《歩くだけでレベルアップ!~駄神と一緒に異世界旅行~》第252歩目 一粒で二度おいしい町アガロス!
前回までのあらすじ
(理)衝撃的な出會いがあってもいいじゃなーい( ´∀` )b
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評価ありがとうございます。勵みとなります。
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ギルドでビンタを喰らった俺は、その日のにゲルゴナを出た。
正直、なぜこうなってしまったのかはいまだに分かっていない。
ただ、ビンタをされた以上、相手が怒っているのは間違いないと思う。
理由は本當に分からないが、ここは俺に非があると考えるべきだろう。
その後、付嬢さんからもたらされた驚愕の事実。
「えぇ!? 先程のが聖様だったんですか!?」
「はい。それで、聖様が竜殺し様とお話をされたいと申されていますが、いかがなされますか?」
「なんで指名手配されてるの!? 俺は助けただけなのに!」
「アユムは獣だからねー! あーははははは( ´∀` )」
「さっきのが聖様なんだろ? だったら、理由はどうあれ相手が悪いよ」
「いきなり知らない男に抱きつかれたんだからね。あたしだったらぶっ飛ばす」
「......ケダモノは死刑」
「マジか......」
そんな盛大な勘違いもあって、俺はその日のにゲルゴナを逃げるようにして出た。
結局、逃げ出したところで何の解決にもならないとは思う。
しかし、その時は犯罪者心理と言うべきか、とにかく逃げようと思う他はなかった。
それにしても、これが俺と聖様の初めての出會いとはなんとも悲しいものである。
※※※※※
そんなこんながあってから三ヶ月が過ぎた。
俺達は次の目的地である『備蓄の町アガロス』へと到著する。
本來、王からの招待をけている以上は寄り道などせずに真っ直ぐ王都を目指すべきなのだろう。
しかし、それをできない理由があった。
こればかりは本當にどうしようもないので、モートマ伯爵にもきちんと斷りをれてある。
そして、その理由は非常事態だからこそと言えるようなものだった。
「ふぅ。ようやく著いたか」
「ぶー。いらないのにー(´-ε -`)」
「いらないのだ! いらないのだ! いらないのだ!」
「いらない訳ないだろ! いい加減にしろ!」
騒ぐアテナとモリオンを一蹴して、俺は準備を開始する。
まぁ、準備と言っても町へと繰り出すだけなんだが。
「おッ! 早速、迷宮にでも行くのかい?」
そんな俺を目敏く見つけるインカローズ。
「違う。食材を調達しに行く」
「食材を? それならたくさんあるじゃないか」
「それはの話だろ? 以外の食材も調達しないとな」
「あー。おちびちゃん達が騒いでいるのはそれが原因かい」
「そういうこと。ドールはともかく、アテナとモリオンは野菜嫌いだからな」
はいらない。最悪、旅の途中でも狩りとかで手にるからな。
俺が求めるのは、既に備えが盡きてしまった野菜に魚介類などだ。
そう、『備蓄の町アガロス』を目指した理由はまさに食材調達の為だった。
現狀、カルディア王國は戦時下となっている。
特にサーマルやゲルゴナのような前線基地ともなれば食料は欠かせないものだ。
そういう事もあって、今まで満足のいく買い出しができていなかった。
これが、一人や二人分程度の食料ということなら何も問題はなかった。
しかし、うちにはいつだって腹を空かせている食べ盛りの暴食娘達が控えている。
ましてや、「20人近くも居る騎士団員の食料をも......」と考えると、とてもとても。
そんな訳でモートマ伯爵に相談した結果、萬が一を考えて食料を大量に備蓄してある(+軍事機ともなっている)『備蓄の町アガロス』のことを紹介してもらったという訳だ。
「まさか、インカローズも野菜は嫌だとか言わないよな?」
「バカなこと言うんじゃないよ。子供じゃあるまいし」
「そうだよな。と言うか、今まで普通に野菜も食べていたもんな」
「そういうこと。そんなことよりもさ、あたいも付いていって良いかい?」
「え? 食材をただ調達しに行くだけだぞ?......まぁ、別に良いけどさ」
「あんたと二人っきりになれるチャンスはそうそうないからね」
嬉しそうに「やった♪」と喜んでいるインカローズ。
彼の好き好きアピールはいつだって全力だ。衰えることを全く知らない。
というか、このままではいつか俺のほうが(意思的な面で)衰えそうで怖いほどだ。
(まったく。こんな平凡な俺のどこが良いのかねぇ?)
