◯曲谷孔まがりや とおるpen name:早苗月亮

「さっきのをどうでもいいと認めてしまうのも問題だが。今はどうでもいい、とどのつまり俺が……あんたのアシスタントになるということか？」

この語の主人公、平凡な男子高校生。ひょんなことから水無月桜という冷徹至上主義が擔當編集者。加えて水無月が執筆する作品のアシスタントを任命された。面倒事はあまりけたくない主義ではあるが最近は真逆。掛依真珠との一件から今度は新聞記事を作することを任されてしまい多忙な日々に。

◯水無月桜みなづき さくらpen name:如月桜

「明日から、あなたが私のアシスタントマネージャーよ」

曲谷の擔當編集者であり、首尾一貫冷徹至上主義……に見えても作品に対する熱意は他の誰よりも劣ることが無い。しかしながら自己紹介の際にペンネームを口にしてしまったりとおっちょこちょいな部分もあったりする。実の母は通っている山が丘高校の理事長である水無月雅。

◯神無月茜かんなづき あかね

「やっほーーい！！今日も元気してる？どうですかなあ？」

新聞部に部した唯一の部員。水無月と格が真反対ではあるが彼とは意気投合しやすい。気で明るく振舞う姿であるのが特徴的な神無月ではあるが、誰にも話すことはなかったを抱えていたのだった。第二章のメインキャラクター。

◯掛依真珠かけより まこ

「そんな信じられない顔をするなって。一応俺はこの高校の教師なんだぜ？伝統的に伝わる話もないわけじゃない」

クラスや校ではマスコットキャラとしてされる「まこっち」こと曲谷の擔任。しかしそれは表の顔であって裏の顔は真っ黒に包まれた晝ドラ。曲谷には裏表があることを伝えているが彼もやはり「オセロ」と表現している。

◯水無月雅みなづき まさみ

「良いかどうかは、結果を見なくては分からない。方法、過程がすばらしいと評価されても悪い結果しか生まれなかったら無意味であることと同じだ」

曲谷が在籍する山が丘高校の理事長であり水無月桜の実母。課せられた使命や仕事は全うするほかないといったような厳格な格の持ち主。何やら掛依とは深い因縁があるそうだが……

◯明嵜和音めいさき かずね

「まさか、マガト君っていうのねーー？いうのね？早苗月って名前は風のうわさのように耳にしていたけども本名までは知らなかったな～～」

水無月桜が作者である際の彼の擔當編集者。スーツ姿で明るく振舞う姿に曲谷は「淑らしからぬ淑」とみている。疑問があるとき、必ず二度繰り返して訊く癖を持つ。