《目覚めると何故か異世界に!》第42話 刀匠キュクロ
ここはどこだ?
暗闇の中に集は居た
ここは夢の中なのか?
真っ暗だ、俺はどうしたんだ?
その時周囲の風景が変わる
眩しい、なんだ?
そこには、黒いコートを羽織り刀を差した男がいた
「、、、、、、」
周囲には炎と、死の山
そこは、地獄だった、、、
「俺は、、失敗した、、、」
その男は守りたかったを守れなかったんだろうか?
「すまないーーー、-----」
その男が呟いた名前を聞き取れない
また風景が変わる
そこには処刑場に集まる人々、そしてあの男がいた
「貴様、あの村の人々を殺した罪で処刑する」
そう、殘酷な一言を告げられあいつは、、、
「あの夢は」
最悪の目覚めだ
「糞悪いな」
あの男は守りたかったを守れずに、最後は処刑されたんだ
「あの男の夢、前回とは違う終わりか」
一俺に何の関係があったのか
「気にしても仕方がないのか」
それよりも今日は用事がある
「さあ、行くか」
「シュウさんおはようございます」
宿の前で待っていたアスタルテに挨拶を返す
「ああ、おはよう」
「では、行きましょうか」
そういって出発する
「シュウ様、明日用事が無ければ刀鍛冶の方に會いに行っては?」
昨日別れる際に神夜に言われた
「鍛冶屋か?」
「ええ、シュウ様の刀それは雷切ですねその刀を鍛えた刀匠がこの街にはいますから」
見てもらったほうがいいと言う
「わかった、じゃあ明日行ってみる」
「それじゃあ、私も行きます」
そういうアスタルテ
「ああ、頼む」
そういって現在に至る
「ここがその店なのか?」
「そのはずですけど、、、」
目の前にあるのはボロボロでいかにも潰れかけの店だった
「とにかくってみようか」
「そ、そうですね」
不安しかないような顔で苦笑いを浮かべるアスタルテ
「じゃあ行くぞ」
店の中には多くの武が飾ってあり、そのどれもが一級品だとじた
「誰だお前さんたち」
そこには長の低いいかにもといった種族の男がいた
「まさか、ドワーフ!?」
アスタルテが驚いたように言った
「まさかも何もワシはドワーフじゃ」
この世界にいる亜人のひと種族ドワーフ、その多くは鍛冶屋などの作りの達人だという
「いきなりすまない、俺達は神夜の紹介できたんだ」
事を説明する
「ほお、巫様のなそれで?ワシに何の用じゃ」
「この刀をあんたに見え貰いたい」
そういって、腰の雷切を渡す
「ああ、久しぶりじゃなお前さんをがまたワシの所に戻ってくるとは」
雷切を見た瞬間、ドワーフはそう言って舊友に會ったかのように懐かしむ
「こいつを何故お前が持っている?こいつは雷屬の者にしか扱えんはずじゃが?」
「シュウさんはその雷屬の使い手です」
「なんじゃと!?」
驚き目を見開くドワーフ
「そうか、これも運命というわけか」
「ここまでの間俺にはそいつのメンテナンスはできなかっただからあんたに見てもらいたいんだ」
「そうか、狀態は悪くないお前さんがこいつを大切に使ってくれていたのはわかる」
刀をじっくりと見ながら答えるドワーフ
「良いだろう、小僧お前さん名前は?」
「俺は冒険者のシュウだ、あんたは?」
「ワシは、ドワーフのキュクロというよろしくなシュウ」
ああ、といって握手をわす
「し待て見てやる」
そういって作業を始めるキュクロ、その間店の武を見たいというのでアスタルテは離れる
「シュウ、お前さんはこの雷切と何をそうと考える」
「俺は、自分の大切な人たちを守るために戦うと決めた」
そう、道を見失わないために
「もう後悔はしないって決めたんだそのために相棒であるそいつと戦い続けるさ」
そうかと呟き黙って作業を進めるキュクロ
「なるほどな」
「おわったのか?」
「ああ、し刀が歪んでいるのと刀の材質が雷の魔力で変質している」
変質?魔力で変質することがあるのか?
「それって、まずいのか?」
「そうだな、このまま使い続ければいいずれ刀が持たなくなり砕けるじゃろうな」
「な!?なんとかなるのか!?」
落ち著けといってキュクロが説明をする
「しの間預けてくれればワシがお前に合わせて改修してやる」
「よかった、なら頼む」
「ああ、次にこいつを握る時には今よりお前に馴染む刀になっているじゃろう」
安心した、どうやらここに來た意味があったようだ
「それまでどうする、この店の刀を一本もっていくか?」
願ってもない提案だった
「いいのか?じゃあ借りようかな」
待っていろといって棚から一振りの刀を持ってくるキュクロ
「こいつは特別な力はないが軽くて扱いやすいはずじゃ」
「ああ、すまない」
け取った瞬間に集は直観した
「キュクロ、こいつは俺には扱えないぞ」
「なんじゃと?お前さんならその程度の刀なら問題ないはずじゃが」
「いや、この刀じゃ俺の魔力に耐えきれない」
そういって、刀に魔力を通した瞬間刀が砕け散った
「な!?」
驚きを隠せないキュクロ
「何の音ですか!?」
騒ぎに気が付きアスタルテがやってくる
「シュウ君!お店の商品壊したんですか!?」
「え!?いやまて!魔力を通したら刀が勝手に!!」
「それを壊したというんですよ!」
確かに!商品だって忘れていた!!
「わははははっは!」
急に笑い出すキュクロ
「いやすまん!ワシはお前さんを侮っていたようじゃ!」
そういって、店の奧に急いでいくキュクロ
「ならば、こいつはそうじゃ?」
その手には一振りの刀が握られていた
「なんだそいつは?」
「まあ、一度抜いてみろその方が早い」
そういって刀を渡される
「こいつは、、、」
握った瞬間にわかる、手に馴染むそして、、
「漆黒の刀?」
鞘から抜いたその刀は漆黒の刀の刀だった
「綺麗ですね」
そうアスタルテが呟く
「なあ、キュクロこいつのなまえは?」
「その刀の銘は鳴神なるかみ雷切と同じく雷屬の魔晶石とオリハルコンで鍛えられた刀じゃ」
「オリハルコン!?世界で最もい伝説の鉱ですか!?」
興気味に騒ぐアスタルテ
「ああ、そしてオリハルコンの魔力親和はこの世の鉱で最高じゃ」
こいつならお前さんも力を十全に使えるじゃろうと言うキュクロ
「なあ、試し切りできる場所はあるか?」
こいつの力を試したくてたまらない
「店の裏に広場がある向かいは山じゃそこならどうじゃ?」
店の裏の広場にやってきたシュウ達
「じゃあ始めるぞ」
自分の中に意識を集中する
「はああああ!」
全開で魔力を鳴神に流す
「凄い!!」
「こ、これは!」
周囲に雷が迸り刀に赤雷が纏い始める
「な!これは!?」
漆黒の刀が俺の魔力に反応して蒼白く発行する
「鳴神が青く輝いてる!」
「こんなことが!」
魔力が臨界點に到達し荒れ狂う
「”武雷”」
渾の魔力を解き放った
落雷の如き凄まじい轟音と雷の斬撃そして周囲を衝撃波が襲う
「なんじゃこれは、、」
一同は言葉を無くし呆然と二つに割れた山を眺める
END
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