《転生しているヒマはねぇ!》4話 冥界
   ぶっちゃけ暇でした。
今日で3日目だったけど、一緒に仕事するのはプルルさんだけ。
そのプルルさんもずっと一緒にいてくれるわけじゃなかった。
プルルさんはもともと転生を管理する側ではなく、マーシャ様のもうひとつの仕事である、転生界自を運営する冥界運営省という組織の書課に在籍していて、そちらの仕事をメインでやっているそうだ。
書っぽいとじる時があったが、本だった。
まあ要するに、マーシャ様がこの世界に不馴れなオレの為に特別に補佐としてつけてくれたんだろう。本來であれば、オレなんかがお近づきになれる相手じゃなかったっぽい。
マーシャ様、二度目のグッジョブ!!
という訳で、時折プルルさんが様子を見に來てくれることだけを楽しみに仕事に取り組んだが、本職は本當に見てるだけで終わった。
こんなに植を見つめたのは、小學生の時の夏休みの自由研究以來だったが、初日に説明された問題になる事象は皆無だった。せいぜい歩く植にしたくらいだが、このマタイラと呼ばれる世界の現世では、特に珍しいものではないらしい。
極任務に関しては、まったく進展はない。なにせマタイラ自の事がさっぱりなので、マーシャ様があるとにらんでいる、魂すり替え事件に関與した組織の存在だの目的だのを摑めるはずもない。
結局、終業時刻5分前にプルルさんがお疲れ様でしたと最高の笑顔を見せてくれるまで、ボーッとモニター畫面を見ていただけだった。
ヤバいな。楽なのは嫌いじゃないが、このままこれを続けていたら、プルルさんに役立たずと呆れられて、あの素敵な笑顔を曇らせてしまう。
就業時間中はモニター室から出られないから、休憩、休日返上で資料室や居住界にある図書館に行って、歴史とかの知識を仕れてくるか。
モニター畫面を見ているオレ。
モニター室にって來る彼。
仕事に集中して彼に気づかぬオレ。
モニター畫面を見ながら、それに関係した知識を思わず呟いてしまうオレ。
短期間でもきちんと勉強してきているオレに驚く彼。
背中に注がれる尊敬の眼差し。
毎日見ることになる背中。
視線に込められた尊敬はやがて―――。
完璧だ!
オレはたてた計畫に満足し、役所前に設置されている居住界へと続く転移裝置を起させた。
景が一瞬で変わる。
殺風景な役所前の景が、ニホンでいう繁華街に変わった。
オレはニホンで死んだ後、チキュウの冥界のひとつである転生界に行き、そこから転移門をくぐり抜け、マタイラの冥界にある転生界に跳んできたらしい。
今度は転移裝置を利用して転生界からこれまた冥界のひとつである居住界へと移した。
冥界という大きな海に、転生界や裁斷界、居住界といった大小様々な島が點在していると言えばわかりやすいだろうか。
ともかくオレの住む部屋や、買いなどの普段生活する場所はこの居住界にある。
転生界や裁斷界は冥界の住人が仕事をする為の場所だ。
冥界でも、生きている時に存在することになる現界と、ほぼ変わらない生活ができる。
違うのは、今使っているが仮初めのものだということだ。
本來、転生界の住人はすべて、オレが最初にとっていた姿、火の玉のような魂だけの狀態らしい。でも、冥界の住人には現界経験者もいることから、いつからか現界に似た姿を利用するようになった。
そうなったら、生活も永遠に変わらない冥界スタイルよりも、刺激の多くある現界スタイルを求める、今の形に落ち著いたとのこと。
すでに辺りは暗くなり、居酒屋などの明かりが道を照らしている。太も月もないのに朝に明るくなり、夜には暗くなるというのは不思議だが、仕事が終わった後に、こうして夜を迎えるというのは、なんだかとても落ち著く。
生前、生活の為に給料の良い夜勤の仕事を中心にやっていたから、尚更なのかもしれない。
オレは建ち並ぶ居酒屋の中から、『い~と魔鬼魔鬼』と書かれた暖簾をくぐる。
今日は冥界に來てから、初めてできた友人、いや心友しんゆうと言って過言ではない相手と酒を飲む約束をしていたのだ。
「あ! 來た、來た! ダイちゃん、こっちこっち!」
「ンボさん。お待たせ」
先に何杯か飲んだのだろう、額から2本の角を生やした黒いおっさんが、顔を真っ赤にして手を振ってきた。
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