《人違いで異世界に召喚されたが、その後ハーレム狀態になった件》第20話 記憶喪失な件
「……おっふ…」
俺のとっさに出た言葉に、ルイはハッと顔を上げ、思い切り顔を赤く染めた。
「あの!えっと…!これは…その……」
なにテンパってんの?絶対こっちの方がテンパる狀況だよね?
俺は微だにせず、ルイのり行きを呆然とした顔で見ていた。無論、思考完全停止である。
「あの!えっと……!その!」
顔を真っ赤に染めて、手をブンブン振ってあたふたしている。
……何故だろう、可く見えて來た。
俺がルイに見とれていると、突然、ルイが俺の方を見て、両手を突き出して來た。
「ご、ごめんなさい!翔太さん!」
両目をつむりながらぶルイ。
「えっ……それってどういう…」
『ドン!』
「がはっ!」
俺が喋り終えるよりも先に、後頭部にとてつもない痛みが走った。
「ぐっ…!ルイ……何を……!?」
頭が痛い。視界がぼやける。力がらない。何も考えられない。意識が遠のいて行く。
あっ……終わった……。
俺はその場で意識を失った。
「……さん……たさん!……翔太さん!」
「!?」
意識の遠くで自分の名を呼ばれ、勢いよくを起こした。
「……くっ!頭痛え!」
だめだ。何も思い出せない。
「あ、起きた」
下から聞こえた聲に、俺は視線を落とす。
そこには、正座をしながら俺を見上げているリーナがいた。
「いつまで寢てるの?早く探しに行こうよ、ほかの神」
「お、おう……」
俺に侮蔑の視線を向けるリーナ。起きてすぐその視線はひでえな。
あたりを見回すと、何処かで見たことある部屋だった。というか、最近までこの部屋で寢てたもんな。
「ルイの家の部屋……か?」
「そうよ。ほんっと!何で置いてくかねえ!」
拳を握りしめて怒るリーナ。こわいよ。
「置いてくって、どういうことだ?」
「はあ!?何で分からないの!?記憶でも無くしたわけ!?」
まあ図星なわけだが。
「ま、とにかく早く行こ」
「お、おう……」
こうして、俺らは部屋から出ようと、ドアを開けたのだが、そこで俺は目を見張った。
「えーと……どういう狀況?」
そこには、土下座をしながら微だにしないルイの姿があった。
「本當に!本當にすみません!」
いや分かんない分かんない。何がどうしてこうなったの?
「私が翔太さんの記憶消しちゃいましたー!」
てめえの仕業かーーー!
この野郎!起きてすぐなのに報量が多いんだよ!頭の整理つかねえよ!
……まあ、怒っててもしょうがないか。
「無くしたって……どうやって?」
「突き飛ばして、ドアノブの角に後頭部打ち付けました」
あら隨分とアクロバッティックなこと。
じゃねえよふざけんな!何しやがるてめえ!
俺の怒りの形相に、ルイはあたふたしながら謝る。
「すみません!すみません!本當にすみませーーーん!」
「誰が許すかーー!」
「か、でもなんでも差し上げますから!」
「やめろ!服をぐな!分かった!許すから!」
服をごうとしたルイを、俺は慌てて止めた。
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