《神は思った。人類の7割をアホにして、楽しく見守ろうと》私は思った。私の家族は宇宙人だと。 2
それはある寒い冬の夜のこと。
母が唐突に、甘えるように父に言った
「パパァ〜ン、おいしぃ〜カニ、食べたいな〜」
「じゃあ、北海道に食べに行こうか」
「えっ?いいの?」
あっさり事が進みすぎて逆に質問し返す始末。かなり揺してるようだ。
「いいんだよ。そろそろ結婚日だろ?祝えると時に祝わないと。それに、今は仕事が忙しくないから、有給取りやすいんだよ。行かないわけには行かないだろ?」
「パパ、してるん♪」
父がすごくまともな事を言ってる。いつもこの父でいてしいものだ。
「もちろん、優も行くよな?」
「えっ…あー…うーん…」
私はものすごくなやんでいる。決して行きたくない訳ではない。むしろ行きたい。カニも食べた。でも、この旅行の目的は結婚記念日のお祝い。所構わずイチャつくに決まってる。そしたら絶対面倒ごとに巻き込まれる。確実に。
頭を抱えながら考えていると父が
「そうゆえば優、園行きたいっていってなかった?北海道に有名園あるけど行くか?」
「えっ、本當?でも…あの園旭川だよ?大丈夫なの?」
「大丈夫、大丈夫。どうにかなるって」
「本當かなー。でも行けるかもしれないなら、行きたい!」
私は園に釣られ、旅行に同行する事を決意した。
「よし、決まりだな。旅行日とかは追い追い決めような」
「「うん」」
そんな事があり小學5年生の冬休み。私は家族3人で北海道へ旅行する事になった。
その日の夜
私は旅行に行くの事が楽しみで、ゴロゴロしながら々考えていた。
『園楽しみだなぁ。アザラシとか可いだろな。そういえば、この時期はペンギンの散歩をしてるはず。々楽しみ過ぎる。
それにしても今日のお父さん、気が利いてて良かったな。私が園行きたい事も覚えててくれたし。やっぱりお父さんはこうでなくっちゃ』
でも私は、ふと疑問におもった。父が気配りができすぎていると。しかも、イチャイチャもしていない。普段なら「パパ。してるん♪」なんて言われたら「僕もだよーん♪」とか言うに決まってる。そして2人の空間を作り、手を握り合う。これがいつもの流れなのに、今日は作ってないし、手も握ってない。
"何かがおかしい"
そういえば、階段から落ちた時もこんなじだった。最初は理想の父だったけど、途中からいつもの変な父に戻っていた。しかも、普段どうりに戻った時はいつもより割り増しで暴走してた。
力を溜めるかのように靜かになり、何かの拍子に溜めた力を解放する。それはまるで……「地震みたい」
ふと思い、口に出してしまった。
もし、この過程が正しいのであれば、凄いのが來る。病院の時は1時間黙ってたいだけでああなった。でも、今回は仕事から帰って來てからずっとあんなじだった。これが何時間も続いたら……考えたくもない。
まさに、”嵐の前の靜けさ”  このことわざがぴったりだった。
私的には、旅行に行くまでに適當に暴走して、北海道では程々に、はしゃいでもらうことが1番理想だとおもってる。まぁ、父の事だ、明日にはいつものように全で暴れてるだろ。
私は問題が解決し、スッキリした頭で眠りについた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
旅行當日
天気は晴れ。空は雲一つない晴天。冬にしてはし暖かいくらい。まさにフライト日和。でも、そんな天気とは裏腹に私の心は曇り空。原因はわかるでしょ?もちろんこの2人
「ねえねえパパ、みんなが私達をみてるわよ。もしかして変なとこでもあるのかしら。初めての旅行だから勝手がよく分からないんだけど、大丈夫よね?  でも、なんだか有名人になったみたいドキドキしちゃうわね!」
何言ってるのだろう。こっちは逆にハラハラしてるてのに
「変な所なんて、これぽっちも無いよ?みんなママに見惚れてるんだよ。だからこっちを見てるんだよ。流石、僕のママだ」
「違うよ。2人の格好が変だからだよ」
「そんな訳ないでしょー、ちゃんと旅行雑誌見てきたのよ?間違えるわけないでしょ」
「「ねえー」」
『そもそも買った雑誌自まちがってんだけどね……』
ちなみに買ったのは、ハワイの旅行雑誌。雪國と南國、正反対の雑誌を買ってきたしまったようだ。當然、2人の格好は、ビーチサンダルに白い短パン、アロハシャツ(ペアルク)。空港なのにサングラスに帽子まで著用している。それは注目も集まるでしょ、普通。
ましてやここは國線、北海道行きのターミナル。決して、雪國に行く格好ではない。とても場違いな格好している2人は、國線ターミナルにるなり「ここは國際線ではありませんよ?」と問いかけられた。しかも、英語で。日本人ならこんな所にいるわけがないから、迷子になった外國人と思われたんだろう。
「すみません。わたしたーー」
「Really?So, where is here?」
(ほんと?じゃあ、此処はどこ?)
