《朝起きたらの子になってた。》私でいいんですか?
「あ……」
ま、まって。ど、どうして私……。よろしくお願いしますって……。そんなの告白けれたようなものじゃん。違う、私はそんなこと……。
そこで私は今のはノーカウントにしようと首だけかして花凜に視線を向ける。そして、直した。
泣いていたのだ。
それでいて心の底から嬉しそうに笑っていた。私はその表から目が離せないでいた。
「嬉しい……よろしくお願いしますね。沙雪!」
「……」
優しく包み込まれていた腕に力がり、力強く抱きしめられる。し痛いが自分の意思とは無関係に心地良くなってしまう自分がいる。
もっとしてほしい、もっと花凜とれていたい……。そう思うと自然と私からも花凜を求めようと腕をかして……。
って、だめ……。そんなことしたら告白斷れなくなっちゃう。
だが、そこに花凜は追い討ちを掛けるように額をくっ付けてくる。不意にも急に目の前に現れた花凜の顔にドキッとしてしまう。
そこで花凜のらかそうなが視界にってしまった。あと數十センチ顔を近付けるだけでキスしてしまいそうな距離だ。
「ちょっと恥ずかしいですね」
「な、なら、離れて」
「嫌です。もう言質は取りましたから」
花凜はカバンからスマホを取り出して手に持つと、ある録音を流し始める。
『私と人になって頂けませんか?』
聲が震えていた。相當張しているような聲だった。
対して、その返答は……。
『……よろしくお願いします』
消えりそうな聲だったが確かにそう聞こえた。
「いつ録音した……」
「デート中ずっとです。いつ沙雪さんがデレるかわかりませんからね」
それを聞いた私は張していたのが噓だったかのように心が冷え込んでいくのをじた。
「消せ! 今すぐそれを消せ!」
「嫌です。枕元に置いて連続再生しながら寢ますから」
「やめてほしいな。間接的に恥ずかしい」
「分かりました。目覚ましにセットしておきます」
「それもダメ!」
こんなやり取りの中でも告白を斷るという選択肢はいつの間にかなくなっていた。
********
花凜が私を解放すると、プリクラ機にお金をれ始めた。
「では、折角ですのでプリクラ撮りましょうか」
「うん……」
「沙雪? 嬉しいのですが、蟬みたいにくっ付かれて後ろにいられると顔が見えないです」
結局、録音は削除してもらえず私は恥に悶えていた。だから、今は顔を見せたくない。
「見なくていい……というか見せたくない」
「ふふ、分かりました」
花凜がプリクラ機を高速で作していくと撮影する時のカウントダウンが流れ始めた。
『3』
「カウントダウン始まりましたよ」
「いや、そんなに早く始まるなんて聞いてない」
『2』
「そろそろ後ろから離れて顔を見せて下さい」
「わ、分かった」
『1』
「好き」
「!?」
パシャっとシャッター音が鳴るのと同時に花凜が再び抱きしめてきた。
「恥ずかしいから言うな……」
「嫌です」
心臓が早鐘を打つがプリクラ機は待ってくれない。
『次は肩を組んでみましょう』
「してみましょう」
花凜が私の肩に腕を組んでくる……が、これは、あれだ。
親が子の肩をポンポン叩くような構図だ。
「小さくなりましたね……」
「やめて……悲しくなる」
『次は好きなポーズを取ってみましょう』
「失禮しますね」
「ちょっ……」
花凜は私の後ろに回り込むと、抱き上げてきた。これが俗に言うお姫様抱っこ。
「こういう時、男なら『お前は俺のだ』とか、『お前は運命の人だ』とか言うんでしょうか?」
「それは臭いぞ……」
「そうですか? では……沙雪、お前は誰にも渡さない」
「ぶふっ……うははは」
「ちょっと、失禮じゃないですか」
ぷくーっと頬を膨らませる花凜に私は何とか笑いを抑える。
「いや、だって、似合ってないし」
「なら、沙雪が言ってみてください。多アレンジしてもいいですから」
「え〜」
なら、可い子ぶった方が良いのかな?
し考えてみると意外にもアイデアが浮かんできた。
「じゃあ、やるよ?」
「はい」
私は花凜の首元に手を回して視線を合わせる。お姫様抱っこされていることもあって距離が近く、し張するけどなんとか堪える。
そして……。
「私で……いいんですか?」
「結婚しましょうか」
「え……」
「今すぐにでも沙雪を獨り占めしたいです。どうです?私の子守唄係にでもなりませんか?寢る時に耳元で囁いてくれれば大丈夫ですから。大丈夫、何も心配ありません。全て私に任せてくれれば……って、沙雪?」
「怖っ……」
「あ、いえ、これは當然の反応ですから。全てのに喧嘩を売ってるようなものですから」
「そんなことしてないよ。でも、そうしたいほど、好き……なんだよね?」
今の勢からか上目遣いで言ってしまった。それを見てしまった花凜の鼻からは鼻がぽたぽたと落ちてくる。
「ちょっ、鼻出てる。また服が汚れる」
「あ、すいません。今拭きます」
「ちょぉぉ、離すなぁ」
花凜が鼻を拭くために手を離した為、支えを失い腕の力だけで花凜にしがみ付くことになった。因みに足を下ろせば直ぐに地面に足が付くが、お姫様抱っこ狀態からだと地面が見えない為、こんなに必死なのである。
私は足を花凜の腰に巻きつけて落ちないように固定する。
「はぁ……助かっ」
「沙雪が私に抱きついて……幸せです……」
「ちょっ、くなぁ」
鼻を瞬時に拭いた花凜は嬉しさのあまり、ぐるぐるとその場で回り始めた。目が回って気持ち悪くなってしまう。
「うぐっ……」
「沙雪、出していいですからね」
「変な言い方するな」
このままでは危険だとじ、よろけながらも私は花凜から飛び降りると、距離を取る。
「もう終わりですか?」
「続けてたまるか」
『ーーそれでは最後に二人でを表現させましょう』
途中から無視していたプリクラ機からそのような音聲が聞こえてきた。
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