《目覚めると何故か異世界に!》第26話 帰還
「じゃあ、気を付けて帰るんだよシュウ」
「シュウ様、本當に騎士団にはらないんですか?」
見送りに來た二人から聲を掛けられる
「騎士団なんて免だ、俺は自由な冒険者で十分さ」
「ははは、シュウらしいね」
「殘念です」
「まあ、これが今生の別れでもないし、何時かまた會えるさ」
王宮を背にして振り返る
「そうだね、君とはまた必ず…」
ランスロットが意味深な笑みを浮かべる
「また會いましょう!シュウ様~!」
「シュー君」
「シェリーさん…」
心配そうにカノンがシェリーを呼ぶ
「あ、ごめんなさい..私また言ってた?」
最近気を抜くとすぐに彼の名前を呟いてしまう
「大丈夫ですよ!シュー君はきっと無事に帰ってきます!」
元気に勵まそうとするカノン
「そうよね…」
無事で帰ってきてシュー君、君がいないと私は…
「以上報告です!」
伝令兵がエルザへと報告をする
「ご苦労様、ありがとう」
「は!」
敬禮し帰還する伝令兵
「早くあの子に伝えてあげなくちゃね」
「はぁ~やっと著いたな、怪我人には遠すぎだぜ」
ようやくギルドの前に到著した
「早いとこ、エルザに報告して帰って寢るか」
ギルドのり口に手を掛けようとして止まる
シェリーにはどんな顔して會えばいいんだろうな、俺はもう人殺しなのに…
彼はこんな風になってしまった俺をどう思うだろうか…人殺しと罵るだろうか?
それとも、いつもの笑顔で俺をまた迎えてくれるのだろうか?
「俺はどうしたらいいんだ?」
いつからだろうこんなに弱くなったのは…
彼にもし嫌われたら、そう思うと心が竦む
「はっ、何を今更びびってんだ俺は」
俺はそれだけのことをしたんだから報いはけなきゃな
「いくぞ」
ギルドの扉を開ける
「こんにち…は…」
シェリーが扉を開けた人を見て目を見開く
「よ、よう、元気か?」
我ながら酷い、もうし何かあるだろうに
「シュー君!!」
アリアが驚き聲をあげた
「いたのかアリア、久しぶりだな」
「シュー君!!!!」
もの凄い勢いで抱き著いてくるシェリー
「シェ、シェリー!」
に顔を埋め泣いているシェリー
周囲の奴らはポカンとしている
「あ~シェリーさん?」
「暫くこのままで…」
言われるままにする
「心配しました」
「ああ」
「帰ってこないかもって」
不安にさせてしまったな
「ああ」
「さみしかったです」
「ああ」
「ケガしてます」
「すこしな」
「辛かったです」
「すまない」
「罰として抱きしめてください、シュー君が此処にいるってわかるように」
「心配かけてすまなかった」
シェリーを抱きしめる
「うわぁぁぁぁん!!」
シェリーが泣き出す
「シュー君は悪い人です!出ていく時も私が起きる前に行っちゃうし!」
「顔を見たら行けなくなっちまうと思ってな」
「私はもし!シュー君が死んじゃったらって毎日、毎日心配でした!」
「ごめんな」
「でも、帰ってきてくれたから許します…」
思わず泣きそうになる
「俺は此処に帰ってきてよかったのかな?」
「いいに決まってるじゃないですか」
その言葉が、その一言が俺はしかったようだ
「シェリー…ありがとう、ただいま…」
集の目から一筋の涙が零れる
「はい、おかえりなさいシュー君」
あの時と同じ笑顔でシェリーが”おかえり”と言ってくれた…その笑顔だけで俺は…
俺の心は救われた…そうじた…
「なあ、シェリー帰ったら話したいことが沢山あるんだ…聞いてくれるか?」
「うん、聞かせて全部」
彼がいてくれるそれだけで、俺の世界は輝いて見えるそう思える
「の再開ね、お二人」
あの子に集の帰りを伝えようと思ったのに、一足遅かったみたいね
「あ!マスター!」
「アリア今日も元気ね」
「マ、マスター!?」
慌てて離れる二人
「まったく、人目も憚らずに」
周囲の冒険者はポカーンとした顔で二人を見ている
「今日は二人とも帰りなさい、集報告は明日でいいわ」
それどころじゃない雰囲気だしねギルドが
「すまない、エルザ」
「いいのよ、シェリー帰ってたっぷり甘えなさい?」
「マスター!?」
若いってのはいいわね
「それじゃあね」
去っていくエルザ
「帰ろう、俺たちの家に」
「うん!」
俺は帰ってきたんだ
END
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