《僕の日常生活は終わってる。》ルナが風邪をひいた⁉
守達は今は學校のカフェテリアで食事をしている。食べている友達はというとルナ、雪、そして今日友達になったリンである。
リンは人気があるらしく守達が食事をしている間にも、あ、リンちゃんだと同じクラスの友達に言われていた。
ちなみにリンはルナと同様可らしいの子である。つまりリンという人はツインテールで明るく元気なの子なのである。
守がルナの子供時代について質問している。早速守はリンと呼び捨てにしているがリン本人はは全く気にしてないようだ。
「なあリン、ルナと一緒に遊んだことあるんだよな。どんなじだった?」
「うーん……全然今と変わってない!昔から元気で明るかったよ!」
しばらく悩んだ後に回答をした。ルナも私あまり変わってないんだよねとてへっと舌を出して笑っている。
守は今と変わってないのか……とよくわからないが複雑な気持ちになった。
リンは明日の職場験を楽しみにしていた。みんな職場験先は一緒で稚園である。
「明日職場験だよ。どんな子がいるのかな、小さい子って可らしくていいんだよねー」
「リンちゃんそんなに楽しみにしていたなんて、私も楽しみにしているけど、一緒に楽しもうね。」
二人はそう言うと目を合わせて笑っている。とても純粋な笑顔でなんだかこちらまで癒されるようなじがした。
そして二人は思い出話に花を咲かせてしまい、なかなか終わる気配がない。
ふと守が食事を終えている雪の方を見ると會話に參加できていなく寂しそうだったので話しかけた。
「あ、明日職場験でだよな。張するなー」
「そうですか。私はこう見えても子供は好きな方です。小さくて可らしいので。あまり張を言うものはしません。」
雪のこう見えてもというところでし守は笑ってしまったので雪は不機嫌になり次は育なのでとカフェテリアを去った。
守も次は育だと思い出しルナ達にまたあとでと告げカフェテリアを去った。ルナは守が次は育だと言っているがのんびりとしている。
「リンちゃんし話でもしない?」
「え?ここじゃダメなの?」
「久しぶりに會ったから二人で仲良く話そう。」
二人はそう言って屋上に行った。
「ふぅ~、ここは風通しが良くて気持ちー」
「そうだね、ルナちゃん。こうやって二人で話すのは初めてかも。」
二人はまた思い出話に花を咲かせた。しかしルナは違うことを言いたい様子だ。しかしリンはとっくに気づいていた。
さすが昔からいただけある。ルナは元気で明るいが時たま何を言いたいのかわからなくなる時がある。家ではというと守は全く気付かないことが多いが、日菜は気づくことが多い。
「どうしたのルナちゃん、本當は言いたいことがあるんじゃないの?」
「へへ。言いたいことがあるってよくわかったねー。実はね……」
次の瞬間え とリンは聲を上げた。驚いている聲だ。ルナは何を言ったのかというと守が好きだということだ。そしてリンはふふっと笑った。
「確かに守君優しそうだね。運神経もよさそうだし。もっと紹介して守君のこと。ルナちゃんの応援するから。」
気付くと時間は授業開始の10分前になっていた。そしてルナは守の言葉を思い出しまたねといって教室に向かった。
ルナが教室にると守がいた。どうやらルナのことを待ってくれていたようだ。
「著替えないと遅れるぞ。」
「うん。ありがとう。次って何するんだっけ?」
「確か、持久走の練習じゃなかったか?」
先に校庭に行ってるといい守は走っていった。
著替えているルナはため息をついた。運全般はルナは好きなのだが持久走だけは嫌いなのだ。
授業の開始1分前になりようやくルナが來た。
すると育の先生が來て持久走の練習だ今から走れ、といきなり言い出した。
もちろん周りの友達も、えー!という聲を上げる。
仕方なくみんなは走り出していく。守はルナと一緒に走ることにした。
しばらくするとしだけルナが息を荒くする。
「どうした?苦しいのか?」
「まあね。持久走だけは苦手なんだー」
