《朝起きたらの子になってた。》まさか、バレてるのか?

々と問題が発生したが、俺は競泳水著を買って、やっと自由になれたので制服を著て安らぎを得た。

(スカート履いて満足している時點で、もうアウトだな……)

「沙雪さんの水著も購したことですし、この後何しましょうか?」

「うちは、なんでもいい」

「私はお腹が空いたわ」

いつの間にか學級委員は復活しており、この場にいるが気にしない。

「そうですわね……。良いことを思いつきましたわ!皆さん、夕食會にご招待致しますわ」

*****

ということでやって來ました。天院さんのご自宅。

院さんの家はリムジンに乗り、快適な移を30分ほど経過した場所にあった。母さんには、晩飯食べて來るからとメッセージを送ったので大丈夫だ。

「というか、これ自宅って言うより、ビルだな……」

院さんの家は橫に広いのではなく、縦に広かった。おそらく、10階ほどあるだろう。

「そうね」

學級委員はさも當然のように俺の隣にやってきた。

「學級委員、なんで「結」ん?」

「私には結って名前がある。だから、學級委員じゃなくて、結って呼んでくれると嬉しいわ」

「そうですわ。わたくしにも天院ではなく、麗華とお呼びして頂けると嬉しいですわ」

「分かった。結、麗華」

「「おぉぉぉぉぉ」」

「なんだよ……」

(今日は、なんか変だ。妙に苛立ったりするし……)

「あ、沙雪。お母さんに「あ、連絡しておいた」そう」

紗香はスマホでビルに見える麗華の家をカシャっと撮っていた。

「では皆さん、中にりますわ」

ドアから家にると、メイドと執事がたくさんお出迎えしてくれた。

「「「「お帰りなさいませ。花凜様が席でお待ちです」」」」

「お姉様が? ……いいえ、ここで考えていてはいけませんわ。では、最上階に參りますわ」

(まさかの最上階で晩飯? 最上階と言えば高級料理店とかあるイメージだな。まぁ、ここ家だけど)

エレベーターに乗り込み、最上階まで一気に上がる。エレベーターから見える夜景がキラキラとっていて綺麗だ。麗華の家の近くには観覧車があるようで、観覧車のイルミネーションが夜の暗さを照らしていて幻想的だ。あと、人がゴミのようだ!

「沙雪、ここでツーショット」

もうすぐ、最上階に到著というところで、紗香がゲスな顔をした俺を引き寄せて自撮りをした。

「ん〜ぶれた〜」

「撮るなら、言ってくれれば良かったのに」

「こういうのは素の顔がいいの。ありのままの姿が!」

「そ、そうか」

(全く、素じゃなかったんだけどね。ゲス顔が素だったら、ちょっと怖いな)

最上階に著いてエレベーターを降りると、豪奢な調度品が目にってきた。売ったら高そうだ。

「待っていたわ、麗華とそのお友達さん?」

長テーブルが置かれているのだが、その一番奧で麗華の姉ーー花凜さん? が大きい椅子に姿勢を正して鎮座していた。その花凜さんの後ろからし橫にずれた場所で使用人が待機していた。

(The お嬢様! というじだな。超人だし)

「お姉様、帰られていたのですね」

「えぇ、でも話す前にする事があるんじゃない?」

「あ、皆さん、自由に座って頂いてよろしいですわ」

麗華にそう言われたので、一番近くの席に座った。だが、花凜さんが前を見ると自然と俺に視線が向けられる。

(やべ、ここは間違いだな。まぁ、仕方ない)

俺は目を閉じて瞑想をしていると、麗華と花凜さんの會話が聞こえてくる。

「お姉様、いつお戻りになられたのですか?」

「ついさっきね。貴達を呼んだ・・・のは単なる気まぐれね」

「わたくしはお姉様に呼ばれてはいませんわ。ただ、皆さんに夕食をご馳走させようと……」

「麗華が友達と遊んでいるというのは聞いたわ」

花凜さんがその事を話し終わった時に、使用人が耳打ちした。

「麗華、話しはまた後で。では、皆さん、料理が運ばれてきます。是非、楽しんでくださいね。……特に、樹君・・?」

花凜さんが前を向いて俺に微笑んで視線を向けてくると、急にゾワリとした覚に陥った。それと共に恐怖をじた。だが、それよりも……

(どうして俺の名前を言ったんだ? まさか、バレてるのか?)

    人が読んでいる<朝起きたら女の子になってた。>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください