《目覚めると何故か異世界に!》第15話 指導役
「ハア、ハア、ハア」
走る...
暗い道をひたすら走る...
「タカ!裕太!」
見えてきたのは親友たち...
一瞬こちらを振り返り、また先に歩いて行ってしまう...
「待ってくれよ!俺も行く!」
再び振り返り、何かを言っているが聞こえない...
「聞こえないよ!なあ二人とも!」
あいつらが何を言いたいのかわからない...
「タカ!裕太!」
飛び起きる集
「わあ!?」
目の前に、シェリーの顔があった
「すまん、夢を見ていたようだ...」
「また、あの夢を見たのね?」
心配そうに尋ねてくる彼
「ああ、あいつらが最後に何を言っているのかいつもわからないんだ...」
顔を両手で覆う集をそっと抱きしめる
「今は、まだ辛いよね?ここにきてんなことがあり過ぎたもんね?」
「うん...」
「私は傍にいるから」
彼に包まれていると安心する...迷をかけてばかりだ
「あろがとうシェリー、いつもすまない...迷ばかりかけてしまって」
「ううん、いいのよ私がしたくて、しているんだもの」
とても綺麗な笑顔だった、だから思わず口にしてしまったのかもしれない
「君の事は、俺が必ず守ってみせるよ、俺の命に代えても」
「ふえ!?」
とたんに顔を真っ赤にするシェリー
「どうしたんだ?」
言ってから、自分が言った事を理解する
「い、いや!違うんだ!変な意味じゃないから!」
「う、うん、わかってるから//////」
「よ、夜ご飯にしようか?」
「そ、そうだな」
何をしているんだ俺は!?
「今日は、パンとシチューか」
「うん、好きでしょ?」
流石に一緒に住んでいるだけあって好みをわかっている
「ああ、いただきます」
「いただきます」
食事をしながら今日あったことを報告してくるシェリー
「そういえば、ギルドであったあの子綺麗な金髪の子いたでしょ?」
「ん?ああ、カノンの事か?」
「うん、真面目そうでいい子だったよ?し乙強めだったけどね~」
(乙てなんだよ...)
「そうなのか、まあ俺には関係ない」
「でも危なっかしくて、明日の依頼一緒に行ってあげて?」
何を言われたのかよくわからなかった
「ゴホ、ゴホ、なんでだ!?」
思わず吹き出しそうになった
「いいでしょ?どうせいつも一人で討伐の依頼しに行っちゃうんだから」
「いや、でもな」
「ダメなの?」
上目使いで聞いてきやがるシェリー
「はぁ~今回だけだぞ」
「やった!」
彼には世話になっているからこれくらいはいいか...
「じゃあ明日よろしくね!」
「わかったよ」
食事を終え、部屋に戻る
「タカ、裕太...俺は今日も生き殘ったよ...」
ひとり呟く
「お前たちの命は俺が背負っていくから、見守っていてくれ...」
「朝か...」
シェリーは先にギルドに行ったようだな
「俺も行くか」
ギルドに著くと、シェリーと話しているカノンの姿が見えた
「あ!おはようシュー君」
「ああ、おはよう」
「おはようございます、シュー君」
(元気だなこいつは)
「ああ、朝から元気だな」
「はい!もちろんです!」
「カノンちゃん、今日は彼が依頼に同行してくれるか安心してね?」
「え!?本當ですか!?」
凄まじい勢いで手を握ってくるカノン
「よろしくお願いします!!」
「あ、ああ...まあよろしく」
「はい!」
その笑顔をまぶしくじた
「指導役よろしくね?シュー君?」
茶化すようにシャリーが言ってくる
「はあ~」
(どうなることやら...)
END
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