次の瞬間ルナが転んだ。ひざからが出ている。とても痛そうだ。守が大丈夫かと聲をかけると泣きそうなじで大丈夫といわれたので先生に許可をもらい保健室へ行った。
守はこの時ルナの様子が何かおかしいとじていた。守は不思議そうにルナを見つめた。
ルナは守の知っている限りではそんなに転ぶことなどはない。しかも大好きな育の時間に。ルナはどんな時でも頑張ってきたはずだ。
しかしそんな心配もすぐに消えた。というか消されたというか、次の瞬間守は顔を赤くしたのだ。
その理由はすぐにわかった。ルナの首がけて見えているのだ。ルナのも歩くたびに揺れている。
いろいろ思っているうちに保健室についた守はまず先生を探すがいないのでルナをベッドに寢かせる。し調も悪そうだからだ。さっき守がじた異変はルナは調が悪いということだったのだ。
そして棚から勝手にばんそうこうを取り出しルナの傷口にはる。先ほど水で傷口は洗ってきている。
すると守は先生の機から溫計を取り出した。
「なんかルナ調悪そうだから一応熱計れよ。」
「う…うん。ありがとう。」
ルナを今は直視できない守がはいっと言って渡す。しばらくして熱を測り終えた。ルナの現在の溫は三十八度以上ある。
するとルナがベッドから起き始めた。大丈夫だからといって育の授業に戻ろうとしたが熱があるのですぐによろけた。その直後すぐに転倒した。
守は巻き込まれる。守の顔はルナのぷにゅぷにゅなに當たる。そして守はルナを包み込む形になってしまった。
すると保健室の米本先生が戻ってきた。
「あら?二人とも青春の真っ最中だったかしら?ごめんなさいねー」
「え?ちょ、ちょっと誤解です 」
先生にルナに何が起きているのかを説明して、またなんであのようなことになってしまったのか話した。
そしてようやく理解してもらうことができた。守は完璧疲れている。
「なるほど、つまりルナさんは今熱があると。わかりました。擔任の先生に言っておきますからルナさんは早退しなさい。」
「はい。ありがとうございます。」
「原野君は授業に戻ってもいいわよ。」
守は表を曇らした。なぜなら家でルナを一人にさせるわけにはいかない。さらに何か風邪薬か何かを買ってこないと可哀想だ。
そう思い守も帰らせてもらうことにした。
「すみません!ルナが心配なので俺も帰っていいですか?子を熱がある狀態で歩かせるのはちょっと……」
「わかったわ。特別に早退させてあげる。擔任の先生にはうまくごまかしとく。」
守が口を開いた瞬間にルナは顔がもっと赤くなった。これは熱のせいではない。守がかっこいいと思ったからだ。
そんなことは知らず守は早く著替えて帰ろうと優しく言った。
しばらくして校門を出ていく二人を米本先生は見つめていた。
「青春か。頑張りなさいね二人とも。」
と呟いた。
家に著いた守はまず自分の部屋に行きの回りをかたずけてからルナを寢かせた。
なぜルナ本人の部屋にしないかというと守は何回も言ってるが子に會うと赤面してしまう。子の部屋なんて論外だ。
もしってもほんのりとした甘い香りのせいで恥ずかしくなってしまう。だから自分の部屋に寢かせることにしたのだ。
守は日菜に風邪薬を買ってきてくれと頼むことにした。日菜は小學生だが家庭の事ということもありスマホを持たせている。
だから何かあった時などすぐに対応できるのだ。
一方日菜の小學校ではもう帰りの會が終わり帰るところである。
日菜は人気者なのですぐに一緒に帰ろうとってくれる友達がいる。日菜は下駄箱にいくとラブレターが置いてあることに気付いた。
「また、ラブレターか……私にはまだ人はいらないのに。」
と小さな聲で呟きしだけほっぺを膨らませた。すると友達がどうしたの?と聞いてきた。日菜は正直にラブレターがっていたことを告げた。
するといいなー、うらやましいなどといってくる。それがほぼ毎日である。日菜は人気者で可く頭もよく運もできるそのためこくられることもよくある。
それでその日菜に惚れた男子が起こす行というのがラブレターなのである。
そんなものは無視して攜帯を確認すると守からのメールがあった。