※※※※※
「ッたく! なんでこうも溫いのかねぇ!」
押し寄せる魔を次々と豪快に真っ二つにしていくインカローズ。
それと言うのも、今日の分の食材調達はあっという間に終わった。
さすがに、一度に大量に買い求めるのは々な意味で悪目立ちし過ぎるからな。
すぐに出立するという訳でもないので、何日かに分けてのんびりと調達する予定だ。
小心者過ぎる?
いいや、用心深いと言ってくれ。
その後、「せっかくだから」というインカローズの勧めもあって迷宮ダンジョンへとやってきた。
まぁ、なにが「せっかく」なのかは突っ込まないことにしようとは思う。
というか、インカローズを連れてきて大正解だった。
野菜や魚介類と一口でいっても種類はたくさんある。
きっと俺一人だったら適當に選んでいたことだろう。
「野菜なんだから、基本はどれも一緒だろ。適當に食わしておけば大丈夫じゃね?」という、栄養面なんてものを全く考えもせずに。
しかし、インカローズは違った。
アテナ達の健康面もしっかりと考えた上で食材を選んでくれたようだ。
ただ、「冒険者なら食材の知識ぐらいは當然だろ?」と呆れられてしまったが......。
(お前は元山賊だろ!......ふぅ)
その時、咄嗟に突っ込んでしまったのはインカローズには緒だ。
「オラオラオラオラオラァ! さっさと道を開けなッ!」
「清々しいまでの暴れっぷりだなぁ」
回る、回る。インカローズが獨楽のようにくるくると回る。
それはまるで、全てを呑み込み破壊し盡くす暴風そのものだ。
しかし、その戦いぶりは惹き付けるものがある。
きっと多くの騎士団員達もまた、この戦いぶりに魅了されたのだろう。
「ヒール」
だからと言って、全く無傷という訳にはいかない。
上層(今居る迷宮は城型)に行くにしたがって、細々とした傷を負っている。
まぁ、本當に細々としたものなんだけど。
「心配だね。これしきのことで」
「慎重なぐらいでちょうど良いんだよ。インカローズを失うよりかはよっぽど良い」
騎士団のことは全てインカローズに丸投げしている。
ここで彼を失いでもしたら、とても面倒臭いことになりかねない。
「あ、あんた......」
「だから! 油斷するなっての!───ファイアーボール!」
乙の表を見せるインカローズの肩を摑んで強引に俺の背後に下がらせる。
そして、今まさに彼を背後から襲おうとしていた魔を片付けることに。
「さすがだね! あたいが惚れた男だけのことはあるよ、視野が広い!」
「視野が広い! じゃないだろ。今のはさすがに危なかったぞ?」
「大丈夫。大丈夫。あんたがあたいを守ってくれるんだろ? だったら、なんの心配もないよ」
「お前な......。次も守ってやれるとは思うなよ?」
「分かってるっての。そこは任せておきな。まぁ、それでも、あんたなら守ってくれるんだろうけどさ。だろ?」
「......」
「にしし」と悪戯っぽく笑うインカローズを見て、俺はガシガシと頭を掻いた。
彼の言う通りだ。
次も間違いなく助けることだろう。
そもそも、俺の考え方自この世界では差別に當たるらしいが───。
それでも、俺はが傷付く姿はあまり見たくはない。
そればっかりはどうしても見過ごすことができない案件だ。
男は......うん。まぁ、頑張れ!
