《神は思った。人類の7割をアホにして、楽しく見守ろうと》俺は思った。やっぱりこいつはダメな奴だと
枯葉舞い散る今日この頃。
俺はいつもの近道を通ってる最中。いつもなら日々変わる風景を見ながら歩いているのだが、今の俺にはそんな景を見てる時間ははない
そう、俺は寢坊してしまったのだ。
俺は家を出る時間に目覚めてしまい、普段なら後退したデコを隠しながら走るのだが、そんなの構い無しだ。今は全力疾走で裏道を走っている。
そして俺は思い出す。『先生とぶつかった時もこんな風に全力で走っていたな』と。
しかし俺は考えるのをやめた。そんな事を考えている暇があれば足をかすべきだと思ったからだ。
俺は走り続け、何事もなく學校付近の道に出るとゆう時、T字路から人が現れた。あの時のように。
俺は止まる事が出來ず、ぶつかりそのまま倒れてしまう。
かなのようにように思えた
しかし今回は違う。前回の経験を活かし、ぶつかった人の手を取り転ぶのを避けたのだ。我ながらナイスな判斷と言える
しかしここでも前回と違うところが、それは今回はとゆう事。小さな口元、スッと高い鼻、ぱっちり二重にし茶掛かったストレート。これは小早川より可いかもしれない。いや、格はこの子の方が絶対いいから、トータル的に見ればこの子の方が可いと言える。
こんな子とぶつかれば自然とテンションが舞い上がる。いよいよ俺にもラノベ展開が!!
そんな事 思った俺が馬鹿だった。
「チッ、なんでけ止めるのよ」
「えっ??」
一気にどん底に落とされる
この子はさらっと とんでもない事を言った気がするのだが  気のせいだよね?寧ろ気のせいであってほしい。
「今なんて言った?」
「だから、なんでけ止めるのって言ったの!!  今の転け方だったら、程よい痛みがを走ったのに!!」
俺はこの時 察した、コイツもダメな人種だと。それと同時に、このMが俺のクラスだったら、俺の學校生活  どれほど楽だったのだろうと考えてしまう。
「まぁ今回は、強引に摑まれるのも悪くないなと思ったから、許してあげるよ。べ、別に痛気持ちとか思ってないんだからね!!」
Mでツンデレて、謎すぎる屬の人と會ってしまった。そんな彼は「遅刻〜〜」と言ってどこかに行ってしまった。いったなんだったんだ。それに同じ制服だったし………って、俺も遅刻じゃん!!
「セーーフ!!」
俺はチャイムのなるほんの數分前に教室にたどり著いた。やはりとゆうか、當然とゆうか汗で輝いた俺のデコに視線が集まる。俺は憂鬱な気持ちになりながらも、自分の席に著いた。
ちなみに俺の席は2年生初期の前列ではなく、1番後ろでなおかつ窓側の主人公席を獲得していた。クジでその席を引き當てた時は嬉しかったが、その後に引いた小早川が俺の前の席になり、テンションが一気に下がったことは今でも覚えている。
そんな席だ、小早川は毎日の日課のように俺を弄ってくる。そして遅刻ギリギリの今日もそれは変わらない。
「蓮くん、今日はどうしたんですか?○ですか、夢○の後処理ですか?朝○ちの処理ですか?  あり得ないと思いますが寢坊ですか?」
「なんで、寢坊があり得なくて、○があり得るんだよ、いみわからん。普通に寢坊して、走って學校に向かってたら人にぶつかった」
「なんなんですか、また  おじさんとにゃんにゃんしてたんですか、朝から元気ですね。自分で処理 しただけじゃ飽きたらず、おじさんにも抜いてもらったんですか。『先っちょだけだから』といってズッポリいくタイプ並みに最低ですね」
「そどんな例えだよ。 それに 今回はの子だ。怪我もさせてないし、ちゃんとけ止めた」
「うっっわ、け止めると言い方を変えてるだけで、いろんなところをってたんでしょ。エッチ  変態  の敵  ○!!」
「おい、最後に変なの混ざってるぞ  この変態。はぁー  まだあの子の方がいいな」
「どうゆう事です?」
「ぶつかった時  ちょと話したんだけど、ちょと変わった子だったけど、々な面を見て小早川よりあの子の方が可かったなぁ、と思って」
「それって、一種の告白ですか?すみません無理です、お斷りします。私は犬と付き合うことは出來ません」
「はぁー  そうゆうところなんだよなぁ」
