《リーンカーネーション 小學生に戻ったおれ》超山なりのボール
「矢部っち!!走れ!!」
超山なりのボールを見て思わずんだ。その聲を聞いた矢部っちは、慌てて三塁へ向かって走って行った。
「セーフ!!」
 
ここまではいい。そして、問題は次のボール、サインはホームスチールを出してもらった。コーチはというと押せ押せムードだと勘違いしていたようで、俺の進言に
「わかった」
なんだかよくわからないけど、ホームスチールのサインをだしていた。相手はデータ野球をしている。このサインもバレている可能もあった。
第二球目
矢部立ちが走った。キャッチャーが立ち上がりウエストしたボールは中途半端な山なりのボールだった。
ザザー
「セーフ!!」
 
同點!!
わーとベンチは盛り上がった。そして、池上フレンズでは、パソコンに座っていた年が苛立っていたのが見えた。そして、チェンジの後、彼はチームメイトを罵倒したのだった。
「なぜ!!俺の命令を聞かないんだ!!」
その聲はは、俺たちにも十分聞こえていた。
「なぜ!!俺の言うとおりにしなかったんだ!!」
そんな彼の言葉を池上フレンズの監督が制していたのだった。確かに、あの場面直球を投げていれば、ホームスチールは防げたのは、間違いない、しかも、その指示を彼は出していたようだった。
回は進み、5回表、実は、この回から俺が登板することになっていた。超山なりのボールを主とした投球に、俺は揺れて落ちる謎のボールこれが、池上フレンズには究極の攻撃となっていた。
それもそのはず、山なりのボールへの練習は彼らは十分にしてきていたのだった。しかし、揺れて落ちてくるなんて想定外のはず・・回転をなくしたことによって、ボールは無回転の揺らぎ・・そう・・・ナックルボールへと変化していた。
ボールを鷲摑みにしていた俺にとっては、離す瞬間だけの問題だったのだが、それがナックルへと変化していたとは知らなかった。
當然、審判も知らない。ただ・・打者が驚いて、3振をしただけなんだけど・・・こうして、回は進み、6回裏になった。
【第二部完結】隠れ星は心を繋いで~婚約を解消した後の、美味しいご飯と戀のお話~【書籍化・コミカライズ】
Kラノベブックスf様より書籍化します*° コミカライズが『どこでもヤングチャンピオン11月號』で連載開始しました*° 7/20 コミックス1巻が発売します! (作畫もりのもみじ先生) 王家御用達の商品も取り扱い、近隣諸國とも取引を行う『ブルーム商會』、その末娘であるアリシアは、子爵家令息と婚約を結んでいた。 婚姻まであと半年と迫ったところで、婚約者はとある男爵家令嬢との間に真実の愛を見つけたとして、アリシアに対して婚約破棄を突きつける。 身分差はあれどこの婚約は様々な條件の元に、対等に結ばれた契約だった。それを反故にされ、平民であると蔑まれたアリシア。しかしそれを予感していたアリシアは怒りを隠した笑顔で婚約解消を受け入れる。 傷心(?)のアリシアが向かったのは行きつけの食事処。 ここで美味しいものを沢山食べて、お酒を飲んで、飲み友達に愚癡ったらすっきりする……はずなのに。 婚約解消をしてからというもの、飲み友達や騎士様との距離は近くなるし、更には元婚約者まで復縁を要請してくる事態に。 そんな中でもアリシアを癒してくれるのは、美味しい食事に甘いお菓子、たっぷりのお酒。 この美味しい時間を靜かに過ごせたら幸せなアリシアだったが、ひとつの戀心を自覚して── 異世界戀愛ランキング日間1位、総合ランキング日間1位になる事が出來ました。皆様のお陰です! 本當にありがとうございます*° *カクヨムにも掲載しています。 *2022/7/3 第二部完結しました!
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