《朝起きたらの子になってた。》朝の一人戦爭
目の前にとても大きなベッドがある。しかし、家にはこのような大きなベッドはない。
「夢か」
そのベッドは雲のように真っ白でらかそうで、それに何より寢心地が良さそうなベッドだ。私はそのベッドにダイブしてみる。
勢いを付けたにも関わらず、そのベッドは私を優しくけ止めて挾み込んでくる。更に、ベッドの一部が手の形に変化して私の背中をマッサージしてきた。
「はわぁ〜〜」
けるような甘い聲がれて、こんな聲も出るのかとし恥ずかしい思いをした。
スリスリ
ベッドに頬をり付けるとらかいりがして気持ちがいい。そんな極楽な気分を味わっていると、突如としてベッドが真っ二つに割れて私はその隙間に吸い込まれるように落ちてーー
**********
「むっ」
落ちた先もらかいベッドだった。
びっくりさせないでくれ……
また同じ事があったら困るので、ベッドにしがみつく。しかし、私はある事に気がついた。今度のベッドは全を優しくけ止めてくれていない事に。
今度は不良品か……
まぁいいかと再び眠りに就こうとするが気になるがあった。このベッド、ある一部分が凄く優しい手りなのだ。
何だこれ?
ふにっ
んん? らか……
ふにっ、ふにゅっ、ぎゅっ、ぁん
へ?
ふにっふにっふにっふにっ、ガシッ!
はい?
不良品のベッドのくせに私の睡眠を妨げた。その事に私は憤怒の気持ちを持ってこのベッドにーー
「制裁だぁぁぁ」
「……うるさいよ」
「ッ!?」
突如として聞こえてきた聲に一瞬で眼が覚めるとガバリと起き……上がれなかった。
こ、これって……お姉ちゃんのお様。
私はお姉ちゃんに抱きつかれて更に大きなお様に顔を挾まれながら眠っていた。そして、先程ふにふにしていたのはお様だったようだ。
それにしてもらかいな〜 いい匂いだし……。眠く……って、昨日も同じ事して寢ちゃったな。それに、この狀態ってことはお姉ちゃんも寢ちゃったのか。というか今何時だろ?
それを確認するにはこのお様から解放されなければならない。
私はお姉ちゃんを起こさないようにそっといて、抜け出そうと……
「ん〜」
「んごっ!?」
「すぅ〜すぅ〜」
ちょっ、ちょっと待ってくれ。お姉ちゃんよ! お姉ちゃんの大きなお様が私の顔面にむにって! そ、それに、薄著だからが……。で、でも、これはこれで良いかも……。男だった時にこんな事してたら殺されてる……。まぁ、今はの子だしせ、セーフ。この際だからもっと堪能しても良いよね。
そう思い直すと、私はお姉ちゃんのお様に顔を埋もれさせながら二度寢に……れない……。
お様が私の呼吸を妨げているからだ。
く、苦しい……
お様で窒息死するのは……勘弁なので、私は顔を左右に振りながらお様から頭を引っこ抜く。
「ふぅ〜 助かっ……」
「えへ……」
ちょぉぉぉぉ〜〜 それはいくらなんでもダメだって!
拘束から抜け出すまでは良かったのだが、お姉ちゃんは逃すまいとまた拘束してきたのだ。それに私が抜け出した時に位置が変わってしまい々とダメな構図になってしまった。まだ、私がお姉ちゃんのお様に挾まれるのはいい。だけどーー私のささやかだけど確かにあるお様にお姉ちゃんの顔が挾まってしまうのはダメだ。
「ちょっと、お姉ちゃん。離れて……」
「ん〜あと5分……すぅ〜すぅ〜」
ふぉぉぉぉぉぉ〜〜 呼吸されると生暖かな風が……。それになんかゾクゾクしてくる……。
これ以上は何かに目覚めてしまいそうなので力づくでお姉ちゃんを引き離しにかかる。しかし、私のへっぽこな力ではお姉ちゃんの怪力に抵抗する手段がない。このままでは逃げられない捕食される。
「離れろ〜〜」
「それは私の……アイス、よこせ……」
「自分のアイスだったら寄越せなんて言わな……!?」
その時、電流が走るような覚に陥った。私はその原因である場所に視線を向けてみる。
「な、な……なぁぁぁぁ」
紗香に部屋を改造されてしまってからは、寢巻きは著ぐるみパジャマとフリフリしてるものとかになっていた。まぁ、それで私は意外にも著やすかったネグリジェを著たのだが、それがいけなかった。そのネグリジェをずらされてちょ、直接……。
「甘い……ぺろっ」
「!!??」
二度目となると覚は一回目よりかは収まっているがじてしまうものはじるのだ。というか、今度は"母神"が現れない。このままではが持たない。
『家族団欒を邪魔するのは酷でしょう。それと、のに慣れないと苦労します』
うお! なんか出てきた。というか、これのどこが家族団欒なんだ! それに、慣れるって何だよ! 何に慣れるんだよ!
『呼ばれたような気がしたので応じたのですが、一どのような要件でしょうか?』
無視した!
『グチグチ言う男は嫌われますよ。あ、でしたね。失禮しました』
おい、表出ろ。
『すみません。よく聞き取れませんでした』
お前はSi○iか!
『にと呼ぶのはちょっと……』
それじゃねぇよ。はぁ、もういいや……。
"母神"の相手は疲れるので助けを求めるのは諦めた。ということはこの狀況を自分で解決するしかない。
「……お姉ちゃん、ごめん」
そう小さな聲で宣言すると、今出せる力を振り絞って拘束を振り解く。……が、お姉ちゃんはそれを遙かに超える力で離そうとしない。
「……そのアイスも……渡さない……」
「完全に自分のにしてるし! ていうか、絶対起きてるでしょ〜〜」
まずい……このままでは本當にお姉ちゃんに……。
「……沙雪にも渡すんだから……」
「え……あ、しまっ……」
まさか、名前を言われるとは思っておらず、その一瞬の隙を突かれ……。もうダメかと思ったその時、そのまま上に倒れてきた。
「なんだ……」
『何を、とは言いませんが期待しましたね』
うるさい……。
しかし、心臓は早鐘を打っていてドキドキしたと告げていた。
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