以前話したことがあるかもしれないが、俺は兼ねてから能力をものに付與する研究をしていた。

能力と言ったところで実際は魔をものに付與するってだけで大した話ではないのだが。

能力付與を行なったもの、魔法っていうを作ってたのだが、最近になってもしかして人にもできるんじゃないかなと思い始めたんだ。

何故そんなことを思いついたかと言うと、魔獣どもが召喚陣を使った合によって生まれているからだ。

何を考えていたかよくわからないが魔師たちは、召喚する工程であらかじめ命令文を組み込んで召喚しており、あんまり効果は見られなかったが生に魔の付與は功していた。

もしこれが、人間にできれば、わざわざ何十年も書けなくても簡単に強化人間を作れるし、「俺のユニークスキルは…」とか言いたいよね！

浪漫だよ！ロマン！

の魔師たちは困していたがオッさんたちはウンウンと頷いている。

冗談だ。

ロマンだけならこんな大変な作業はやりたくない。

スキル付與の研究を始めた理由はこの世界の人間の非力さにある。

まぁ俺が今住んでいるここ通稱聖域というらしいが、魔の聖地であり、世界最高の戦力が集まる人外領域と化している。

ここにいるとよくわからないが、例の衛星で覗き見したところ、普通の人間は相當弱い。

筋のつきの良い、歴戦の強者のような風貌の奴が、ツノの生えてうさぎの魔獣にど突かれてがバラバラになって死んでいた。

しかも、武とかも魔獣には刺さらずただ蹴散らされるだけという事態に流石に危機を覚えた。

1000年もかけて増やした人間たちが聖域以外から居なくなってしまうと。

その考えから、即急にスキル付與の研究を急がした。

ハッピー主神教とかいうめっちゃ著された俺を神と崇める宗教があり、最近はそいつらの派閥爭いで々あったがそこは割するが、この世界はこの宗教とその系統の宗教しか存在しない。

現狀、魔師と始祖の族とかいう連中が仲悪くそれらを収めている。

中には無宗教という奴らも多く、そいつらは魔師の加護をけれず魔獣の餌になっている。

ただ魔師たちも無限にいるわけでないので信者といえど全員を守ったりは出來ない。

だから、スキル付與ができるようになれば魔師を外に出さずに済みその他の研究もはかどるはずだ。

「よし、研究を始めよう！」