『なっ…なにゆっとんのじゃー!!日本人なんだから、ちゃんと日本語喋りなさいよ!!』
當然、心のびは2人に屆かず、言葉のキャッチボールは続く。
「This is the domestic terminal International is next to the building」
(此処は國線ターミナルです。國際線は隣の建です)
「How do you get there?」
(そこには、どうやって行くの?」
「It is located in the place that go straight the passage up the bottom of the stairs」
(それは、そこの階段を上がって通路をまっすぐ行った所にありますよ。)
「ありがとー!!やっぱり英語てカッコいいですよね!!でも僕達北海道いくから、心配しなくて大丈夫ですよ!!」
「……そうでしたか、失禮しました。ごゆっくり、お楽しみ下さい(殺)」
英語ペラペラな父にびっくりする反面、英語を勉強するなら、一緒に常識も勉強してしいと思ってしまった。
でも、それはそれ。外人のふりをするなんて、けしからん。かなりいい格してる。しかも弄るだけ弄った後、スキップしながら、何処かにさっていった。全く、ダメな親を持つと大変だ。
「お姉さん、うちのアホな親がすみません」
「大丈夫よ。あれくらい、まだ可い方ですよ。でも、君も大変だね。親がその……個的だと」
「ありがとう。もう慣れたから大丈夫。あれは病気だから治らないと思うの。だから、私ができるだけフォローするだけ」
「偉いのね」
「お姉さんもね」
私は、今までこんな風に話せる人がいなかった。お爺ちゃん達にもしたけど、あまり話が通じないし、こんな事友達に相談できるわけもない。絶対変な子だと思われる。故に、初めてこの事で理解してもらえて、私はとても嬉しかった。
「優ちゃん、そろそろいくわよ」
「はーい。じゃーね、お姉さん」
「じゃーね、良い旅を」
私はお姉さんと別れた後、出発ロービに行き簡単な手続きをしたのち、機へ移した
「2人は酔い止め飲まなくていいの?」
「大丈夫だ。なぜなら俺は常に自分に酔っているからだ」
「そんなの聞いてないんだけど」
「きゃーパパ格好いい!」
「はっはは、そんなの當たり前だろ?」
「優ちゃん!ママも要らない。だって……パパに酔いたいから」
「そんな願聞いてないから。2人ともどうなっても知らないからね」
「「はーい」」
なんで北海道に著く前に疲れなきゃいけないの。無駄に注目浴びるし。しくらい靜かにしてほしいものだ。
【本日は、田発→北海道行きにご搭乗頂き誠にありがとうございます。機では、電波の発する電子機の使用を法律で固くじております。
「「はーい」」
2人の聲が機に響き渡り、私は一気にが熱くなるのをじた。
「ちょっと、返事しなくていいから!恥ずかしいからやめてよ」
「何言ってるの、返事するのは當たり前でしょ。ママ達は、返事をしない子に育てた覚えわなわ!ママ、悲しい」
「そうだぞ、ママの言うことが正しい。しっかり返事しなさ、まったくもー」
「今は、靜かに聞くところだから、返事とかは心の中でーー」
「そもそも、君の育て方が悪かったからじゃないか?」
「なんでそうなるのよ。そうやってすぐ責任転換するんだから。それを言ったら貴方の全の方が優ちゃんに悪影響よ。それに、この際だから言うけど、ご飯の支度がし長いくらいで、一々イライラしてたわよね?しくらい我慢できないの?本當、小さい男ね。まるで貴方のち○こみたい」
「えっ……ちょと2人とも、こんな所喧嘩しないでよ。てゆうか、その話はやめて、お父さんが社會的にも男としても死んじゃうから」
『てか、のこと知ってたならやめさせてよ』
「あれは僕の家だからいいだよ。それにあの待ち時間はしじゃない。僕は君の料理が味しいから早く食べたいんだよ。逆に聞くけど、なんであんなに時間がかかるんだよ」
