《俺の周りのは全員なんだが必ず何か重大な欠點がある!》20話 冒険者無雙!
 俺は冒険者ギルドの前につくと背中にいるエルザを地面に下した。
 「なんで私を下したのだ?」
 「その原因については俺が冒険者ギルドの中にったらすぐわかるから」
 千鶴とルビーは大予想がついているような顔をしていたが、 昨日眠っていたエルザと昨日この場にいなかったハクは、 不思議そうな顔をしていた。
 そして俺は大きく深呼吸してから冒険者ギルドへの扉を開いた。
 「死にさらせぇぇぇぇぇぇぇ!」
 「昨日は、 逃がしたが今日こそはぶっ殺してやるぅぅぅぅぅぅ!」
 「ヒャッハー! 汚は消毒だぁぁ!」
 俺が中にると予想通りもモヒカン隊の奴らは俺に襲い掛かってきた。
 てか最後の奴本當にも心も染まってんな。
 昨日は俺も油斷したからまんまとこいつらにしてやられたが今日はそうはいかない。
 それに最近ストレスが溜まってたからこいつらをサンドバックにしていいストレス解消もできそうだしな。
 「かかってこい! 全員祭にあげてやる!」
 俺はそうんだ瞬間俺VSモヒカン隊の対決は始まった。
 モヒカン隊の中には結構いいきをする奴もいたが、 俺のチートなステータスからすると瞬殺だった。
 
 「なあなあこれは一何なのだ?」
 「私にもわからん」
 「きゃあ! 俊さん素敵ですぅぅぅぅ!」
 「黙ってなさいアホ神! 俊のカッコいい聲があんたのせいで聞こえないでしょ!」
 「そういう千鶴さんだって大きな聲出してるじゃないですか……」
 「なんか言ったかしら?」
 「い、 いえなんでもないです!」
 「なあこれはいつになったら終わるのだ?」
 「多分三十分ぐらいだろうな」
 
 あいつらは一何を話してるんだ?
 てかモヒカン隊の野郎倒しても倒してもきりがないな!
 しかも倒したと思ったらすぐに立ち上がって俺に襲い掛かってくるし、 こいつらの生命力は、全人類の嫌われ者Gと同じかよ。
 俺とモヒカン隊の死闘? は、 ハクの予想通り三十分で終わった。
 そしてこの戦いの勝者は……
 「僕の勝ちだ!」
 當然俺である。
 奴らもかなり頑張ってはいたが結局のところ俺にかすり傷すら負わせることもなく勝ってしまった。
 だが適度に運したことによって俺はかなりストレス解消できた。
 なので俺はこいつらには結構謝している。
 
 「俊お疲れ様! カッコよかったわよ!」
 「俊さんご褒として私にファーストキスをあげます!」
 「お前らにそう言われても嬉しくねぇよ。 あとルビーのファーストキスの勝ちなんざその辺に落ちてる犬の〇ン以下だからいらねぇよ!」
 「はう! 俊さんのその私を見下した目! 堪らないです!」
 そう言いながらルビーの奴は、 口から涎を垂らしていた。
 なんかこいつの変態レベルがどんどん上がってきてるんな。
 そんなレベル上げるんじゃなくてステータスを何とかしろよ……
 「俊お疲れなのだ!」
 
 エルザはそう言うとすぐに俺の背中によじ登ってきた。
 「おう。 ありがとな」
 「シュン。 あいつらは一何んだ? お前に対して強い憎悪を抱いているようにじたが?」
 「あれは憎悪というより嫉妬だな」
 「嫉妬?」
 「ああ、 俺の周りって“一応”人なが多いだろ? それが奴らにとってはうらやましんだろうよ」
 俺もこいつらのことを人だとは、 認めるがいかんせんデメリットがひどすぎるからな。
 ああ、 誰でもいいからこいつらを普通のと換してしい!
 「び、 人……」
 「お~い。 どうかしたのか?」
 俺がハクの前で手を何度もふってもハクはなんの反応もせずハクの顔は真っ赤だった。
 
 「俊さん! きてくださったんですね!」
 ラピスさんは仕事にひと段落ついたのか俺たちの元へと小走りで駆け寄て來てくれた。
 
 「ラピスさん! 走ると危ないですよ!」
 「大丈夫ですよ!」
 ラピスさんはそう言った瞬間こけそうになったため俺はそれに気づくとラピスさんを優しく抱きとめた。
 「す、 すいません」
 「いえ、 お気になさらず。 それより怪我はありませんか?」
 「はい……」
 ラピスさんは俺に抱きとめられたのが恥ずかしかったのか顔が真っ赤ではあったが、 それと同時に俺に対してだと思うのだが熱っぽい視線を向けてくれるようにじた。
 お! これは後しでラピスさん落ちるかな!
 俺のギャルゲーで鍛えられた勘がそう伝えている。
 
