《目覚めると何故か異世界に!》第 10話 闘爭
「暗いな...」
ゴブリンの巣を慎重に進む、だが明かりは松明のみと視界が非常に悪い
「急に出てこないといいけどな」
タカすらも、慎重だ
「後ろから見ているじだと、まだ特には何もないけどね」
「ここまで一本道、妙だな...」
「だって、ゴブリンてアホだろ?」
(まあ、否定はできんが奧まで一本道というのはあまりにも...)
「止まれ」
「どうしたの海?」
「変なオブジェがある」
「なんだこれ?趣味悪っ!」
(確かに趣味が悪いが、これは・・・)
「人骨だなこれ」
「まじかよ...」
「こんなこと...」
全員に張が走る
(殺られる冒険者もいるってことだ、これは遊びじゃないんだ...)
「進むぞ」
「おう」
しばらく歩いていると、何かが聞こえた気がした
「なあ、後ろから何か聞こえないか?」
集の意見にタカが答える
「なんだよ集ビビってんのか?」
タカが茶化すように言う
「僕は聞こえなかったけど」
「何かがおかしい、警戒しろみんな!」
「おい集落ち著けよ、俺たちはかなり強いんだ問題ないぜ!」
(こいつは馬鹿か!!)
「狀況を考えろ!!俺たちは魔の巣の中にいるんだぞ!!」
事態が急変したのは、その瞬間だった
GYAAAAAAAAA
「「!!!!!!」」
周囲を警戒する間もなく、後ろから大量のゴブリンが湧いて出てきた
「うわあああああああ!!」
裕太が、びながら矢を放つ
GYAAAAA
ゴブリンを一倒した
「や、やった!!」
「裕太!制を立て直せ!!」
「え?」
その瞬間、鮮が飛び散った
「な、にこれ?」
”ビチャッ‘’という音が聞こえた・・・
「があああああああああ!!!!」
(獣のような聲を上げる裕太...なんだこれ?どうなってる?)
「チクショウが!!!」
夢中で、タカが剣を振り回すゴブリンが1、また1殺されていてく
「撤退だ!!!」
海がび撤退を指示する
「俺が退路を開く!集!タカと裕太を連れていけ!!!!」
「お前は!!??」
「俺は後で行く!頼むぞ!」
クソ!!俺に力があれば!
「タカ、行けるな!?裕太は俺が背負う!行くぞ!!」
「ああ・・・」
タカの士気がかなり落ちている、揺している
「取り合えず、裕太にポーションを!!」
傷口にかけるが、全然効いてるいる様子がない
「ど、毒だ、奴ら武に毒を塗っていやがる」
タカの呼吸が荒いまさか
「お前も傷を!?」
「集、お前だけでも逃げろ、はあ、はあ、この毒マジでやばい・・・」
足がふらついて歩けない様子のタカ
「馬鹿野郎!お前らを置いていけるか!!」
「ばか!!、お前だけでも逃げなきゃ!全滅だろうが!!」
気迫に押される
(なんでこんなことに!!)
「俺たちは調子に乗っていたんだ、し強いからって勘違いをして、何も考えずに突っ走った結果がこれだ」
「そんな...」
「海もそんなに長くはもたない...なあ、集・・・」
「なんだ?」
涙をこらえながら聞き返す
「俺たち、みんな”親友”だったよな?」
(なんで、過去形なんだよ)
「今でも、俺たち4人は親友だろ!これからも!!ずっとだ!!」
思いをぶちまける、これが最後だなんて思いたくなくて...
「俺は、お前がいてくれて、救われた、お前に出會って、俺の日常にをくれたお前に、皆から浮いていた俺は・・・居場所がなくて・・・そんな俺に聲を掛けてくれたのはお前だった...」
昔、タカはこんな風だからみんなから浮いていた、でも俺はそれでも自分を貫いていたこいつに興味がわいて話しかけて、そこから仲良くなったんだった
「俺は...そんな大したことなんてして..ない!」
し笑ってタカは言う
「それでも、俺にとっては最高の仲間しんゆうだったんだよ...だからお前には生きてほしい」
「なん、だよ、それ!!」
(涙が止まらない、こいらに涙なんて見せたこと無かったのにな...)
「裕太はここに置いていけ、俺が守っておいてやる」
何も言わずに立ち上がる
「町に戻って、助けを呼んでくる、必ずそれまで生きてろ!!!」
走り去る集を見つめながら、タカは今までの思い出を振り返る
「じゃあな、集・・・裕太、ごめんな?一人で死ぬ勇気がなくてな、お前の優しさにも何度も救われたよ、おれは」
裕太は、既に死んでいた目を開くことも、話すこともない
「う、うう、死にたくねえ...もっと皆でばかやって一緒にいたかった...日本に帰りたかった...どうしてなんだよ...どうして!!」
GYAAAAA
ゴブリンが笑ったような気がした
「この、クソ野郎共、全部ぶっ殺してやる!!」
ゴブリンを1匹、1匹、何倒しただろうか...気が遠くなる
そこに絶が現れた通常よりも巨大な個だ、本能でわかるこいつはヤバい
「親玉か?使うなって言われていたけど、切り札だ!!」
「強化!!」
魔法を使用し、能力が向上しての攻撃、首を狙う
GYAAAAA
「おらああああああ!!!」
渾の一撃を振るう、その瞬間ゴブリンと目が合う...ニタァと笑ったゴブリンが攻撃を回避し斧を振るう、その一撃はタカのを捉える
「ごはぁ!!」
口からが止まらない、痛みで意識が飛びかける
「ぎぃ、ごのおおおおおおおお」
立ち上がる力も殘っていなかった、巨大なゴブリンは、裕太の死に寄っていく、おもむろに死を摑む
「な、なにを」
再びニタァと笑みを浮かべながら、裕太の死に齧り付く、”グチャ”バキ”音をたてながら、頭をを手足を食らいつくす
「やあめろおおおお!!!てめえええええええええ!!!!」
「”ファイアーストームウウウウウウウウ!!!”」
炎ぬ渦が、ゴブリンを焼き盡くす
「仇は討ったぜ、ゆうたぁ」
炎の中からゴブリンが現れる、やけどを負っているが、致命傷とは言えない
「みん、な...」
最後の瞬間、貴明は日本での思い出に包まれながら...ゴブリンの手によって...
END
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