《歩くだけでレベルアップ!~駄神と一緒に異世界旅行~》第22歩目 はじめての買い!ラズリさんとデート?①
「だ~れだ?」
急に視界が暗くなった
どうやら聲の主に目をふさがれたようだ
「ラピスー!やっほー!」
「こんにちは。アテナさん。
さて、アユムさん。私はだれでしょう?」
いや、だれでしょうって......
「......ラズリさんですよね?」
「正解です!」
視界が明るくなり振り返ると、そこには上品なワンピースにを包んだラズリさんが立っていた
「よく私だと分かりましたね!」
「アテナが名前言ってましたし、待ち合わせしてましたよね?」
「ふふっ。これものなせるわざでしょうか?」
......とりあえずスルーしよう
「今日はわざわざ買いに付き合ってもらってすみせまん」
今日、俺とアテナはラズリさんと買いにきた
先日の再試験で俺はなんとかAランクになることができた
早速ダンジョンに潛りたいところだが、々と必要なものがあるらしい
そこでラズリさんに必要なものを尋ねてみたら、買いに付き合ってくれることになった
「気になさらないでください。これも仕事のうちですから」
「仕事ですか。でしたら、紙に必要なものさえ書いて頂けたら......」
「まあまあ。前回はデートらしいデートできませんでしたし」
「普通に楽しんでますよね?それにデートじゃないです」
「照れなくてもいいんですよ。かわいいんですから」
やっぱり、ラズリさんに尋ねたのは失敗だった気がする
「それよりもアユムさん。なにか言うことはないですか?」
そう言うとラズリさんは俺の前でくるりと一回りした
「こんにちは?」
「なんで今ので挨拶になるんです!?」
「挨拶は基本ですし、してなかったな、と」
「確かにそうですね!こんにちは!
もういいです!アユムさんのバカ!」
ラズリさんはぷぅっと頬を膨らませ、そっぽを向いてしまった
怒ってる?
「なぁ、アテナ。なんでラズリさんは怒ってるんだ?」
「知らなーい!ねーもういこー?お菓子買ってー!」
「気の利かないアユムさんは置いて、早速行きましょうか。アテナさん」
だからなんで怒ってるの?
こうして俺達の買いは波の幕開けとなった
□□□□
俺達は魔法道店にやってきた
棚の至るところに訳の分からない魔法道がたくさん置いてある
店は病院みたいな匂いがするからどうにも落ち著かない
「いらっしゃっい。ひぇひぇひぇ」
カウンターから出てきたのは、いかにも魔法使いな出で立ちをしているおばあさんだ
「ダンジョンに潛るためには必須のアイテムがあります。
覚えていますか?」
「転送石ですよね?」
「正解です。こちらが転送石です」
ラズリさんが見せてくれたのは、緑に輝く丸い玉だ
「きれいだねー!ねーねー貸してー!貸してー!」
「どうぞ。割れやすいので気をつけてくださいね」
アテナは転送石をけとると、きゃっきゃっと嬉しそうにはしゃぎだした
「はしゃぐのはいいが、絶対落とすなよ?」
「子供じゃないんだしー平気だよー( ´∀` )」
「いや、お前子供だろ」
「だれが子供よーーーーーーーーーーーー!」
アテナはヽ(`Д´#)ノ←こんな顔で怒っている
「何個ぐらいあればいいんでしょう?」
「とりあえずは10個ほどでしょうか。
優れた冒険者は1日で50階層を突破すると聞いたことがあります」
1日で50階層とかすげえな......
「とりあえず今日はAランク昇格のお祝いにプレゼントしますね」
「いえいえ!そんな悪いですから!」
「いえ!させてください!これも妻の努めですから!」
「だから、あんたなに言ってんの!?」
本當しつこい!
だれかラズリさんを貰ってあげてください!
とその時、
───パリンッ
「・・・」
あまりのお約束展開に言葉を失う
「おい、くそ駄神。落とすなって言ったよな?」
「えー?私じゃないんだけどー?」
駄神に目をやると確かに手元には転送石がある
でも駄神の足元には砕け散った試験管が......
「なんでもかんでも私のせいにしないでよねー!
それにしてもこれ、ほんとーきれーい!
あーははははは( ´∀` )」
アテナはなにが楽しいのかわからないが、転送石を掲げてその場でくるくると回っている
───パリンッ
───パリンッ
───パリンッ
なるほど。全て理解した
「・・・」
「・・・」
俺はアテナに無言で近付くと、原因であるものを鷲つかんだ
「ひゃん!?」
「このくそ駄神!いい加減にしろ!