疲れが蓄積さらていく。今日一日、力が持つか不安になってきた。しかし、この世界は俺に優しくなく、どんどん俺を苦しめていく
チャイムが鳴りし経つと、先生がってきたのだが、先生について歩くようにってきたのは、朝ぶつかっただった。
教室がざわざわと騒がしくなる。それもそのはず、彼は小早川並みのなのだ。特に男子、子冷たい視線など気にもせず「可い」など「ちょー可」だの「マジ天使」などいっている
「えっと、今日から新しくクラスに加わる西園寺さいおんじ  凜花りんかさんです。それでは自己紹介お願いします」
「はい、私の名前は西園寺  凜花です。父の転勤よりここに通う事になりました。得意な事は小さい頃から習っている道で、好きな事は理的弄りも神的弄りもどっちも好きです。嫌いな事は焦らされる事です。格はよくツンデレとか言われるけど私はドMだと思ってます。−
西園寺がM宣言した後、教室が靜まり返る。それんな空気をものともせず、自分の癖をさらに喋り始める
−それと、最近知ったんだけど、ちょと強引にされるのもいーー」
「はい、という訳でみんな仲良くしてあげて下さい。席は窓側の後ろのです」
西園寺はまだ喋りたそうにしているが、先生が強引に話を斷ち切った。西園寺はなんとも言えぬ表になっている。先生としては西園寺の今後を考えて斷ち切ったのだろう。だってMだなんて、印象的にはあまりよろしくないだろう。教室でめ事の種を作らないためだろう
西園寺はしぶしぶといったじで席の方までというか、俺の方に歩いてくる。
俺は何故こっちに來るのか不思議に思っていたが、隣を見てみると 昨日にはなかった席がそこに置いてある。
俺は見つからないように、顔をうつむける。バレるとさらに面倒くさくなるからだ。
人の記憶は曖昧で些細な事は次の日には忘れている。故に今日をなんとかバレずに乗り切れば、後の學校生活に面倒くさい新キャラが追加される事はなくなる。
しかし、神はそんな事させまいと 俺の隣を通り過ぎる時、絶妙なタイミングでメモのために用意しておいたペンが手に當たり西園寺の目の前に落ちていった
それに気づいた西園寺がペンを拾い俺の前にさしだしてきた。俺はその時不意にペンの方に視線を移してしまい、その流れで顔へと目を移してしまう
それと同時に、ギャルゲーのお約束展開
「あの時、ぶつかってきた!!」
西園寺がそれを言った瞬間、男子の視線が俺に集まり、それと同時に凄い眼差しで俺を睨んで來る。仲のいい相原ですら、俺を睨んでくる。
確かにギャルゲー展開が目の前で起こったら、そんな視線を向けたくなるだろう。俺もそうしていただろう。
しかし、當事者になってみるといいものではないとわかる。俺はこんな狀況、早く去ってしいと思うも最悪な狀態はまだ続く
「さっきは助けてくれたのに素っ気ない態度とってごめんね。あの時は強引にされて痛気持ちかったから、その表を隠すためにあんな態度とっちゃったの。お詫びに縛ってもいいわよ」
すると今度は男子に加え子までもが俺に凄まじい視線を向ける。津々井は目を見開き、手で口を覆うようにしている。それはさながら、犯罪を犯した息子を見る母親のようである。
そして、こんな狀況でも、小早川はいつも通り笑っている。
とりあえずこの場は先生が注意し、なんとか収める事が出來たが、朝のHRが終わると勢いよく相原と小早川がこっちに迫って來た。
「工藤!!どうゆう事だ、小早川さんでは飽き足らず、西園寺さんにまで手を出していたのか!!お前は男の敵だ!!」
そもそも俺、小早川になにもしてないのだが……てか、名前覚えるの早いな
「蓮ちゃん最低!!男ならまだしもの子にぶつかって強引に……エッチ、変態!!  もう私に話しかけないで!!」
また、この展開……こいつらは本當に人の話を聞かないで、勝手に突っ走る。説明するのがめんどくさい
「あのだな、この子とぶつかった時、け止めたて助けてんだよ。それ以外なにもしていない」
「本當に変なことされてないですか?」
小早川が西園寺に問いかける。別にやましいことをしている訳ではないので焦る要素はない。ここはドンと構えてればいいのだ
「私はし気持ちかったよ?」
焦る要素しかなかったーー!!
