《ルームメイトが幽霊で、座敷。》突然の結末と悪足掻き(後編)
「――通信、切れました」
そう言って溜息を吐いた河上祐希はゴスロリ服をに纏ったである。そして一番、彼を気にしている存在でもあった。
「まさかこんな強手段に出るとは、ね」
「予想外でしたね」
瀬谷マリナの言葉に、祐希は答える。
「しかしこれからどうする? この世界を滅ぼす……イザナギと名乗った存在は確かにそう言ったんだよな?」
大沢神治は言った。
「――ならば、やるしかないでしょう。この世界を守るために」
神薙めぐみは呟く。
最後に、瀬谷マリナは踵を返し――笑みを浮かべた。
「これは神からの宣戦布告よ。私たちの世界は私たちが守る。神は確かに信仰すべき存在だけれど……やりすぎなことも事実。ならば、こっちだってやってやりましょう。世界の理を変えてしまうほどに……神に一泡吹かせてやるのよ」
神からの宣戦布告に絶する人間も居るかもしれない。
しかしなくとも彼たちは絶しなかった。寧ろ、人類を守ると固く決意した。
「さあ、始めよう」
さらに、瀬谷マリナは言った。
「神と――毆り合いの喧嘩を、だ。しい弟をこんなことさせて……容赦しないよ」
この日を境に――人間と神の戦いが、靜かに始まろうとしていた。
真の聖女である私は追放されました。だからこの國はもう終わりです【書籍化】
【Kラノベブックス様より四巻が8/2発売予定!】 【コミカライズ、パルシィ様にて好評連載中】 「偽の聖女であるお前はもう必要ない!」 私(エリアーヌ)は突如、婚約者でもありこの國の第一王子でもあるクロードに國外追放&婚約破棄を宣告される。 クロードはレティシアこそ『真の聖女』であると言っていたが、彼女と浮気していたことも知ってたし、こちらから願い下げです。 だが、結界を張りこの國を影から支えてきてきた『真の聖女』である私を追放してしまって本當にいいのでしょうか? 多分……明日からドラゴンとか上級魔族が攻め入ってくると思うけど……まあ知ったことではありません。 私は王國を見捨てて、自由気ままに生きることにした。 一方真の聖女を失ってしまった王國は破滅への道を辿っていった。 ※日間総合1位、週間総合1位。ありがとうございます。
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