《幻想魔人形記》ー巡りー19ー

『・・・・う・・・・長・・・・・だ・・長・・・・・・・・団長!』

「・・・・んっ?誰だ」

夜中(っと言っても晝間と変わらないが、)に誰かの聲が聞こえて起きる霊夜

『あぁ・・・・やっぱそうだ・・』

「・・・・・・・・」

(この聲脳・・いや魂に直接語り來てる。)

『皆待ってる。こっち』

「・・・・あぁ分かった」

霊夜の目には、白い炎の様な靄が、先へ続いていた。だが実際は、何も無い。

そんな事は、霊夜自分かっていたが、不思議とためらいが無かった。

「魂が・・・・妖夢いる?」

「ここにいますみょん」

「西行妖が心配だわ、見て來て。」

「分かりましたみょん」

霊夜が出て行った三十五分後だった。

「ここは夜なんだな・・・しかしあの屋敷の周りだけだと思ってたんだが・・・・冥界は、いつでも桜が咲いてるのか。場所によって時間帯が違ったり年中桜が咲いてたり環境も地上と違うな。」

『・・・・もうすぐ・・著く』

(それは、そうとこの聲どこから話してるんだ?方向がイマイチ分かりにくい)

『・・・・あ、迎えだ』

「迎え?」

白い靄の先から人魂が五つ程くる。

「って事は・・・・君かさっきから語りかけてるのは、」

屋敷からここまでいる人魂を見る。

「ったくこの先に何があるんだ。」

『もう著く。』

「もうって・・・・・・・・」

桜並木を抜けた先、そこには、巨大な桜が一本だけ蕾をつけていた。

巨大っと言っても幹の半徑は、およそ十kmは有り、高さは、枝が霞んで見えない程だった。

「これは・・・凄い・・・」

『あぁやっぱそうだ』『久しいな〜』『また會えるなんて』

「・・・・これは・・やばい・・・のか?」

いつの間にか霊夜は、の間學校の教室がすっぽりる程の開けた場所の真ん中に、立っていた。その周りをぱっと見、三十五程の人魂がドーム狀に霊夜の周りを回る様に囲っていた。

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