《歩くだけでレベルアップ!~駄神と一緒に異世界旅行~》第8歩目 はじめての依頼!
仕方ない。アテナを起こさないよう、簡単な依頼にするか.....
冒険者の分証を作るにはあと200ルクア足りない
いや、分証だけ作っても意味がない。宿代も確保しないと.....
そこで俺は早速、依頼ボードを見てみることにした
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【薬草採取】 ランク:E
詳細:なるだけ上質の薬草をたくさん求む
報酬:薬草の數×50ルクア(質によって報酬増加)
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【コボルトの討伐】 ランク:E
詳細:コボルトの耳を求む。數は10個
報酬:2000ルクア
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【つのうさぎの討伐】 ランク:E
詳細:つのうさぎの角を求む。數は8個
報酬:2400ルクア
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【ゴブリンの討伐】 ランク:E
詳細:ゴブリンの牙を求む。數は5個
報酬:3000ルクア
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現在俺がけられるのはEランクの依頼のみだ
とりあえずこれら全部の依頼票を手にし、付に向かうと.....
〔早速依頼をされるんですね。.....あっ〕
俺が持ってきた依頼票を見て、しまったという顔をする付嬢さん
「どうしました?」
〔申し訳ありません。説明するのをうっかり忘れていました。依頼は一度につき、2つまでしかけられないんです〕
(あっ。そうなんだ。まぁ説明も毎日たくさんの人にしてるんだろうし、うっかりするぐらいはあるよな)
誰にでもミスはある
そう思い、特に咎めることはしなかった
結局、【薬草採取】と【コボルト討伐】の依頼をけることにした
そういえば先程、掲示板を見ていて気になることがあったので尋ねてみる
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【薬草採取】 ランク:E
詳細:なるだけ上質の薬草をできるだけ求む
報酬:薬草の數×50ルクア(質によって報酬増加)
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まず、報酬である50ルクアが分からない
アテナからは、貨は100ルクアである銅貨からと聞いていた
そうなると、50ルクアとは一なんだろう?
〔?〕
付嬢さんに怪訝な顔をされてしまった
付嬢さん曰く、実は銭貨というものもあるらしい
銭貨=10ルクア(10円相當)
ちなみに100年ほど前から使われているんだとか
『すぅ.....すぅ.....( ˘ω˘)』
「・・・」
俺はアテナを見て思う
(こいつ使えねぇ.....)
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【貓探し】 ランク:E+
詳細:ミーちゃんを探して!
特徴:首をした三貓
報酬:20000ルクア
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次に、依頼のランクに【+】というものがあった
付嬢さんの説明にはこんなのなかった気がする
そうなると、この【+】とは一なんだろう?
〔あっ.....〕
付嬢さんはまた、しまったという顔をしている
「・・・」
〔す、すいませ~ん!〕
どうやらこれも説明をうっかり忘れていたらしい
この【+】の依頼とは期限のない特別な依頼らしい
通常、依頼には期限が設けられているんだとか
今回けた依頼も48時間という期限が設けられていた
期限を越えても達できなかった場合、ペナルティが課せられる
的には、ランクアップに必要な依頼のクリア回數が-1になるんだとか
あまりにも依頼を失敗し続けると冒険者の地位を剝奪される恐れもあるらしい
(.....結構重要な事なんじゃないか?普通、説明忘れるか?)
二度あることは三度ある
すごく不安になったので確認してみることにした
「他になにか説明忘れとかありませんか?」
〔う~ん・・・あっ!〕
あっ!.....じゃねぇ!あるのかよ!
〔冒険者カードはお財布代わりにもなりますね!〕
「それすごく重要なことですよね!?」
話を聞くと、貨を持ち歩く必要はないらしい
冒険者カードで買いをすることが可能みたいだ
つまり、冒険者カードがデビットのシステムを果たしている
それはいい。それはいいのだが.....
〔てへっ♪〕
「・・・」
俺は付嬢さんを見て思う
(可い。じゃなくて!こいつも使えねぇ.....)
□□□□
アテナを背負いながら森を目指す
一向に起きる気配がない。そして.....
『でゅぇへへ.....歩~.....( ˘ω˘)』
「笑い方、気持ちわるっ!」
おんぶされているのが余程気持ちいいのか、たまに変な寢言がでる
(ハァ.....笑い方が下品。品の欠片もないな)
───ぐにゅっむにゅっ
それでも俺の口元はついつい緩んでしまう
俺の背中にアテナのおっぱいがぐい~と押し當てられているからだ
(き、気持ちいい。本當こいつは顔とだけはいいんだよなぁ)
───ぐにゅっむにゅっ
───ぐにゅっむにゅっ
その後も微妙に、アテナのおんぶの角度を変えたりしながら、おっぱいのを楽しみつつ森を目指した
□□□□
やがて森に到著した
一面、草がたくさん生えている
鑑定を使えば、生えている草のどれが薬草かは分かる
但し、質までは分からないのでLvが足りないのだろう
『お、おぉぉぉ!?すぅ.....すぅ.....( ˘ω˘)』
「・・・」
アテナを背負ったまま薬草を採取していると、また変な寢言がでた
てか、これ起きてるんじゃないか?
