焼屋で々とサービスされて高いなどをたくさん食べた。店員さんも途中から一緒に食べるというイベントもあったが楽しかった。

そして今は、満腹の余韻に浸っているところだ。

「味しかったわね、特に牛タン」

「タレをつけて食べるのも良いが、レモンは特に良かった」

「クッパもあっさりとした味で味しかったよ」

「ナンコツ〜〜」

（骨味かったぞ。特にあのコリコリとした食。楽しかった）

「あぁぁ、沙雪ちゃん可いな〜」

店員さんは途中から來て食べ始めたけど終始、俺の方を向いて食べていた。

俺が視線を向ける度に、すごい嬉しそうな顔をするから注意出來なかった。

「あの、こんなにサービスしてくれてありがとうございます」

「そんな堅苦しくしないで良いよ。でも強いて言うなら、でさせてくれないかな？」

「それぐらいなら……」

「では、失禮して」

店員は、俺の頭に手を乗っけて優しくで始めた。

「髪サラサラだぁ……手れ大変ですよね？」

「大変ですよ……だって、シャンプーで髪の汚れを落としたらシャワーで洗い流して、タオルで髪の水分を取ってから、トリートメントを髪の中心から先まで付けた後、シャワーキャップを保溫目的で被って數分間放置して分を浸させた後、シャワーキャップを外してコンディショナーを軽く馴染ませた後、シャワーで洗い流すというクソめんどくさい工程があるんだからな！」

「あははは……」

店員は驚いた。

すごくめんどくさい工程を教えられて。

心をもった。

髪にそこまで気を遣っているということに。

畏怖した。

そこまでやるのかと……。

そして、思った。

子力の神様は沙雪ちゃんだったんだね。

＊＊＊＊＊

満腹の余韻に浸り終わったので、會計を済ませて焼屋を出る。

「またのご來店お待ちしています」

店員に見送られて外に出たら、気溫も低くなっているし隨分と暗くなっていた。

そんな事を思っていたら、店員は後ろから俺の肩に手を置いて耳元で囁いてきた。

「またね、神様・・・」

「！？」

反的に後ろを振り向いたら、店員は俺にしの間、微笑んでから店に戻っていった。

（何だったんだ？でも、さっきの笑顔可かったな……名前聞いとけば良かった）

聞きに戻る勇気はないので、そのまま３人様に付いて行きホテルに帰るのだった。

＊＊＊＊＊

ホテルに著いて泊まってる部屋に戻ってきた。

「あぁ、あったかいぜぇぇ」

俺は帰ってくるなり敷いてあった布団にコートをいでダイブした。

「あぁ〜沙雪は冷たい〜」

「ぐへぇ」

紗香もコートをいで俺の上に覆い被さってきた。そうされると、俺の背中に紗香のお様が主張してくるのをじられる。

（紗香のお様！いつもらかいでございまする）

お様を堪能している中、母さんと姉貴は荷を置いて溫泉に行く準備をしている。

「あ、俺は部屋の風呂で良いわ」

「そう、紗香はどうするの？」

「私も部屋ので良いかな」

「それなら、浴槽にお湯出しておくわね」

「ありがとうさぎ」

母さんは浴室にり、浴槽の中にお湯を出して戻ってきた。

「行ってくるわね」

母さんは著替えとタオルなどがった袋を持って部屋から出て行った。姉貴も準備が終わってブツブツと呟きながら部屋から出て行こうとする。

「今日は溫泉上がったらコーヒー牛でも飲むか。あ、沙雪」

「何だ？」

「牛買ってきてやるよ」

「じゃあ、私も」

「分かった」

そう言って姉貴も部屋から出て言った。

（何で牛なんだ？何かあったか？えーっと……あ）

昨晩の出來事を思い出した。

（姉貴よ、覚えていたか……）

俺は一本取られた様な気持ちをける他に、気恥ずかしい気持ちもけるのだった。