《After-eve》bench time 第8章

自分は、仕事が相変わらず忙しく中々飲みに行くこともできず。収穫時期なので忙しいのは當たり前だが、最近仕事の面白さがわかってきて大変さはじなかった。んな人達と良い関係が築けてきた事が、仕事の面白さに繋がったじ。

仕事自々任される様になり、やりがいもある。あんなミスをする様な自分なのに、有り難い気持ち。

まぁ 飲みに行くのが減ったのは、別の理由もあるのだが…。

やはり何か気になって。カオリさんの事が。馴染の人と、すっかり仲良くなってるみたい。この前も二人でいる所をチラッと見かけたし。勿論アキさんへの想いは、変わらないみたいだけど。

その証拠に二人で、アキさんの店にも行ったらしい。

やはり嫉妬なんだろうか?

アキさんが言った通り、四人でいる事が楽し過ぎて他を拒絶してるだけなんだろうか。

カオリさんの自分に対する態度が最近、普通過ぎるのが より気になる。気になるというよりは、寂しいじかな。

カオリさんの事、良いイメージ持ち過ぎだったのかな?

真っ直ぐにアキさんを追いかけるカオリさんが、好きだったから…。

でも、考えたら自分だって若い子に傾きかけた事も、あったし。

ん〜、馴染って所が気になるのかな?

流石に、そこは勝てないというかっていけない所だしな〜。

 

仕事が順調だからこそ、プライベートがつまらなくじてしまう。

休みの日。

珍しくユウさんが、遊びにってくれた。

これから近場で釣りでもしないかと。

勿論、了解し出掛けた。

「もう、朝は寒いからね。この時間の釣りだけど。仕込みあるから晝過ぎまでね。」

ユウさんが、靜かに竿を振る。

「この時間でも、釣れるんすか?」

「釣れない事も無いけど、まあ釣れないだろうね。ふふふ。」

何故に、釣れない時間にわざわざ?

と、思ってたらユウさんが言った。

「別にさー釣るのが目的じゃないし。何かボーっとしたくてさー。あぁゴメンね!っておいて。」

「いえ。自分もそんな気分だったから」

「何かあった?例えばカオリと喧嘩したとか?最近マコちゃんらしくなかった気がしてさー。考え過ぎなら、別にいいけど。」

「いえ、何も無いっすよ!大カオリさんには、會ってもいないですし。」

「そか。ならいいや。」ユウさんは、深くは聞かない。そこがユウさんの良い所。

本當にボーっとした時間を過ごしただけだった。早めに竿を置き、川辺の石に腰掛ける。

「カオリさん、ユウさんの店に行ってるんすか?」

「たまにね。あの馴染の先生と仲良いな〜近頃。アキから乗り換えたか?カオリ。」

「それは…無いでしょ。二人でアキさんの店、行ったらしいし。」

「ふふ、わからんぞー。あの先生とは子供の頃、好きだった時もあったみたいだし。初か〜?ふふふ。」

「え!…そうなんすか?そういう間柄なんすか?」

「ん?ショック?嫉妬しちゃう?」

ユウさんがし、からかいながら。

「どうでしょう。馴染だけでもアレなのに初相手なら余計…。」

「アレか〜。だな。でもカオリも、いい加減な奴では無いと思うけど。俺もカオリの事は、そんなに知らんからなー。元々ただの客だし。アキが帰って來てからカオリともよく話す様になったぐらいだからな。」

「アキさんは、やっぱりカオリさんの事は…。

溫泉行った時、し話してくれたんですけど若い頃病気で亡くした彼の事…」

「へー。マコちゃん信用されてんだアキに。滅多に話さんぞ自分の事。」

「でも、アキさんの家にある…」

この続きが、言えなかった。ユウさん相手でも、自分の口からは。

「知ってたの?あれは、また別。アキは大事な人、二人も失ってる。流石に二度目は、自分を責め続けて鬱になって、それ以來たまにの調子を崩す。過呼吸になって酷い悸がして、倒れる。前の様に。

アキがマコちゃんの事信用してるから、俺も喋るんだからそこは分かってくれよ!」

何と無く想像してたが、ユウさんの口から聞き…何も言えなかった。自分からすれば壯絶としか言えないアキさんの人生。そんな辛い人生、自分は耐えられるのだろうか。

なのにアキさんは今 あんな味しいパンを作り、自分達に優しく接してくれて…。

ユウさん自もそれ以上の事は、深く知らないらしい。アキさんにとって意味がある毎月15日と16日の事も、詳しくはわからないらしい。ユウさんも、そこまで踏み込まない様にしてるみたい。

々考えさせられる時間だったが、ユウさんが気を利かせて晝食を一緒に取る事に。

最近出來た、新しいお店。

小灑落たじの小さな洋食屋。

ってみると奧の席に…カオリさん…と馴染の先生。むぅ!

「あらあら、仲良い事。」ユウさんが、どストレートに言った。

「何言ってるんだか。そんなんじゃ無いけど。マコちゃんも一緒だったの?一緒にどう?」

カオリさんが相席を促す。

自分は、流石に相席とは…と思ってたが。

「じゃ遠慮なく、一緒に食べますか!」

ユウさんが…座っちゃうんですか?えっ〜。

ユウさんが先生の隣、自分は…カオリさんの隣。何だろ、この気まずいじ!自分だけ?そうじてるのは。

「マコちゃん最近付き合い悪くない?そんなに仕事忙しいの?」

「えー、まぁ忙しいです。」

「カオリが先生と仲良いから、気を遣ってるんじゃない?」

ユウさんが言っちゃった。言っちゃうの?

「何なの貴方達!勘違いしないでよ〜。私には、アキさんがいるのに。」

ちょっと、イラっとするカオリさん。

それ以上は何も言えないじになり、ユウさんがサラッと話題を変えた。

流石に、そういう雰囲気を変える事が上手いユウさん。心の中では何か煮え切らないじだったが、それを抑え普通に振舞った。

味しそうなハンバーグのランチだったが味が分からないランチになった。

カオリさんも自分の態度が気になったのか、夜に電話をくれた。

「なんかヘン!マコちゃん。私のせい?」

「そんなんじゃ無いっすよ。ただ…」

「ただ?…アレっ?もしかしてマサユキ?

マサユキと居たから? ん〜? ジェラシー?」

し違うけど。最近のカオリさん…らしくないなぁーと思って。」

「らしいって?別にマサユキは小さい頃の友達だし。変な想像してる?」

「でも、彼はどう思ってるかは…。それに周りから見れば…仲良すぎってじだし。」

「周りって。どうでも良くない?つまんない事言わないで!」

自分の歯切れの悪い容と言い方で、し怒りだすカオリさん。

「わかりました。もういいです。ただ自分は、アキさんに真っ直ぐなカオリさんが…好…き…というか。ごめんなさい変な事、言って。じゃ。」

勝手に自分から電話を切った。

その電話以降、暫くカオリさんと會う事は無かった。

こんな小さな街なのに…。

第8章      終

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