《目覚めると何故か異世界に!》第22話 バルド砦攻略戦(中編1)
瞬間…閃が放たれた。
閃が俺へと到達するまで10秒とかからないだろう...
1秒・・・目を閉じ集中する。
「ランスロット、やりすぎだろ」
「たかだか冒険者に」
2秒...ギャラリーからの聲が聞こえる
「いや・・・まだだよね?」
3秒...確信にも聞こえるその聲
「むかつくぜ」
4秒...その聲に応えるにも癪だが...
「見せてやるよ...」
5秒...今の俺にできる全力の一撃を
「その構えは...」
6秒...刀を鞘に納め、ゆっくりと腰を落とす
「全魔力解放!!」
7秒...から、撃雷が迸る
「さあ、見せてくれ!!」
8秒...その一撃を開放する
「”武雷タケミカズチ”!!!!!!!!」
9秒...超神速の抜刀と共に赤雷の斬撃を放つ
10秒...星の一撃と雷の閃が激突した
凄まじい風と衝撃...
「ば、けも、んが」
集の意識はそこで途絶えた...
「いや、単純な威力だけなら君の技の勝ちだよ」
「ランスロットの鎧を切り裂き、背後の闘技場は半分に割れる威力」
「なんて業だ...」
騎士団が騒めく
「ありがとうシュウ、君は君自の価値を示してくれた」
當初の目論見道理にね
「アリサ、シュウを頼んだよ?」
アリサと呼ばれた騎士が駆け寄る
「了解しました」
END
【書籍化】宮廷魔導師、追放される ~無能だと追い出された最巧の魔導師は、部下を引き連れて冒険者クランを始めるようです~【コミカライズ】
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