といっても、ちゃんと助けはするけどね?
※※※※※
その後もインカローズとともに迷宮の探索を続けた。
「それにしてもさ」
「どうした?」
魔の襲來が途切れた合間をって、インカローズが話し掛けてくる。
「ゲルゴナの時も思ったんだけどさ。迷宮そのものが溫くないかい?」
「あー。やっぱりインカローズもそう思うか?」
「まあね。といっても、あたいは言うほど迷宮に潛ったことはないんだけどさ」
インカローズは元Sランク冒険者。
但し、ギルドの束縛や貴族のやり方が不満で義賊になったという経歴の持ち主だ。
だから、彼の言う通り、迷宮の探索自はそこまでしてはいないのだろう。
「なくとも、あたいが潛ったことがある迷宮よりかは遙かに溫いね。下層レベルさ」
「その點については俺も同意だな」
「それでも、上層だけあって魔の數だけは多いんだから鬱陶しいことこの上ないけどね───ッとォ!」
「お見事」
押し寄せる魔の大群を前に、再び暴風の化と化すインカローズ。
どうやら先程とは違って油斷してはいないようだ。
改めて説明する必要はないと思うが、迷宮には幾つかのルールが存在する。
例えば、十階層ごとに魔の強さが大きく跳ね上がったり。
例えば、五階層ごとに魔の出現數が一匹ずつ増えていったり、などなど。
それらは全ての迷宮の共通ルールとして知られている。
そして、『そこにどのようにして、この迷宮だけの獨自を出していくか』というのが、迷宮そのものの醍醐味なんだと思う。
しかし、アガロスにある迷宮は───。
いや、ゲルゴナもそうだったことを考えると......。
もしかしたら、カルディア王國にある全ての迷宮がそうなのかもしれない。
「これは......ドワーフだからか?」
「あー。そう言われると納得しちまうねぇ」
どういうことかというと、迷宮のほとんどが基本ルールのみで構されている。
つまり、時尾さんの迷宮のようないやらしい罠などが一切設置されていないのだ。
上層に至ってなお、罠の一つどころかその姿形すらも。
「なーんか外裝ばかり立派だとは思っていたんだよねぇ」
「だよな。たかが迷宮なのに、外裝は王城もかくやってじなんだよなぁ」
素人目で見ても、フランジュ王國の王城よりかは立派だと思う。
さすがに、ベルジュ王國の白亜の城のしさには見劣りするが。
いや、しさは確かに見劣りするが、巧さは上回っている気がしないでもない。
「迷宮の運営よりも、そっちに力をれていたりとかかね?」
「まさか。迷宮そのものはDPダンジョンポイントで全て賄えると聞いたぞ」
「いや、そこはドワーフだからさ。こだわりとか強そうじゃないか」
「あー......さすがに冗談だよな?」
「冗談に決まっているだろ?」
「「......」」
全く冗談に聞こえない。
ドワーフはこだわりが強いだけに、本當に。
(迷宮の運営よりもモノ作りのほうが好きとか、ドワーフは頭大丈夫か?)
