《朝起きたらの子になってた。》沙雪ちゃんはプールを見學する。1
教室の方からチャイムが鳴っているのを聞くと、私は教室に戻ることにした。その際にドアをし開けて中の様子を伺う。どうやら沙雪と莉奈はまだ何かを喋っている様である。しかし、戻らないことには始まらないと思い、自分の席に向かう。
「あ! おかえり紗香お姉ちゃん!」
「は?」
「ひぃ」
思わず素の聲が出てしまった。それほど、私は混してしまったのだから。
(ど、どうしてお姉ちゃん呼び……。まさか、またあの沙雪が……。対処法がないんだけど!?)
「うぅ……莉奈はトイレに行ってたって聞いたけど、本當はトイレで怒ってたんだ」
「ん?」
(どうして怒っていることになってるの? トイレにも行ってないから……莉奈か)
こんな面倒臭いことをするのは莉奈しかいない。とりあえずは、莉奈に罰ゲームの執行が確定した。私にGを見せたこと、沙雪に何かを吹き込んだこと、そして沙雪が莉奈と呼び捨てにしていることの三重の意味で。
「ねぇ沙雪?」
「な、何? 紗香お姉ちゃん……」
沙雪は涙目になって小の様にプルプルと震えている。その行為は庇護を掻き立てる。
(そんなに私が怖いのか)
実際のところは大好きな紗香お姉ちゃんに嫌われたくなくて、震えているのだが気付かない。
「紗香お姉ちゃん、私はむっ……」
何かを喋ろうとした沙雪のを人差し指で抑えると、重力に従って零れ落ちてくる涙をペロリと舐めた。
「にゃ……///」
沙雪は舐められた箇所をって頬を真っ赤に変化させ直してしまった。
「言ったでしょ? 食べちゃいたいくらい好きだって」
「う……うん。覚えてる。私も紗香お姉ちゃんのこと……大好き」
「ブフッ!」
「ど、どうしたの? 私の涙飲んだからお腹痛くなっちゃったの?」
(そんな訳あるか!)
「違うよ。沙雪の涙は塩っぱかっただけ」
「そ、そうだよね。汗と涙には塩分が含まれているからね」
(可い過ぎか!)
心の中でツッコミを連発している間に擔任である林先生が教室にってくる。
「立っている奴は自分の席に座れ〜 」
「あ、先生が來たね。紗香お姉ちゃん早く座ってね」
「うん」
私は思ってしまった。こっちの沙雪も悪くはないと。
素直で行が一々可くて反応も可くて、まるで本當のの子の様で。……今はの子なんだけどね。
*****
出席の確認も終わったので1時間目にあるプールの準備にる。プールは敷地の校舎とは別の建に建てられているので、そこまで移する。更室も備わっているので、水著のまま校舎中を移することはない。
「沙雪ちゃんは水著持ってきてないけど、今日は見學?」
「はい。今日はちょっと……」
莉奈は沙雪が生理だと知ってしまったが、それは私が他の人には教えない方が良いと言わなかったからだ。莉奈は大丈夫だとしても他の人が沙雪が生理だと知って大丈夫な保証はない。最悪、それを聞いていた子が男子に教えたりしたら忽ち、噂になりかねない。
(でも、今の沙雪で良かった。お兄ちゃんの方だったら下著見て點數決めして遊んでいるだろうし)
「ねぇ、紗香は著替えないの?」
(莉奈か……プールの中で罰ゲーム執行かな)
「著替えるよ。でも今はプールって気分じゃないんだよね」
「そっか。なら、私が手伝ってあげようか?」
莉奈は何かをむ様な仕草をして近づいてくる。
【罰ゲームのLvが1上がった!】
【現在の罰ゲームLvは4だ!】
「本當飽きないよね。沙雪のはらなくなっちゃったの?」
「ふぇっ!?」
いきなり振られた沙雪は恥ずかしそうに自分の元を隠す。そんな中、私はをろうとしてくる莉奈の手を呆れつつも弾く。しかし、私のその問いには莉奈は両手を合わせて慈悲深い表をして語り出した。
「清楚な天使ちゃんを私みたいな邪な心を持っている悪魔はれちゃいけなかったんだよ」
「それなら、私にもれちゃ駄目だね」
「え? 紗香のどこが清楚な天使なの?」
「喧嘩売ってんの?」
「事実を言って何か悪い事でもあるの?」
【罰ゲームのLvが2上がった!】
【現在の罰ゲームLvは6だ!】
「ね、ねぇ、喧嘩しちゃ駄目だよ。それに莉奈。そんなにがりたいんだったら、その……どうしてもって言うなら、私のっても良いよ?」
頬を紅させもじもじとしながら沙雪は呟いた。
「良いの? 沙雪ちゃんのだったら、ずっとっていられるよ」
「そ、そんなにがっつくのは駄目! それにどうしてもだからね! 私だって凄く恥ずかしいんだから……。あ、一応言っておくけど莉奈は親友だから、その、良いんだからね? 他の人には絶対しないんだから!」
(あ〜なんだろ。これが私に向けられていた言葉ならどれほど嬉しいのかな〜)
【罰ゲームのLv上限が解放されました。これ以上Lvの上限は上が……上がります。上がりますとも!】
【罰ゲームのLvが∞上がった!】
【現在の罰ゲームLvは……測定不能になりました!】
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