《デフォが棒読み・無表の年は何故旅に出るのか【凍結】》44 危険な遠足ⅲ
「……っ」
「フーク! わたしたち、どうけばいい!?」
「っと!」
皆んなのく音に混じって、シータの問い掛ける聲が聞こえた。
ナイケが頬に皮な笑みを乗せる。
「その顔を見る限り、すっかり自分の世界に浸って俺は孤獨な英雄、みたいなことを考えていたのかな?」
「ナイケ……そんなこと、全く考えてなかった」
避けるのに手いっぱいながら、全員の位置の把握に努めた。
アニセラは、逃げ続けているのか、遠くからの葉のれるような気配の先にいるようだ。
シータとナイケは意外と近くで、ともすれば互いが走り出せばぶつかってしまうような位置にいる。
ツツラはヒットアンドアウェイを繰り返し、チラチラ姿を見せていた。
「うん、ここは連攜プレーの見せ所だね。僕らが取り敢えず二匹倒してくるのを見してからいたら?」
勝ち誇った顔で、ナイケが駆けた。
向かう先は相棒ーーツツラ。
彼の相手をしていた犬擬きにナイフの切っ先を突き付け、一歩退いた。
そうすると、完全に奴の注意がナイケに集中する。
隙を見逃さなかったツツラのナイフが犬擬きの首筋を捉えた。
「やりぃ!」
見事に傷を與えた彼らは油斷することなく大きく間をとってーーーーナイケに目掛けてナイフを投げた。
「あっ」
自分も攻防しながら驚きの聲をあげたが、ナイフが當たったのはナイケの犬擬きの、牙。
そこまでは見ることが出來たが、俺の敵の犬擬きはどうも特に獰猛らしく、俺が隙を狙うどころか奴がこちらの急所を突こうとしてくる。
やはり、シータと協力して、やるしかない。
〜*〜*〜*〜*〜
やばいです。
戦ってる迫が出ない!
あかん、もうしっちゃかめっちゃか()
次どうしよう……
ではまた次回、ごきげんよう(´・_・`)
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