。

「本當は、人間なんかに名乗る名前は無いが、フランちゃんが可いから、特別なのろう、私は、寶獣 ぬえだ。」

矢印みたいな羽を持つの子が言う。

「あぁよろしくな、それでフラン呼んだのは、良いけど何?」

「ん〜〜〜自慢?」

「それだけ?」

「それだけ」

「「「「・・・・・・・・・・・」」」」

「マジですかい。」

居心地がビミョーに悪くなり言い訳をして、この場を去ろうとした時

「あ、そうだせっかく人間もいるんだし"鬼"久しぶりにやらない?」

「「ぬえちゃんオメガグッチョブ」」

「鬼?なんだそれ」

「えっとね、普通の鬼ごっことそこまで変わらないんだけど鬼に捕まったら・・・」

「捕まったら?」

「ピチュらせられるんだ。(あとスペルカード止)」

「鬼だ!!確かに鬼だ、だからごっこが抜けてたのか、」

(普通の戦闘でも弾幕ごっこって言うのに、ごっこじゃ無いなんて・・・・)

「それじゃ數えるからお兄さん逃げてね。」

どうやら俺はすでに遊び相手として、捕まっていたらしい。

「・・・・・・・・まいたか?」

「ミーーーツッケターー」

「!!!!」ザァァァアア

「ぬえ様に狙われて逃げれるとでも?」

「ッツ!!」ットットト

「あははは待て待て!!!!」

「鬼畜だぁぁぁあああ!!!!」

まいたと思っても後ろにいる、逃げた先にいる、ワンパンされる弾幕が後ろから迫る。カオスだった。

「・・・・今思ったんだが俺勝利條件曖昧じゃね?」

鬼ごっこでは、鬼は逃げるもの全員を捕まえたら勝利だが、逃げるものは、逃げ切ったら勝ちとゆうほぼ先が見えない。つまり・・・・

「終わりが俺がピチュル事・・・・」

「もう逃げられないよ?」

「あ!!しまった!!!!」

考え事に気を取られ過ぎてたらしい囲まれてしまった。

「人間にしては、よく出來た方ね。褒めてあげる」

「私達が勝つもん!!」

「「「せーの!!!!」」」

とりどりの弾幕が空を切る。

「當たるか!!」

弾幕同士を當てる様に逃げる

「グッ上手い」

「ほへ〜」

「お兄様やっぱ凄い!!!」

(何発かかすったぞ、このままじゃジリ貧だ、それに今度も弾幕"同士"を當てて逃れられる・・と・・は・・・・"同士"を?・・・・かけるか、)

霊夜は中央で立ち止まった

「どうした人間諦めたのか?」

「もう、詰んだんでね、」

「なら死ね!!!」

後ろからはフランとこいしの弾幕が、斜め上からぬえの弾幕が迫り來る。

「諦めた訳では、無いけどね!!」

最低限のきで、"その場"にとどまる様にく。

「當たれ〜〜!!!」「ムゥ〜〜〜」「まだまだ!!!」

ある程度した時

「はぁっ!!!」

全力で弾幕をそらした。

「「「あ、」」」ビッチューン

それた弾幕は、半円を描き3人に命中した。

「た、たす、助かった。」

「ご飯ができ・・・・」

いきなり現れた咲夜は、その場に座り込む。

「どうし・・・・あ、」

視線の先を追うとそこには、クレーターや、一部かけた低木、あちこち立ち上る煙、そんな、庭があった。

「・・・・後で手伝います。」

「お願いします。」

ピチュった三人を回収し屋敷の中にって行った。

(もう鬼なんてやりたく無い)

そう心に決めた。

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