《朝起きたらの子になってた。》ちっぱい様を大きくされてるところ。

ーー帰るよ~沙雪~

椅子に座って機に俯せになって寢ている俺に、紗香はゆったりとした口調で呟きながら、俺を揺する。

「んん~……」

「「「「沙雪ちゃん起きて~~」」」」

「!?」

紗香の後に四方八方から子達の聲が聞こえたので、瞬時に機の上から頭を離して周囲を伺う。

「あ、起きた。もう帰りの會終わったよ」

「沙雪ちゃん一緒に帰ろ~」

「どこか寄って遊びに行こうよ~」

何故か俺の周りにはクラスの子達がスタンバイしていた。

この狀況がよく分かっていない俺に紗香は耳打ちしてくる。

「……放課後になったらいなくなってるだろうと魂膽だったかもしれないけど、寢てるなら寢てるででられてたよ」

(なんだと……? 俺の作戦は無駄になったのか……。なら、さっき揺すってきたのは子達だったのか)

「は~い、ちょっと退いて~」

1人の子が俺の周囲にスタンバイしている子達を掻き分けて俺の機に手を置いた。

「ねぇ沙雪ちゃん、さっきの話なんだけど」

1人の子とは莉奈さんのことで、俺の言葉遣いに疑問を持った人だ。あと、紗香の人候補。

「あ、俺じゃなくて、私、紗香と買いする予定だったんだ。だから、また今度ね~あははは」

「あ、ちょっと……」

俺は椅子から立ち上がり、紗香の手を引っ張って教室のドア目掛けて子達のを潛り抜け早歩きで逃げる。

だが、莉奈さんはそんなに甘くはなかった。

「逃がさない!」

「ちょっ……」

莉奈さんは機の上に乗ってからジャンプして子達を飛び越える。それから俺と紗香が握っている手を引き裂くように離して、後ろから俺に抱きついてきた。

「捕まえた。……ねぇ、白狀しない?」

莉奈さんは慎ましやかなお様を俺の背中に押し當て、右手をお腹に、左手を顎に添えてきた。

(なんだこの狀況は? それに莉奈さんから甘い匂いが……)

莉奈さんの行にどぎまぎしていると、俺の耳元に莉奈さんは顔を近づけて囁いてくる。

「……初心なんだね。紗香とはこういうことしないの?」

「なにを……」

「まぁ、それは置いとくとして……。沙雪ちゃんは紗香のこと、紗香お姉ちゃんと呼んでいたよね。それに、自分のことは私と呼んでいた」

「……」

「でも今の沙雪ちゃんは自分のことを俺と呼んでいるし、紗香のことも呼び捨て。これはどういった理由なの?」

(無駄に鋭いな……その時の記憶なんてないけどな)

だから、俺はこう答える。

ーーさぁ?

「ほぅほぅ、罰ゲームがお好みと……なるほどなるほど」

どうやら俺の回答はお気に召さなかったようだ。

莉奈さんは俺のお腹をっている右手をしずつ上にずらしていく。顎に添えている左手は徐々に下にずれていく。

「ねぇ、紗香の大きいと思わない? 羨ましいと思わない?」

「えっと、それは……」

「私はすごく羨ましい。だって、私のはあまり大きくないから……」

殘念そうな表をして莉奈さんは俺にを預けてきた。だが、莉奈さんの両手は俺のあるところを目指していている。

「思ったんだけど、紗香が大きいなら伝して沙雪ちゃんも大きくなるよね」

「何を言って……」

「……私が沙雪ちゃんの小さいのを大きくする作業、手伝ってあげる」

そう呟いて莉奈さんは、俺のちっぱい様を優しくみ始めた。

「ちょっ、ちょっと待って、んん……んぁ」

「どう? 気持ちいい? ちゃんとコツは分かってるから安心して。男子みたいに貧相なり方はしないから」

莉奈さんは俺のちっぱい様を痛くしないように丁寧に優しくる。

「ぁ、やだぁ……なんかダメェ……」

無意識にか弱いの子のような聲が出てくる。俺はから力が抜けて莉奈さんを支え切れずに近くにあった機の上に押し倒される。

(やばい、莉奈さんが的確に俺のちっぱい様を……)

Yシャツの上からだというのに、莉奈さんのテクニックが凄過ぎて気持ちいい。

そんな俺の反応を見た莉奈さんは調子に乗り始める。

「沙雪ちゃん可い……。ほら、もっといで、大きくしてあげるから。あ、ほら、ここくなってきたよ。じてるんだね……」

莉奈さんは俺のちっぱい様の先端をクリクリとね回す。ブラを著けているにも関わらず、莉奈さんは場所が分かっているようだ。

「あ、だめぇ……なんかくるぅ……」

「良いよ、いって!」

「分かった♪」

「え……?」

莉奈さんの行為に紗香は反応して、ガシッと音が出るような強さで莉奈さんの両手を鷲摑みして、俺のちっぱい様から手を退かせる。

「ちょっと、落ち著かない? 私は良いことをしてたんだよ?」

「莉奈にとってはね」

「あ、私、バイト「中學生でそのネタ使えると思った?」お母さんが私を呼んでいる!「いつ、それに気づいたの?」……」

反論をされて莉奈さんは俯き、表が見えなくなった。そんな莉奈さんに紗香は追撃をかける。

「それで、何か言い殘すことは?」

莉奈さんは顔を上げて髪をかきあげる仕草をして、紗香の要求に応えた。

「……ふふ、ここが私の墓場か。思い返してみれば、碌な人生……」

ーー長くなりそうだから、言わせない!

紗香は莉奈さんを親の仇! と言わんばかりに脇を集中攻撃する。

「さて、まずはーー必殺! メリーゴーランド!」

「痛い!あ、でもくすぐったい。ま、待って、それはダメだって! おかしくなるから!」

過剰な反応をしているが、俺の目には脇に円を描くように擽っているようにしか見えない。

「では、次ーー必殺! ゴーカート!」

「ぐふぅ……」

苦しそうにしているが、俺の目には脇を髭剃りで剃っているような仕草にしか見えない。

「じゃあ、最後ーー超必殺! 宇宙の螺旋ワールド・スパイラル!」

「あぁぁぁ、消えちゃう! 何もなくなって、虛無に……ガクッ」

莉奈さんは気を失ったが、俺には紗香が莉奈さんの脇をっているだけにしか見えなかった。

勝敗は紗香の完勝だ。

「さて、悪い者はやっつけたから帰ろっか」

「あ、あぁ」

俺と紗香は気絶した莉奈さんを見捨て、クラスの子達を背景にして帰路に就くのだった。

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