この記憶がなくなっていた時にもう一人の自分、つまり蕾が出ていたのです。この後も彼は悲しみましたが、彼が生きているのならきっと會えると思い頑張って生きることにしました。それからの彼はある変化が起こりました。彼は怒る、つまり好きなもの誰かがれたら意識が薄れていってしまうようになっていました。でも、それが逆に自分とは違う何かと踏ん切りをつけ、彼は友達を作ろうと必死に頑張りました。好きな友達なら好きなものを共有でき、意識も薄れ無かったので次第に意識が薄れ無いようになりました。しかし中學二年生の時に問題は起きたのです。彼を昔イジメていた子が彼の幸せな狀況を気にくわずにそっと彼の大好きなキーホルダーのぬいぐるみをトイレに棄ててしまったのです。それを友達から聞かされ見に行った彼は段々と意識が無くなっていました。気が著くと目の前にはを深く握った跡があり、腹や腕には毆った跡が見られ、顔は綺麗でしたが、涙の後があり、死んだ魚の様なめをしていて、服がボロボロのの子がいました。その子は確かにぬいぐるみを棄てた張本人でしたが、顔以外の深い傷を見て何が起きたのか理解出來ずに辺りを見回すとそこには口を抑えて涙をボロボロと流す友達がいました。彼に何があったか聞こうと思ったら急に、

「來ないでバケモノ！」

と言って出ていってしまったのです。何があったのか全く理解出來ずに彼は次の日を迎えてしまいました。朝學校に著くと皆がざわついていました。何があったのか聞くとぬいぐるみを棄てた子が首を吊って死んでいたらしいのです。