[シャーーーーー!]
たまにコボルトが茂みから出てくると、
『ひっ!す、すぅ.....すぅ.....( ˘ω˘)』
「・・・」
アテナから明らかにコボルトに反応しているような寢言がでた
うん、これ起きてるよね?
「.....アテナ。起きてるんだろ?」
『す、すぅ.....すう.....(; ˘ω˘)』
アテナはどうやら寢たふりを続けるらしい
なんで寢たふりを続けているのかは分からない
ただ腹が立つのは、寢たふりがバレていないと思っていることだ
そっちがその気なら、こっちにも考えがある
アテナは明らかにコボルトに反応していた。それを利用しよう
俺は魔を探した。しばらく歩くと、
[シャーーーーー!]
魔の威嚇の聲がした
その聲にアテナのがビクッと反応する
『す、すぅ.....すう.....(; ˘ω˘)』
今度は変な寢言が出なかった
どうやらバカでも學ぶらしい。きっと我慢したのだろう
そして、出てきたのはまたしてもコボルトだった
ちょうどいいのだが.....
(コボルト多過ぎ!たまに、つのうさぎが出るだけで、他の魔をあまり見ないな。まぁいいか。今はとりあえず、鑑定!)
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『コボルト』 レベル:2 危険度:小
【一言】ひっ。起きてないー!起きてないよー!
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はい、バカ確定。だから俺は.....
「タヌキ寢りしてんじゃねぇ!さっさと起きろ!」
『ひゃん!?』
アテナのを思いっきり鷲津噛んだ
『ちょっとー?どこってるのー?』
「お前のでかいだよ!てか、タヌキ寢りしてんな!」
アテナのを支えていた手を解くと、アテナがそのまま背中から真下に落下して.....
『ぎゃん!?』
の子が出しちゃいけない聲で哭いて餅をついた
『ふえ~~~ん!お痛いよー!痛いー!』
「タヌキ寢りしてるからだろ。自業自得だ」
その後、グズつくアテナにも依頼を手伝わせて、町に戻った
果は、
薬草(並)20個で、1000ルクア
薬草(良)12個で、1200ルクア
コボルトの耳10個で、2000ルクア
報酬合計:4200ルクア
分証分天引きされて、手元には4000ルクアが殘ることとなった
こうして俺は、はじめての依頼をこなし、無事分証を手にれることができた
『歩~!疲れたー!休みたーい!』
駄神がまたわがままを言い出した
かく言う俺も、実は々ありすぎて疲れた
金も分証も手にって一安心。さて、宿屋に行きますか!
アユムの所持金:4000ルクア
このお話の歩數:約2400歩
ここまでの歩數:約9060歩
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『アユム・マイニチ』 レベル:134【↑29】
種族:人間
年齢:26
別:♂
職業:凡人
稱號:神の付き人
力:144(+134)【↑29】
魔力:134(+134)【↑29】
筋力:139(+134)【↑29】
耐久:139(+134)【↑29】
敏捷:194(+134)【↑29】
技能:言語理解/ステータス/鑑定Lv.1
固有:ウォーキングLv.134 15/135
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【WEB版】劣等賢者のケモノ魔法革命〜「獣人は魔法が使えない劣等種だ」と宮廷魔術師から追放されたけど、弟子とFランク冒険者を満喫してたら、いつの間にか最強の魔法學院ができていた〜:書籍化+コミカライズ
第一部完結。 書籍化&コミカライズ決定しました。 「アンジェリカさん、あなたはクビです!」 ここは獣人は魔法を使えないことから、劣等種と呼ばれている世界。 主人公アンジェリカは鍛錬の結果、貓人でありながら強力な魔法を使う賢者である。 一部の人間たちは畏怖と侮蔑の両方を込めて、彼女を【劣等賢者】と呼ぶのだった。 彼女はとある國の宮廷魔術師として迎えられるも、頑張りが正當に認められず解雇される。 しかし、彼女はめげなかった。 無職になった彼女はあることを誓う。 もう一度、Fランク冒険者からやり直すのだ!と。 彼女は魔法學院を追いだされた劣等生の弟子とともにスローな冒険を始める。 しかも、どういうわけか、ことごとく無自覚に巨悪をくじいてしまう。 これはブラック職場から解放された主人公がFランク冒険者として再起し、獣人のための魔法學院を生み出し、奇跡(悪夢?)の魔法革命を起こす物語。 とにかくカワイイ女の子+どうぶつ萬歳の內容です。 基本的に女の子同士がわちゃわちゃして、ドタバタして、なんだかんだで解決します。 登場する獣人のイメージは普通の人間にケモミミと尻尾がついた感じであります。 ところどころ、貓や犬やウサギや動物全般に対する獨斷と偏見がうかがえますので、ご注意を。 女性主人公、戀愛要素なしの、軽い気持ちで読める內容になっています。 拙著「灼熱の魔女様の楽しい溫泉領地経営」と同じように、ギャグベースのお話です。 評価・ブックマーク、ありがとうございます! 誤字脫字報告、感謝しております! ご感想は本當に勵みにしております。
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