こんな時間にメールしてくるなんて珍しく何かあったのだと思ったので容を確認する。
すると『ルナが熱出して學校を早退した。俺も一緒に早退した。とても辛そうだから冷たくて甘い飲みを頼む!あとできれば薬も!俺はルナの看病をしてる。』
と書いてあった。
それを見て日菜は人騒がせなお兄ちゃんだなと思っていた。
ちなみに日菜は財布も學校に持って行っている。なぜなら夕飯の食材は學校帰りに買うからだ。何かあってもいいようにと日菜は多めにお金を持つようにしている。
日菜は先のことまで考えているのだ。ちなみに守は先のことを全く考えず行している。
日菜は友達と別れ近くのスーパーとドラッグストアにより頼まれたものを買った。今日の夕飯はというと守と日菜は焼き魚(鮭)、ルナはおかゆにした。
しばらくすると日菜は家に帰ってきた。そして日菜は急いでルナの部屋に行くも姿は見當たらなかったので守の部屋に行ってみた。
そして日菜が見た景は何とまた守がルナを抱えている姿だったのだ。ルナと守は顔が赤くなっている。(守は風邪ではない)
「ま…守 ルナさんが風邪なんだから今日ぐらいは……」
「い、いや違うんだ!というか日菜が考えてるような関係ではない!」
「ふーんそうなんだ。信じるよ。変態お兄ちゃん♪」
守は顔が青ざめる。久しぶりに日菜にからかわれたからだ。
「だから!俺はそんなことはんではしない!これは全て不可抗力だ!」
必死に弁解しようとする守を見て日菜は笑う。本當はとてもやさしい兄だと思っている。
するとルナが起きた。ルナはなぜ自分がこんな時間に自宅にいるのかわかっていない様子だ。
「あれ?なんで家にいるの私?」
「おいおい覚えてないのか育の時間し調が悪そうだから保健室に連れて行ったら熱があるから早退してきたんだよ。」
「ありがとう。」
日菜があ、そうそうと買ってきたものをルナに渡した。ジュースはオレンジジュースを買ってきてくれた。
「ありがとう日菜。じゃ、私寢るね。」
「あれ?夕飯はいらないの?」
「ごめん今日は食がなくてごめんね。」
日菜は早く良くなってねと聲をかけて部屋を出ていった。守はルナの看病を続けている。顔が赤くなっていつもとは違う雰囲気のルナにし張してしまう守。
するとルナが聲をかけてきた。
「私風邪ひくの久しぶりなんだよね。守達がすごく看病してくれたおかげで明日にはよくなりそうかな。」
「そうか。ゆっくり今日は休めよ。明日職場験だからな。俺はルナがいないとだめだと思う。」
「俺もルナに謝しないといけないことがあるんだ。ルナが來てから日常は崩れ去っていくけど楽しい毎日が送れてると思う。しかも普通なら張しちゃうの子とも話せてるし。まあ、なんと言うかありがとう。」
し恥じらいながらルナに謝の言葉を伝える。ふと見ると大事なところなのにルナは寢ていた。守はしがっかりする。しかしこれは単に目をつむっていただけでルナはしっかりと聞いていた。
守がまた明日と言い部屋を出ていく。扉が閉まると同時にルナの張も解ける。
ルナは顔を赤くしながら深呼吸をする。
「ふぅー。まさか守があんなこというとは。ふふっ。」
――その日の夜――
風呂上がりの守は今日は疲れたのでもう寢ようとしているとあることに気づいてしまった。ルナのことだ。
守はさっきまでは全然気にしなかったがルナが寢てるのは守の部屋である。
今更ルナを起こしてルナの部屋に移してもらうわけもいかないし、といろいろ呟きながら考える守。
すると日菜がいた!と思い相談する。そのことを日菜に説明すると……
「私に言われてもー。どうせなら一緒に寢れば。熱は無さそうだし。まあ自分で何とか頑張ってね。」
軽く聞き流して日菜は自分の部屋に行ってしまった。どうすればと落ち込む守。
あれこれ考えこんだ後、仕方なく自分の部屋に行く。すやすや寢てるルナの隣にそっーとる。
「どうすんだよこれ……」
嘆く守。ルナが風邪で靜かであっても原野家(特に守)はごたごたしているのであった
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