「なるほど、にわかには信じられんな」

「ええ、こことは違う世界だなんて」

戸う二人の騎士

（まあ無理もないだろうがな）

「でも、本當なんです…俺たち右も左もわからなくてどうしたらいいのか…」

「そうだったんだな、大変だったろうに、すまないな剣を向けてしまった事謝罪させてくれ」

アッシュが謝ってくる。

「気にしないでくれ、俺たちがこの世界に人間から見れば、怪しいのはわかる」

「へぇ～君は冷靜なんだね」

ニコニコしながら喋ってくるセレスというらしい

（（がでかい…））

彼らは思春期真っ盛りな男子高校生である

「これから、どうすつもりなんだ？」

この場面の選択は重要だ、こいつらにとにかく人のいる街に連れて行ってもらう。

「迷じゃなければ、俺たちもあなた達の國に連れて行ってもらえませんか？」

「構わないぞ、そこで仕事でも探すのか？」

「はい、元の世界に帰る手段も探したいので」

「そうだよね、元の世界があるなら帰りたいよね…」

（當たり前だ、俺たちはこんな所で終われない）

皆とアイコンタクトで確認し、頷く。

「よし、ならいこうか、王都セブンスへ」

王都セブンス、そこが俺たちの目的地。

そこで待っているものと、元の世界に帰ることが俺たちの唯一の道標になると信じて歩いていく。

END