お前のこのでかいケツが棚に當たって商品が落ちてんだよ!」
棚にぶつかっているのに気付かないとか、遊びに夢中になっている子供かよ!
結局、駄神が割った商品は全部買い取ることにした
「お菓子代からさっぴくからな」
「いやーーーーーーー!お菓子いっぱい買うのー!」
「黙れ!くそ駄神が!
お前が割ったんだろ!お前が弁償するのが當然だ!」
「ふえーーーーーーーーん(´;ω;`)私のお菓子ー!」
謝るどころかまだお菓子言うのか
俺は弁償代30000ルクアを払って店を出た
ちなみに転送石はラズリさんに押し切られた
「転送石ありがとうございます」
「いいんです。気にしないでください。
アユムさんのお役に立てたなら嬉しいです」
ラズリさんはそう言うと、やさしく微笑んできた
ちゃんとしてればきれいなんだけどな~。ぺったんこだけど
「それに......私はいつでも構いませんよ?恥ずかしいですが」
「なにがです?」
「そ、そのお好きなんですよね?」
「?」
「のおをむのが......///
さきほどアテナさんのおをまれている時、アユムさんの手のきが熱的でした。
私ははないですが、おだったらアユムさんを満足させてあげられるかなって......///」
ラズリさんはもじもじしながら、どうぞってくださいと言わんばかりにおを突き出してきた
「本當、あんたなに言ってんの!?」
んでないし、つかんだだけだし!てか、を突き出すな!
いや!そんなことよりも!勝手にフェチにされたんだが!?
ラズリさんの中の俺は、ちっぱい好きのフェチになったようだ
「ふえーーーーーん!お菓子代なくなっちゃったー(´;ω;`)」
「はぁはぁ......どうぞ!これも妻たるものの努めですから///」
いまだ、ふえふえ泣いている駄神
なんか勝手に盛り上がってる婚活バカ
そんな二人を見て、俺は思う
もう帰りたい
そんな俺達の買いはまだ始まったばかりだ......
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『アテナ』 レベル:3 危険度:極小
種族:神
年齢:ーーー
別:♀
職業:神
稱號:智慧の神
力:50
魔力:50
筋力:50
耐久:50
敏捷:50
神ポイント:340【↑300】
【一言】え!?お菓子代5000ルクアまでいいのー!?歩~ありがとう(´;ω;`)やっぱり歩はやさしいー!
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アユムの所持金:810000ルクア
冒険者のランク:A(クリア回數:0回)
このお話の歩數:約15600歩
ここまでの歩數:約790880歩
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『アユム・マイニチ』 レベル:1257【↑13】
種族:人間
年齢:26
別:♂
職業:凡人
稱號:神の付き人
力:1267(+1257)【↑13】
魔力:1257(+1257)【↑13】
筋力:1262(+1257)【↑13】
耐久:1262(+1257)【↑13】
敏捷:1317(+1257)【↑13】
技能:言語理解/ステータス/詠唱省略
Lv.1:初級火魔法/初級水魔法/初級風魔法
初級土魔法/初級魔法/初級闇魔法
Lv.2:隠/偽造/捜索/吸収/浄化魔法
治癒魔法/理耐/魔法耐/共有
Lv.3:鑑定/剣//索敵/知
狀態異常耐
共有:アイテムボックスLv.3
検査Lv.1
固有:ウォーキングLv.1257 222/1258
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【書籍化】薬で幼くなったおかげで冷酷公爵様に拾われました―捨てられ聖女は錬金術師に戻ります―
【8月10日二巻発売!】 私、リズは聖女の役職についていた。 ある日、精霊に愛される聖女として、隣國に駆け落ちしたはずの異母妹アリアが戻ってきたせいで、私は追放、そして殺されそうになる。 魔王の秘薬で子供になり、別人のフリをして隣國へ逃げ込んだけど……。 拾ってくれたのが、冷酷公爵と呼ばれるディアーシュ様だった。 大人だとバレたら殺される! と怯えていた私に周囲の人は優しくしてくれる。 そんな中、この隣國で恐ろしいことが起っていると知った。 なんとアリアが「精霊がこの國からいなくなればいい」と言ったせいで、魔法まで使いにくくなっていたのだ。 私は恩返しのため、錬金術師に戻って公爵様達を助けようと思います。
8 73Astral Beat
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8 62香川外科の愉快な仲間たち
主人公一人稱(攻;田中祐樹、受;香川聡の二人ですが……)メインブログでは書ききれないその他の人がどう思っているかを書いていきたいと思います。 ブログでは2000字以上をノルマにしていて、しかも今はリアバタ過ぎて(泣)こちらで1000字程度なら書けるかなと。 宜しければ読んで下さい。
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