《朝起きたらの子になってた。》沙雪ちゃんの思いは……
「ん……紗香お姉ちゃん、大好きぃ……」
「むぐっ……」
數分前までは私が優勢に立っていた。しかし、今では沙雪にリードされていた。私を傷付けない様に行為を拒否していたのが一変して、積極的になって求めてきた。これは、完全にスイッチがってしまったのだろう。対する私は沙雪の変化に驚いて、素に戻ってしまっていた。
「さ、沙雪? 時間過ぎちゃってるよ? 教室戻らない?」
その提案に対する反応は上目遣いで返された。
「ふぅ〜 そんなのどうでも良いよ。今は紗香お姉ちゃんをじていたいの。だから、私を求めて? 私も紗香お姉ちゃんをもっと求めるから。どうしても教室に戻りたいって言うなら、教室に戻って続きするけど」
「ぶふっ……」
(その発想は何だ! というか、求めるってそういうのは人同士でやるものだと思うんだよね。それに、人が周りにいる中で弄り合うとかどんな拷問!? 私はただ、沙雪の可さに負けて……!?)
頭の中で意味のない言い訳を考えている最中に沙雪が驚くべき行をとってきた。
「やっぱり、紗香お姉ちゃんのは大きいね。私は、この溫もり好きだよ? といっても、私は紗香お姉ちゃんの全部が好きなんだけどね」
沙雪は私が著ているYシャツのボタンを一部分外すと、その中に腕をれてキャミソールの上からをってきたのだ。
「ちょっと、沙雪。んんぅ……」
何してんのと言いたかったが、沙雪の小さな指が私の敏な部分を挾み刺激してきたので、くぐもった聲が出てしまった。
「ふふ、紗香お姉ちゃん可い。んっ、ちゅる……」
「ちょっ……んむっ!」
また、キスをしてきた。
遠慮なく舌をれて求めてくるものだから、私の頭はパンパンだ。それに加えて、沙雪が著けていたブラは外れて、かとは言えない大きさの、お椀の上にあるピンクの実がわになっている。スカートもいつの間にかげており、パンツ一丁になっていた。そのあられもない姿を見ていたら、私の中にある支配が顔を出す。
しかし、それはこの行為を止めさせるトリガーになった。私が本當に支配したいのはお兄ちゃんであって、今の沙雪ではないからだ。
「沙雪……止めて」
私の本心からの言葉を聞いて、沙雪はビクッと震えたが何事もなかった様に言う。
「ダーメ。紗香お姉ちゃんから始めたんだよ? それなのに途中で止めるのは酷いと思うよ」
確かにそうだ。
お兄ちゃんが焦らしてきたら、襲うのはほぼ確定だ。それと同じ様なことを私は、沙雪にやったんだ。なら、私が沙雪をけれないのは大きな間違いなのだろう。しかし、しかしだ。
「待っ……沙雪!」
沙雪の肩を両手で摑み、押し退けた。
「私達、人同士になったよね……?」
「ん?」
ナニヲイッテイルノカナ?
私がいつ沙雪の彼になったのだろうか。
「私は紗香お姉ちゃんと特別な関係になりたいって、ずっと思ってた。だけど、家族だから、その様な関係にはなれないって、ずっと思ってたの……。でも、紗香お姉ちゃんは私を求めてくれた。なら、私も紗香お姉ちゃんを求めたい……もう、自分に噓をつきたくないの! 好き!大好きなの! 紗香!」
「っ!?」
沙雪の強い思いをけて、私は一瞬躊躇ぐ。
しかし、それは私も同じ事が言えた。
私はお兄ちゃんの事が好き。でも、それはいけない事だと思った。お姉ちゃんも私と同じものをじていたからを引いた。だけど、私はお兄ちゃんの姉ではない。お兄ちゃんの妹だ。妹の願いは葉えて貰わないと困るのだ。
「ありがとう、沙雪」
「どうして、お禮を言うの?」
「それは、沙雪が大事な事に気付かせてくれたから。だから、ありがとうだよ」
「……どうしてか分からないけど、紗香お姉ちゃんからその言葉は聞きたくない」
これから、私は沙雪の事を振るのだから、聞きたくないのは分かっている。
「でも、聞いてしいの。私は沙雪とは人同士じゃない。人同士にもなれない」
「止めて……私は……」
「止めないよ。私は沙雪とは……」
「言わないで!言わないで……言わないでよ……」
「……」
空き教室である、この教室の外側には沙雪のび聲に何事かと複數人集まってきていたが、沙雪が泣き噦るのを私は何もせず、ただ見ている事しか出來なかった。
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