《香川外科の愉快な仲間たち》久米先生編 「夏事件」の後 120
今まで家族のお祝い事とかで行きつけのお店は有る。
そして正直その味に飽きていたのも事実だった。それならマクドやミスドの方が良い!!と思ってしまっていたけれども、田中先生と柏木先生にも猛反対された。
確かにお灑落な店の方がデートには向いているのだろうとも思う。
しかし、今まで家族で行った時には當然のようにお父さんがカードで支払っていた。
ただ、料理とワインの料金はメニューに載っていたので當然知っている。そしてデートともなると、自分の薄給から捻出ねんしゅつしなければならない。
ちなみに、お父さんの持っているカードにも家族カードが付いていて、お母さんとオレもそれぞれ持たせて貰っている。
ただ、請求書は一括してお父さんのトコに行くので何処どこで何を買ったのかとかおおよその所は分かる。
オレが――田中先生と柏木先生がリストアップしてくれたお店だけれども――「デート向き」なことには間違いはない。
デートに向いているということは、年甲斐もなく「子會」と稱して集まってランチを食べているお母さんも知っているか、最悪行ったことのある店だ。
お父さんのカードの請求書はお父さんではなくてお母さんが開封するというのが我が家の習慣になってしまっている。お父さんなら「デートだよ」で済むだろうし、男同士ということも有って「なかったこと」のように何も言わずに勝手に口座から引き落としされていくと思う。
ただお母さんはそのレストランの請求金額から二人分だってことも分かるだろうし、當然ながら「誰と行ったの?」と聞いてくることは請け合いだ。
まさかそんなお灑落なレストランに男二人で行ったとかの言い訳が通るとも思えない。
だとすれば、カードは使えないことになる。ま、オレがカードを獨自で発行して貰えば良いコトなんだけど、結局、オレのお給料の振り込まれている口座からの引き落としになるので懐はいよいよ寒くなる點では現金払いと一緒だ。
フィギアに凝っていない人は分からないだろうけれどあれだってハマれば數萬円が直ぐに吹っ飛んで行くし、ゲームにだって課金している。
ゲームの課金の方は、ゲームする時間が限られてくる社會人なので仕方ないと思っていたが、ついついセブイレで5千円とかのウェブ払いのカードを買って番號を力してしまっている。
そういう買いも止めるとお金的にはギリギリ大丈夫だろうけど、ストレス発散第二がなくなるわけだ。
かといって。
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