《異世界モンスターブリーダー ~ チートはあるけど、のんびり育しています ~》魔を召喚してみよう
クエストを行うためにやってきたのは《カスールの森》というエリアであった。
何でもこの地域には、回復アイテムを作するために欠かせない素材である《醫薬草》が群生しているらしい。
「ねえ。ソータ! 何処まで歩くのよ? カスールの森にはとっくに到著しているじゃない!」
「ダメだな。もっと奧に行かないと」
「……どうしてよ?」
「魔を使って作業をしているところで他の冒険者に出會っちまったらヤバイだろ? 絶対に余計なトラブルに巻き込まれるぞ」
今のところ敵のゴブリンと味方のゴブリンを見分ける方法は、『鑑定眼』のスキルを使用する以外に存在しない。
けれども。
この鑑定眼のスキルは、アフロディーテを使役したときに大量の経験値を取得した俺だからこそ取得できたものである。
せっかくゴブリンを召喚しても、俺以外の冒険者に討伐されてしまうと殘念な結果になってしまうだろう。
「うぅ~。いい加減に歩き疲れたわ。アタシは休みたいからボールに戻っているからね?」
アフロディーテはそう告げると、勝手にカプセルボールの中に戻っていく。
以前に検証した際に判明したのだが、魔使いと使役したモンスターは、近くに主人がいる場合は勝手にボールの中にることが可能であるらしい。
「よし。この辺りで良いか」
俺は周囲に人気がない森の深部にまで移をすると、心の中で『召喚』と念じてゴブリンを召喚することにした。
ゴブリン LV1 (使役中)
えーっと。なになに……。
ゴブリンの討伐証明部位は何処だっけ……。
ゴブリンの腰布 等級G
(ゴブリンがに付けているボロ布。臭いがキツい)
ギルドからけ取った小冊子によると、ゴブリンの討伐証明部位は腰に巻き付けている上記の品であるらしい。
臭いがキツいって……。
その報はあまり知りたくなかったな。
どちらにせよ仲間にしたゴブリンのパンツを剝ぎ取るのは忍びない。
やはり今回は《醫薬草》の採取のクエストを中心に進めた方が良さそうだ。
そう判斷した俺は前と同じ要領で、次々とゴブリンを召喚していく。
「「「ゴブー! ゴブー!」」」
すかさず俺は総勢37匹のゴブリンを同時に召喚する。
これが現時點における俺の全戦力。
正確にいえばもう1人、カプセルボールの中で呑気に寢ているグータラ神がいるのだが、やつのことは忘れよう。
小型のモンスターとは言っても、これだけの數が集まるとなかなか迫力があるな。
30匹を超えるゴブリンを従えている俺は、傍から見ると不審者に違いない。
「よし。ゴブリンたち! 聞いてくれ」
俺は周囲のゴブリンたちに聞こえるように聲を張る。
「今からこの本の中に描かれているアイテム《醫薬草》を集めようと思う。見つけ次第、そこの木の元に集めてくれ!
もし俺以外の人間に出會ったら戦わないで直ぐに逃げかえってくるように」
「「「ゴブー! ゴブー!」」」
俺の言葉を聞いたゴブリンたちは聲を揃えて腕を突き上げた後。
蜘蛛の子を散らすようにして森の奧にと消えて行く。
……こいつら本當に人間の言葉を理解しているのだろうか?
々と不安なことはあるが、俺1人で薬草を集めてたところで収穫はタカが知れている。
今回のクエストを功させるにはゴブリンたちの力が必要不可欠だろう。
目指すは人海戦で一攫千金!
ゴブリンたちが無事に戻ってくれることを祈りながらも俺は、彼らの背中を見送るのであった。
ヤメロ【完】
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