《お姉ちゃんがしいと思っていたら、俺がお姉ちゃんになったので理想の姉を目指す。》38話 馴染家族もいるととんでもない大家族に見える件。

【前書き】

こちらって挿絵機能あるんですかね?

現狀わからないので挿絵がついてないです。

タイトルに☆があるものは挿絵ありとなっていますが、気になる方は小説家になろうの方をご覧ください。

#########以下本編#########

ラジオも無事?終わり私たちはまたもや自分たちの席に戻る。先程の件をネタに真をからかってやっているのだけれど、しからかい過ぎたのか拗ねてしまった。

興味を持つのは思春期男子としては自然なことだからね、別にムキになることもないと思うのだ。まぁ思春期だからこそ熱くなりやすいというか、素直になれないのかもしれないけれど。

私としてはこー、にっこにっこからかい合えればいいなぁとは思うんだけどね。前世では飲みに行くとそんなバカ話とかしてゲッラゲラ笑い合ったもんだから、そうできないのがし寂しくもある。

まぁ今回ばかりは私が先を急ぎ過ぎたのだろう。皆は本の中學生、片や中人のなんちゃって中學生。そりゃ意識の齟齬が出て當然というもの。先を行く私だからこそ、ここは大人として周りに合わせるべきだろう。反省反省。

とは言え、真もそこまでぷんすこしてる訳では無い。結構単純なやつだから、し時間が経てばいつも通りニコニコとし出す。……まぁそれは気を許している相手にだけだけど。

さて、席に戻った訳だけれどここから怒濤のように々な種目が行われていく。

応援団と全校生徒による応援合戦。

そしてそれが終われば各學年の徒競走。

その次にパン食い競走、からの障害競走。

そこまでやってようやく午前の部は終わり、大抵の學生が待ちわびるお晝休憩だ。

因みに今日のお弁當は私の手作りではない。いや、いつも通りやろーかなーと思っていたのだけれど、お母様が「ワシがやる。お前は手を出すな」と威圧してきたのである。結構な量になるだろうし私も手伝うよーと言ったけれどそれも「いらぬ」の一言で一蹴。臺所はお母様の戦場と化してたよ……。気合いのりようが半端じゃないよね。

『これより、紅白対抗応援合戦を開始致します』

そうこうしているとあっという間に次が始まった。

アナウンス通り紅白応援合戦である。何をするかといえば白組、赤組共に互いを応援し合うというもの。音頭を取るのは各組の代表だ。代表者は3年生から選抜され、その代表者が選手宣誓とか最後の旗の取までやる。一番忙しいと言っても過言ではないだろう。

現に各代表は今もし長めのハチマキを揺らしながら壇上に上がっている。

先に音頭を取るのは紅組のようだ。

紅組の代表は壇上にて大きく両手を広げ聲を張り上げる。

「白組のー!勝利を祈ってー!フレェー!フレェー!しーろーぐーみ!!」

紅組の代表は凜々しい聲を上げながら振り手振り。そして、代表の聲に合わせ生徒達もフレー!フレー!と復唱する。

と、いうのを赤白共に繰り返して終わり。なんともまぁ呆気ない。

あっさり塩味?

見所がないからねぇ。こんなもんでは?

それよりも皆が待ちんでいるのは実際にかす競技だ。や応援合戦……それも良いでしょう。みんなとの一を得られる素晴らしいものだとは思う。けれどね?中學生ですよ?めちやめちゃ力持て余してるお年頃ですよ?はっきりいってそれらの良さを知るにはまだまだ子供で、そんなことよりもさっさとかして発散したいのだ。

実際に周りの様子を見てみれば、次は徒競走ということで活き活きとしている。や応援合戦の時なんかはめんどくさそーにしてたというのに、そんなのは何処へやら、今は水場を得たカエルの様に輝いている。

『次は一學年徒競走です。選手は――』

「來たか……行くぞ!野郎ども!!」

『おうっ!』

聞き覚えのある男子生徒の誰かが音頭を取り、それに習うように気合をれる男子たち。

いいねぇ、いいねぇ!輝いてるよー男子!と思う私もれば、反面、なーんかガキっぽいなんて斜に構えた私もいて思わず苦笑する。

どっちが本心なんだか。

「琴ちゃんもほらいくよー」

「え?あ、うん!」

みーちゃんに手を引かれたので、慌てて返事をし歩を進める。

徒競走。

なんてことは無いただの100mを8人くらい並んで走るというもの。

因みに私は、徒競走と言えば一位を取ったらゴールテープをきれるんでしょ?とワクワクしていたものだが、実際に走り一位でゴールに到著しゴールテープにれる瞬間、ゴールテープを摑んでいた二人がひょいと上に上げてしまい、私は虛しくもゴールテープの下をくぐり抜けるだけだった。

……アレを経験した時何かを裏切られた気がしたよね。

パンッ!とスターター・ピストルが鳴り生徒達が走り出す。

おうおうやってるねー。こーやって待ってる時間って意味もなく張してしまうよ。まっ、私ぐらいになればこの程度の張は寧ろ心地よい。

中には表くしている者もいるが、それはまあ仕方ないだろう。ていうか中學生らしくて可いね。

私はふとあることが気になりキョロキョロと周りを見渡す。

周りには沢山の人、人、人。

この中から特定の人達を探すのは骨が折れるというもの――っていましたわ。

私が探していた人達、それは私の家族である。ブラザーズと母と父と、それとばっちゃまにみーちゃん家族えーんど真の家族だ。

……あそこだけ度高ぇな。

まぁこの三家族は家族ぐるみで何かをするってことが多いからね。運會ともなれば集まるのは必須。お晝はワイワイすることになるんだろーなー。

さて、そんなことを考えていたら私の番だ。

くっふっふっふ。

ブラザーズが見てる。見てるよー!

ここはカッコイイ姉パート1を魅せる時!

目指すは一位。それ以外はいらぬ!

待っててねー!お姉ちゃんの本気を見せたげるから!!

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