《デフォが棒読み・無表の年は何故旅に出るのか【凍結】》14 あれは食べじゃあありません
先生は母國語の授業と言ってはいたが、それはこの國の歴史の勉強を兼ねたものだった。
「ーー前回の続きからいくぞ。新生は後で聞きに來てくれ。……隣國、サシークとの戦いまではやったな。その後、応戦した際にーー」
「ふ、ぁ〜あ……」
手を上にあげ大きく深呼吸をした。
始めての授業ということで自分でも気づかぬうちに肩肘張っていたようだ。
何分自國の戦果など知りたいと思ったこともなく、何より容がほぼ理解の範疇を超えていた。
何故結婚式の席に呼ばなかったからといって攻めって來るのだ。
謎すぎるだろう。
「ねえ、新生」
「…………」
聲の方に目をやると、肩甲骨の辺りで斜めにざっくり切った髪を揺らしている子生徒が。
髪と同のうっすらきらめく亜麻の瞳はまるで新種の花でも見つけた、というように俺を見ていた。
眼を見ていた俺は不覚にも、のきに対応できなかった。
「あの狼は」
君の食料?
…………。
もう一度深呼吸する必要がありそうだ。
すうーはあー。
すうーはあー。
「もう一度、言って、もらえる?」
「いや、今朝のそのそ、っていうかのこのこ歩いてる獣を見かけたから。この前まであんなのいなかったし君のかなって」
それには首を振るしかない。
間違いではかもしれないが正解ではない。
「俺のじゃあ、ない。ゴルテは、俺が気にったみたいで。ついて來ただけ」
「ふぅーん。でもそれって結局君のものってことよね。じゃあやっぱり食料じゃない」
何だか意見が食い違い過ぎてはいないだろうか。
「え、違うんだ」
俺のさも不思議です、という顔で察したのか認識を
「ごめん、皮を売りにいくんだよね」
改めてもらえなかった。
実用的な考え方をする。
それが彼に対する第一印象だった。
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