「あ、込めてるのからに決まってるでしょ。何言わせんのよ、バカ!」
『ツンデレきたー』
「パパ…」
「ママ…」
「「大好き!」」
2人は抱き合った。それと同時に
「「「「「おーー!!」」」」」
なぜか、機に拍手が響きわたる。それに、「ヒューヒュー」とか指笛の音や聲が聞こえてくる。めっちゃくちゃ恥ずかしい。まだ返事してた方が良かった。
「ごめんママ。ママのご飯が早く食べたくてあんな行をしてしまったんだ。本當にごめん」
「私もごめんなさい。パパがこんなに私の料理を楽しみしてたなんて。速く沢山のをれれるように頑張るわ。それに、パパのおち○こは立派だから、自信を持って!」
最後に全てをぶち壊した
ーー當機は間もなく離陸します。今一度シートベルトのご確認をお願いします】
アナウンスが終了して間もなく、ゴゴゴォォとエンジン音が聞こえてくる。
「ママいよいよだね」
「えぇ、空の旅が始まるわ」
「ねぇ、ママ覚えてる?離陸する時、一緒に言おうって決めた言葉」
「覚えてるに決まってるでしょ。そろそろね…いくよ、せーの」
「「フライ   アウォェェェェ!!」」
「「「「「ぎゃぁぁぁぁぉぁー」」」」」
離陸した瞬間、2人はキラキラを撒き散らした。さっきまでの拍手は何処へやら、拍手が悲鳴に早変わり。そして2人のキラキラを見て、もらいキラキラをする乗客。テロリストならぬゲロリスト、不の連鎖が続き、機はカオス極まりない狀態になっている。
離陸して數分。ベルト著用サインが消え、2人はベルトを外しすぐに別室に連れていかれ、橫にさせられた。
他の乗客は袋に戻したので服なども汚れていなかったので、その場待機となった
「クソッ、こんなに俺自に弱いなんて…。もっとナルシレベルを上げなければ」
「大丈夫よ、もっと自信を持って。私はちゃんとパパに酔ったから。その証拠に今にも吐き……オェェー」
「それ、ただ単に飛行機に酔っただけだから。素直に酔い止め飲んでればよかったのに」
「違うの!これはパパに、酔ったの!斷じて飛行機酔いではありません!」
「クソッ……イケメンが、こんなにも罪だったとは」
「分かったよ。それでいいからとりあえず休んで。そうしないと北海道著いてから、楽しめないよ?」
「うぅー……わかった」
『まさかここまで三半規管が弱かったとは…てか、"フライ アウェー"って(笑)』
私は2人の面倒を見つつ、始まったばかりの空の風景を楽しむのであった。
人類最後の発明品は超知能AGIでした
「世界最初の超知能マシンが、人類最後の発明品になるだろう。ただしそのマシンは従順で、自らの制御方法を我々に教えてくれるものでなければならない」アーヴィング・J・グッド(1965年) 日本有數のとある大企業に、人工知能(AI)システムを開発する研究所があった。 ここの研究員たちには、ある重要な任務が課せられていた。 それは「人類を凌駕する汎用人工知能(AGI)を作る」こと。 進化したAIは人類にとって救世主となるのか、破壊神となるのか。 その答えは、まだ誰にもわからない。 ※本作品はアイザック・アシモフによる「ロボット工學ハンドブック」第56版『われはロボット(I, Robot )』內の、「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」を目的とする3つの原則「ロボット工學三原則」を引用しています。 ※『暗殺一家のギフテッド』スピンオフ作品です。単體でも読めますが、ラストが物足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。 本作品のあとの世界を描いたものが本編です。ローファンタジージャンルで、SFに加え、魔法世界が出てきます。 ※この作品は、ノベプラにもほとんど同じ內容で投稿しています。
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