《朝起きたらの子になってた。》旅行 Last

「うぅ……名前しか分からなかった……」

現在、3人様と一緒に空港周辺で時間を潰す目的で歩き回っている。常時、俺のミニスカ辺りに周りにいる人から視線をじるがそれどころではない。

「大丈夫だ、そんな時もある」

「姉貴は呑気で良いなぁ?」

「葉わないなんか、そこら辺にゴロゴロ転がっているだろ。だが、それを葉えた者はリア充と呼ばれて、からかわれるがな」

「それは嫌だな」

姉貴とそんな會話をしていると、紗香は俺の後ろから不意を突いて抱きついてきた。

「沙雪には私がいるもんね」

そう言って、紗香は俺の頬っぺたにスリスリしてきた。周りにいる人の視線が増えた気もするが気にしない。

「紗香は悪い男に引っかかるかお兄ちゃんは心配だ」

「酷い!」

そんなじで歩き回っていると、良いじの灑落た外裝の店を見つけた。 出ていた看板を見るとパスタ専門店のようだ。

「ここでお晝にする?」

「「ここで良い(よ)」」

「決まりね」

流れるように、俺の意見を聞かずに母さんは店っていく。その後姉貴、紗香、俺の順番でる。店裝は、薄暗いじでライブクッキング形式の店だった。

「いらっしゃいませ、カウンターの席へどうぞ」

店員に席を勧められて座る。

だが、肝心なものがない。

「メニューはどこにあるのかしら?」

母さんが店員に聞いてくれた。

「メニューは座いません。お食べになりたいパスタの名前を言って頂かれればお作りします」

店員は氷水がっているコップを4人分置いて近場で待機する。

「そう、何にしようかしら……」

母さんは考え始めた。

(うむ、ここはカルボナーラでいこう)

俺は速攻で考えついたパスタに決めた。

「紗香さんは、何にしますか?」

「私は王道のミートソース」

「姉貴は「ピリ辛ペペロンチーノ」ピリ辛「いるに決まっている」左様で……」

「よし、決めたわ」

(何に決めたんですかね)

「では、ご注文をどうぞ」

タイミングが良いのか全員が決まったところに先程の店員が注文をとる。

「クリームソーススパゲティ」

「ピリ辛ペペロンチーノ」

「王道のミートソース」

「カルボナーラ」

4人一斉に喋った。何故かって? 店員は1人ずつと言っていない。なら、4人で言っても問題な(ry

(それにしても紗香、王道ってのも名前にってたんだな)

店員は、ペンを素早くかしてメニューを書いていく。

「これで良し……貴方〜 クリーム、ピリペペ、王ミート、カルボ1つずつよ」

「あいよ」

(貴方ってことは夫婦で経営しているのか? まぁ、どっちでも良いが)

奧の店員の休憩スペースらしきところから凄くガタイの良いおっさんが出てきた。

「では、作る」

おっさんは手短に喋って、4つのフライパンをコンロに置いて火を付ける。

ここまでは普通だったのだ。だが、ここからがやばい。

4つのフライパンをいっぺんに使っているにも関わらず、全く別の工程を遂行しているのだ。それに同時にパスタも沸騰しているお湯の中にれている。

(巧みな技だ……)

おっさんの料理を見ながら待つこと8分ほど。

「召し上がれ」

おっさんは4つのパスタ料理を同時に仕上げて、俺達の前に出した。

「いただきます」

(どれどれ……)

俺が頼んだのはカルボナーラだ。麺をフォークで巻いてみる。

(なめらかに麺が絡みつく……)

その巻いた麺をぱくり。

「ん……うまぁ……」

濃過ぎず、薄過ぎずの味付けでソースが味しい。

次はベーコンと小松菜も混ぜてぱくり。

「んぁ……最高……」

カルボナーラは白いがある食べ。沙雪さんはその白い食べを食べてうっとりとした表で「味しい……」と言っているので沙雪さんはえっ(ry

*****

それから數分後。

俺の目の前には空っぽになった皿が1つ。母さん、姉貴、紗香も食べ終わっていて、食後の余韻を幸せそうな顔をして味わっている。

そして徐に母さんは呟き出した。

味しかったわ、パスタの中の頂點だわ」

「あぁ、異論はない」

「うん、王道だった」

3人様は満足したようだ。俺も満足したからそろそろ……

「あ、母さん、こんなゆっくりしてて良いのか?」

「あ……ごめんなさい、會計お願いしても?」

「かしこまりました」

會計を済ませた後、俺達は店を出て空港までダッシュすることになった。途中、俺のスタミナが切れて紗香におんぶされてからのダッシュをされてすごく気持ちが悪くなった。あれは、特急じゃなくて快速特急だったね。

だが、その甲斐あって飛行機の搭乗時刻に間に合うことが出來た。

「はぁ……疲れた」

「沙雪、疲れたからって広げない。パンツがしたくなっちゃうから」

「変態⁉︎ まぁ、別に良いだろ、右が姉貴で左は紗香なんだし」

「沙雪は自己防衛能力が低い。これは一回、私に襲われた方がいいと思うよ?」

「何でそうなった⁉︎」

そんな會話もありながら、俺達が乗った飛行機は青森から羽丸空港に到著した。その後は、空港に停めてある自車で家に帰宅する。

「ねぇ沙雪?」

「何だ?」

「今回の旅行で點數を決めるとしたら何點?」

「ん〜〜……」

俺的にはこの旅行の點數を付けるとしたら、100點満點中68點ほどだと思う。理由としては、訪れたかもしれない春を逃したこともあるし、紗香にヘディングをされて起こされたのも響いてる。

でも、一概に言えることは4人で旅行に行けて楽しかったことかな。

ーー旅行   終

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