「俊? 何やってるのかしら?」
 だがそんな狀況を許さない魔王が俺の背後にはいた。
 そして今回の千鶴は金のオーラの中に赤のオーラを纏っていた。
 こ、 これは伝説の超界〇拳!
 原作では登場せずアニメ限定で登場した知っている人がない悟〇さんのレア形態じゃないか!
 さては千鶴も相當なドラゴン〇ールファンだな!
 ハッハハ! ってそんな暢気に笑ってる場合じゃねぇ!
 「いや何って、 ラピスさんが転びそうだったから助けようと……」
 「俊にっていいのは私だけよ! だからそんな俊にはお仕置き!」
 「そんな馬鹿な!」
 そして千鶴は、 包丁を持ちながらゆっくり俺に近づいてきた。
 ど、 どうしよう! この狀況何か打開策はないのか!
 いや! 一つだけある!
 俺はそう判斷するとルビーの方を見た。
 「俊さんどうかしたんですか? まさかやっと私の気持ちに応えて……」
 「違うわ!」
 俺はそうんだ瞬間ルビーの髪を思い切りつかみ、 包丁を振りかざし今にも俺をきろうとしている千鶴の前に持ってきた。
 「俊覚悟!」
 「いつもやられっぱなしの俺じゃないんところを見せてやる!」
 そしてルビーは俺の代わりに千鶴にきられた。
 「俊! 早くそのアホをどかして大人しく私のお仕置きをけなさい!」
 「絶対に嫌だぁぁぁ!」
 「はあはあ。俊さんからとして扱われてる。 これはこれで堪りません!」
 結局ルビーは、 千鶴に百回ほど刺されたあたりで気絶し使いにならなくなり、 俺は千鶴のお仕置きをける羽目になった。
 そして今日も今日とて三途の川で爺ちゃんに會った。
 「なあ俊や。 いい加減諦めたらどうなんじゃ? 正直そこまでお前のことを思ってくれるおなごなど金際現れんじゃろ。 それにその子人なんじゃろ?  それの一どこに文句があるんじゃ?」
 「いやいや! 思てくれるのにも限度があろ! いくら何でもの子にっただけで三途の川に送られるなんてやばすぎだろ!」
 「四の五の言わずそのおなごと結婚するんじゃ! これは爺ちゃん命令よ!」
 「黙れクソ爺! それと最後ハ〇ヒの真似して言ってるんだろうがな! あれはが言ってるから意味があるのであってあんたみたいなよぼよぼの爺に言われてもちっとも嬉しくないんだよ!」
 「な、 なんじゃと! この馬鹿孫が!」
 「やるか! ハゲ!」
 
 そんなことをやってると俺の事を呼び戻そうとする聲が聞こえてきた。
 「爺ちゃん。 どうやらお迎えのようだ」
 「全く。 もう二度とこっちに來るんじゃないぞ。 我が孫よ」
 「善処するよ……」
 でも千鶴が俺の近くにいる限り絶対に無理な気がするけどな。
 そして俺は爺ちゃんに別れを告げてから目が覚めた。
 「俊大丈夫か?」
 
 どうやら今日の俺の膝枕擔當はハクのようだ。
 「ああ、 大丈夫だ」
 「なあ俊。 チヅルと呼ばれるとお前は一どういった関係なんだ?」
 「なんでそんなこと聞くんだ?」
 「あののお前への嫉妬があまりにもすさまじかったものでな。 それにお前このままだと本當に死ぬぞ?」
 
 全くハクの言う通りだよな。
 俺だって本當はあいつから離れたい。
 だがあいつは何故か俺の居場所がわかるんだよな。
 
 「あいつは俺の唯の馴染だよ。 それであいつは、 俺に対して異常な好意を向けているんだよ」
 「なんでチヅルはお前に対してそこまでの好意を向けるんだ?」
 「それがわかったら苦労しないぜ」
 なぜ千鶴はああなってしまったのか。
 普通告白を斷られただけであそこまでなるか?
 今度あいつに一度聞いてみるか。
 「シュン様! シュン様はおられませんか!」
 
 そう言ってレオンの奴は、 昨日よりも焦ったような顔で冒険者ギルドにはいってきた。
 「どうしたんだよ。 バイオ〇ザードに出てくるゾンビみたいな顔して」
 「シュン様の仰ってている言葉の意味はよくわかりませんが、 間違いなく馬鹿にされていることだけは理解できます! そんなことよりも大変なんです!」
 「だからなにが大変なんだよ。 早く要件を言え」
 「じ、 実は城からシュン様宛に手紙が屆いたんです!」
 「は?」
 俺はレオンが言っている意味が分からず、 首を傾げてしまった。
  
 
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