《幻想魔人形記》ー異戦ー10ー
「・・・もしかしてガイか?」
「そうで・・・す」
「霊夜さん知り合いですか?」
「現代にいた時のファミリーだ、七年前に流れ玉で死んだ」
「覚えててくれたんですね。そっか俺はそんなふうに死んだんですね。」
「お前その格好しているってことは・・・」
「ち、近づかないでください!!!・・・そうです。奴の手の中です。僕は失敗して自由ですが、団長達を見た時から殺人衝に駆られるんです。」
「それはないだろう、敵にさえ慈悲をかけていたお前がか」
「本當なんです。今僕が出て來る最善の手は、団長達に報を流す事です。」
「・・・・・教えてくれ手の報を」
「現代の人間、魔法の解明、適による魔法の発癥・・・俺が死んでから世界は隨分とファンタジーになったな。」
「僕が・・・知ってる・・・報は・・・これ・・・・だけ・・・でガァァァアア!!!!」
ガイは自の腕を引きちぎる。
「ガイ!!」
「この能力、このと相良いですね。ありえないほど力を上げれます。・・・・団長時間です。僕を・・・俺を団長の手で殺して下さい。」
「俺にファミリーを殺せってか。」
「お願いです。俺達いや奴の人形は、全て致命傷になる場所を壊せばかなく・・このからも開放されます。」
「くなよ。」
「Tasogare no moryに平穏を」
「平穏を」
靜かに首が飛んだ。
たとえ夜を明かすのに幾億の剣戟が必要だとしても【Web版】(書籍版タイトル:幾億もの剣戟が黎明を告げる)
【書籍版①発売中&②は6/25発売予定】【第8回オーバーラップ文庫大賞『銀賞』受賞】 夜で固定された世界。 陽光で魔力を生み出す人類は、宵闇で魔力を生み出す魔族との戦爭に敗北。 人類の生き殘りは城塞都市を建造し、そこに逃げ込んだ。 それからどれだけの時が流れたろう。 人工太陽によって魔力を生み出すことも出來ない人間は、壁の外に追放される時代。 ヤクモは五歳の時に放り出された。本來であれば、魔物に食われて終わり。 だが、ヤクモはそれから十年間も生き延びた。 自分を兄と慕う少女と共に戦い続けたヤクモに、ある日チャンスが降ってくる。 都市內で年に一度行われる大會に參加しないかという誘い。 優勝すれば、都市內で暮らせる。 兄妹は迷わず參加を決めた。自らの力で、幸福を摑もうと。 ※最高順位【アクション】日間1位、週間2位、月間3位※ ※カクヨムにも掲載※
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