怠い。

流石に一人でやるのは無理だった。

ステータスを付與するのは出來た。

それだけでは意味がない。

人間たちにはレベルアップしてもらいたいんだ。

テッテレーレベルが上がった

みたいなやつがやりたい。

星を覆う魔法陣から地上の人間にレーザーを照しステータスを付與してやったが、レーザーのレも知らない。魔って何？みたいな一般人には神の奇跡みたいに見えたらしく衛星からは仕事もセッ○スも放り出して空に向かってお祈りをする姿が見えた。

チッ、はやめろ。

見たくもないもん見ちゃったじゃねえか。

各地に、世界中に存在する教會を通して神託というなの電話みたいなやつで神にステータスの使い方を説明するように言って通信わ切った。

問題は、

問題はレベルアップなのだ。

よくある魔を倒すとその力を吸収しレベルアップとか、魂の力を吸い取りレベルアップとかテンプレな方法は無理だった。

魔師にレベルアップの実験をやれと言ったところ、サイコパス野郎が手を挙げた。

こいつは以前、花見をしたいとイベントを開催した際に普通の花を持って來た人に論外と言って追い返し、グロテスクなばかりを集めて見せて來たサイコパスだ。

この世界にはサイコパスという言葉はなく、俺がこいつに事あるごとにサイコパス、サイコパスと呼ぶものだから稱號か何かと勘違いをし、僕はサイコパスです！とか言ってた。

やっと認めたかサイコパスめ。

ダンジョンに勝手に侵し魔師たちに捕縛されていた人間を集め実験に使うことにした。

まず、魔を倒すとレベルアップという方法を試して見た。

まず魔を倒すし魂がから離れる時にに蓄積されていた魔力が大気中に分散されるはずのものを吸収し、強化するというものだが、これにはかなりの魔を付與せねばいけなく時間がかかり過ぎて、的には480年程、これでは人類は滅びてしまうので、卻下した。

次に魂を吸収する系をやったのだが、いきなり被験者が発狂し出して自分のを引き裂いて死んでしまった。

何が起こったのかよくわからないという理由でサイコパスが10人ほど犠牲にし、無殘な死が転がった。

結果は無理。

原因は、魂の吸収により二重人格化し、殺されたことに恨みを持つ魔の魂にを引き裂かれ死んだようだ。

奴は終始聲を挙げて

「ひっひひ、ゴメンねぇ？僕らの為に犠牲になってね？」

とか言ってた。

しかも、強化に失敗して半魔化した人間たちを集めて勝ち殘ったら治療するという名目で戦わせていた。

俺でも治療なんて出來ないぞ？と思っていたら奴は勝ち殘った男を火の魔で焼き殺し何事もなかったかのように振舞っていた。

背徳ポイントとかあったらこいつはカンストしているなとかどうでもいいことを考えたりした。

とりま、流石、サイコパス

結局、2900人程、殺して出た方法は解放式というものだった。

まず、いきなりlv100くらいまで人間を強化し、同時に弱化の魔を付與し殺した敵に応じてしずつレベルを解除する方法だ。

はっきり言ってレベルアップなのか疑問に思うやり方だがこれしかなかったから仕方がない。

3日後、まだほとんどの人間が寢靜まっている時間に魔を照し無事に、何事も起こらず付與は終了した。