俺はコイツがっからのMっ子だっと言う事をすっかり忘れてた。つまり痛みは快。こっちは摑んだだけでも、奴にとっては喜ばしいことなのだ。
このまさかの返答に3人の思考は停止する。
し経つと止まっていた時間がき出すように3人の口が開いた。
「工藤ーーー!!  やっぱりお前は男の敵だ!!  なにが''なにもしてない''だ、しかっかりねっとりやってるじゃないか!!」
「蓮ちゃん……やっぱりやる事やってたのね。所詮 私とは遊びだったのね」
「どうせ、摑んだじゃなくて、ナニを摑ませたんでしょ?朝からよくそんな大膽な事ができますね、恥を知りなさい。それと、津々井さんの件についても後でじっくり聴かせてもらいます」
一斉に言われた事により脳がキャパオーバーする。ただ一つ分かることは、このままいくを襲った変態になること。どうにか弁解したいのだが、ぶつかった相手が『強引に』だの『気持ちよかった』だの言うものだから俺にはどうすることも出來ない。
そんな時、神の聲が聞こえた。その聲の主は西園寺だ。
「皆さんいい加減にしてください!!彼が困っているでしょ!!  彼はただ、私を助けてだけてす。そんなに弄り遊びたいなら、私で弄り遊びなさい!!」
俺は思った。やっぱりコイツはダメなやつだと。
西園寺は別の意味で頬を赤らめ、ハァハァしている。相原と津々井はともかく、あの小早川ですら若干引いている。
西園寺は俺たち4人の引き顔などもろともせず、ニッコニコしている。誰に弄ってくれるのを楽しみにしているのだろう。しかしそんな事は起きず、寧ろ俺の方に槍が飛んでくる
「工藤!! 何新しい扉まで開けてんだ!! しばき倒すぞ!!」
「蓮ちゃん最低!!  だから友達できないんだよ」
「蓮くん、取り敢えず切腹しなさい」
俺への悪口やらを相原、津々井、小早川の順で言われ、嫌な気分になってる一方、西園寺は自分の事のようににやけ、その顔は相當ヤバい奴になっている。そして小早川にお代わりを要求する
「あの……私にも一言二言しいのだけど。勘違いしないでよね!!別に弄ってしいわけじゃないんだからね!!」
「ほら弄ってやれよ。お前のドSが初めて人の役に立つ瞬間だぞ」
「嫌です。私ああゆうオープンM嫌いなんですよ。どちらかと言うと蓮くんみたいなムッツリMのほうがいいです。私的には嫌な顔をする時が1番好きなんですけど、オープンの人はニヤニヤしてるじゃないですか。そこが嫌いです」
おい、ちょっとまて。そうなると俺はムッツリMの部類にっているのか?  かなり失禮な総稱として呼ばれているな
俺は小早川に「そう言ってやるなよ」となだめると渋々  弄りの許可がでた……てか、弄りの許可ってなんだよ
「はぁ〜、仕方ないですね」
「お願いします!!」
西園寺は軽く會釈するように頭を下げる。
「貴……その頼み方で私の弄りをけられると思ってるの?もっと他の頼み方とかあるんじゃないの?」
「す、すみません。こうでしょうか!!」
すると今度は45度程まで頭を下げる。
「違いますね、やり直し」
60度、90度、120度と、どんどん角度は急になっていき、最終的には土下座をする狀態になった。
「これでどうか、お願いします!!」
「なんか飽きたからやーめた」
土下座までさせといて、それはないだろ。見ろ、西園寺が下を俯いているだろ。さぞショックだったに違いない。
と思ったがそうでもないらしい
「流石です!!散々焦らしといて、最終的には何もしない。焦らしは嫌いだけどこれならありかも。べ、別に気持ちよかったわけじゃないんだからね!」
「じゃあ、これからは何もしてあげません」
「う、噓です。お願いだから弄って下さ〜い」
「はぁー  貴は自分の願に素直過ぎます。まだまだMレベルが低いですね。ちなみにそこにいる蓮くんは私に対しても々と抵抗し焦らしてきます。すると蓮くんはいつ來るかわからない快にドキドキし、私はいつ訪れるかわからない弄れるタイミングにドキドキする。これが理想のMとSです」
「そ、それは生の授業でならう共生と同じ、互いに利益のある関係………なんて素晴らしい事なの!!  そんなテックニックがあるだなんて……私のMレベルはまだ低いみたいね。これから貴方の事を師匠と呼んであげる」
「マジかよ………」
なんか面倒くさい事になってきた……
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元E級冒険者のエクス19才。 才能の全てを【効果時間延長】に特化した異才の魔導師は、14才から冒険者になり5年間。真面目に頑張った。 しかしながら、少年は魔導師としては早熟だったが、人生経験は未熟だった。 お人好しの彼は周りの大人達にいいように搾取されていき、年中無休で奴隷のようにこき使われながら、馬鹿にされる日々を過ごす羽目に。 ついに過労で倒れてしまい玄関先で目を覚ましたある日。涙が止まらなくなり、ようやく自分の心と向き合う。 こんな仕事、辭めてやるっ! 初級魔法しか使えないエクスは、便利な奴隷くらいにしか思われていなかったが、エクスの異常に長持ちする初級魔法の効果が一つまた一つと切れてくるにつれ、だんだんと事態が深刻になっていく。 エクスの代わりなど誰もいなかったと慌てふためいた時には、もう遅い。 脅してきても、すがりついてきても、ニッコリ笑って全部お斷り。 僕はもう、ぜーったい働きません!
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