《デフォが棒読み・無表の年は何故旅に出るのか【凍結】》41 道中のヒトコマ
「話に熱中して転ばないようになー」
「はーい!」
先生の呼びかけに対してシータだけが素直な返事をした。
俺たちは朝ご飯を食べてからすぐに出掛けた。
昨夜に準備をするよう言われていたから誰も遅れることなく早く出発することができた。
道中、皆で魔の対処法を復習しながら歩いていると、ゴルテが20歩も後ろを歩いてるのに気が付いた。
上手く木などに隠れながらの後追いなので、俺とナイケ以外はーー俺とナイケと先生以外は気づいていないだろう。
「なんなの、何であのオオカミさんついて來てるのさ」
前を行くシータ、アニセラ、ツツラの話に時々參加しながら最後尾でゆっくり歩く。
森への道のりの半分もいったかというところで、そう訊かれたのだ。
「ついてきてって、昨日、言っといた」
「意味分からないよ。魔をあのオオカミさんに退治してもらおうってお話かい? それはそれで愉快なストーリーだけれど、僕にとって面白い語ではないね」
皮混じりの口調は彼の代名詞といってもいいくらいには、こんなことをしょっちゅう言われている。
「君を、喜ばせるための、策じゃあ、ない」
「おや? 策? アレが策だと言う? こりゃ傑作だね」
ギラギラ鈍くる目も彼の特徴の一つだ。
そして、彼と話していて退屈しない自分がいることを、納得できない自分がいる。
「じゃあなにか、アレを囮に魔を倒して自分の手柄にしようとか?」
「フークはそんなことしないよ!」
突然びてきた手に腕を引っ張られ転けかけた。
「フーク、こっち」
アニセラにも反対の手を引かれた。
「……やれやれ、僕の部が悪いようだ。ツツラ、頑張れよ」
何故か膨れっ面のツツラをナイケがめる構図が出來上がっていたことに心首を傾げていた。
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