《人違いで異世界に召喚されたが、その後ハーレム狀態になった件》第39話 ハイカラに到著した件
『ガタンゴトン、ガタンゴトン』
俺たちは電車に揺られながら……じゃなかった。この世界ではビルディだったな。
じゃあ、仕切り直して。
俺たちはビルディに揺られながら、隣町である、『ハイカラ』を目指していた。
ビルディの座席に座りながら、窓の外を眺める。
「うーん……見慣れない。実に見慣れない」
窓の外には、元いた日本では考えられないような、見慣れない景が映っている。
まず、建ててある建は全てヨーロッパとかでよく見る家。そして、住民が來ている服はとても派手なデザインで、簡単に例えると、ゲームの世界に來てしまったような覚。
それなのに、ビルディの裝はレトロな日本のデザインときたもんだ。
そして何より見慣れないのが、人々が當たり前のように魔法を放つ景。
まだまだこの世界に慣れるには、時間が必要かもな。
と、俺の右隣で座っていたリーナが、俺のことをじっと見つめていたことに気がついた。
「…………どうした?」
「いや、外の景眺めてる翔太の顔が、あまりにも気持ち悪かったからつい……」
「お前ホント口悪いのな!!泣くぞ?公共の場で泣くぞ!?」
「やめてよ、翔太の泣き顔はさらに気持ち悪いだろうし……」
「………………。」
なんか、ココ最近リーナの口が前にも増して悪くなった気がする。
俺が泣き目で顔を俯かせると、俺の左隣に座っていたシリアが俺の左腕に抱きついてきた。
「私はお兄ちゃんの顔、好きだよ?」
「おう……ありがとな、シリア……」
噓でもフォローしてくれるあたり、こいつホントに優しいな。
リーナとは違って!!
シリアは俺の腕を離すことなく、ずっと抱き続けていた。
そんな俺たちのことを、妬ましそうに見ていたリーナの視線を、俺は知らない。
『キイーー!!』
ビルディが大きなブレーキ音とともに停車。
窓越しに見える駅の看板には、ハイカラという文字。
「よしっ!著いたな!」
長時間座っていたため上げづらい腰を、腕を使って持ち上げる。
『プシュー』
そんな音をたて、ビルディの扉が開いた。
駅に人の姿はない。田舎なのかな?まあ、混雑しないからありがたいが。
俺たちがビルディから降りると、間もなく扉が閉まる。
『プシュー』
扉が完全に閉まると、ガタンゴトンという音とともに、再びビルディが走り出した。
シリアが大きな聲で俺に言う。
「やっと著いたねー!!お兄ちゃん!!」
「うんそうだねー。そろそろ腕を解放してもらえないかなー」
「えー……」
俺に言われたシリアは、ふてくされた表を浮かべたが、渋々抱いていた俺の左腕から離れた。
「ごめんな、シリア」
「いーよお兄ちゃん!また後でくっつくから!!」
とてもらしい笑顔を向けてくるシリア。
こいつの笑顔は本當に可い。
と、俺たちの會話を聞いていたルイとリーナが、俺に侮蔑の視線を向けていることに気がつく。
「あ、え〜と……怒ってらっしゃいます?」
ルイが首をぶんぶん振って応答。
「べ、別に怒ってないですよ!!そんな……全然っ!!」
その割には顔が赤い気がする。そんなに怒ってたのかお前。
ていうか何に?
ま、いいか。とりあえず駅を出よう。
俺はいつの間にか先に駅を出て行ってしまったリノを追いかけるように駅を出た。
駅を出てすぐに街に出た。
目の前に、真新しい景が飛び込んでくる。
「……これが、ハイカラ……」
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