いや、考えてみれば大丈夫ではなかったような気がする。
だって、「呑み比べで勝利できれば結婚する」とか言っちゃっている種族だけに。
「ただ、一つだけハッキリと分かっていることがある」
「なんだい?」
「ここ『備蓄の町アガロス』は一粒で二度おいしい場所だってことさ」
「一粒で二度おいしい? どういう意味だい?」
「いいか? 食料は富に手にるわ、迷宮は溫くて助かるわ、まさに最高の土地だろ?」
そして、俺は最後にこう付け加えた。
せっかくの獨演中に無粋な真似をしてきた魔どもを魔法できれいに屠りながら。
「備蓄の町アガロス。君の名は決して忘れることはないだろう。君はどんな神様よりもしい」
まぁ、ニケさんには遙かに劣るけどな(笑)
「そ、そこまでかい!? さすがに言い過ぎだろ!?」
「全然言い過ぎじゃない! むしろ、人生はこれぐらい溫くても良いぐらいだぞ! 今までがハードモード過ぎる!」
「そ、そうかい......苦労したんだね、あんたも」
「そこで同しないでくれます!?」
何はともあれ、『備蓄の町アガロス』を存分に堪能することができた。
もはや骨の髄までしゃぶり盡くしたと言っても過言ではないだろう。
そして、『備蓄の町アガロス』からは何の味も出なくなったのを確認した俺達は再び王都を目指して旅に出るのだった。
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後書き
今日のひとこま
~誰を殘す?~
これはゲルゴナを出立する前のお話。
「インカローズ。ちょっといいか?」
「なんだい?」
「お前が俺に付いてくるのは別にいいんだけどさ。ここに誰を殘していくのかはちゃんと決めてくれよ?」
「「「「「えー。私達も付いていっちゃダメですかー?」」」」」
「いやいや。ダメに決まってるだろ」
「「「「「そんなー。隊長マムと離れたくないですー」」」」」
「うッ......い、いや、全員ダメとは言わないけどさ?」
「あんたら、あたいの男を困らすんじゃないよ」
「誰がお前のだ、誰が! アテナみたいなこと言ってんじゃねぇ!」
「いずれあんたを墮とすんだから同じことさ」
「「「「「あ、あのー」」」」」
「あぁ、すまん。えっと......せめて十人ぐらいは殘ってくれないか? 伯爵に騎士団の活を見てもらう必要もあるしさ。君らの生活面は俺が保証するから安心してくれ」
「それもそうだねぇ。......じゃあ、あんたとあんたとあんた。それに───」
「おまッ!? そんな適當に!?」
「大丈夫さ。どいつもこいつも、あたいが自信を持って推薦できる奴らばかりさ」
「「「「「マ、隊長マム......」」」」」
「それなら別にいいけどさ......。ただ、彼達の気持ちはどうするんだ? お前と一緒に居たいという───」
「「「「「大丈夫です! 頑張りまーす!」」」」」
「良いのかよ!?」
「あぁ、頑張りな。いいかい? 推薦したあたいの顔に泥を塗るような真似だけはするんじゃないよ?」
「「「「「隊長マムの期待に必ずや応えてみせまーす!」」」」」
「お、おぅ。なんか凄いな。えっと......じゃあ、君に居殘り組の隊長を任せようかな。名前は?」
「ユリです」
「分かった。ユリちゃん、よろしく頼むな」
「ユリ、ちゃん......? ちょっと待った!」
「なんだよ?」
「ユリちゃんってなんだい? ユリちゃんって!」
「なんだと言われても......そんな雰囲気の娘だしさ」
「ふざけんじゃないよ!! あたいはあんたのだよ!!」
「それは違うと言ってるだろ!」
「そんなあたいを差し置いて『ちゃん』はないだろ!! 『ちゃん』は!!」
「俺の話を聞けよ!? というか、インカローズにも『ちゃん』を付ければそれでいいのか?」
「ふんッ! 當然さ! 自分のぐらい特別に扱いな!」
「俺のじゃないと何度言えば......まぁ、今はいいか。じゃあ、インカローズちゃん?」
「......」
「......」
「......悪い。やっぱり無しの方向で頼めるかい?」
「あ、あぁ。そうだな」
「いや、むしろ、名まなで呼んでくれてもいいんだよ?」
「それは斷る」
こうして、ユリちゃんを居殘り組の隊長に十人ほどがゲルゴナに殘ることとなった。
【書籍化!】【最強ギフトで領地経営スローライフ】ハズレギフトと実家追放されましたが、『見るだけでどんな魔法でもコピー』できるので辺境開拓していたら…伝説の村が出來ていた~うちの村人、剣聖より強くね?~
舊タイトル:「え? 僕の部下がなにかやっちゃいました?」ハズレギフトだと実家を追放されたので、自由に辺境開拓していたら……伝説の村が出來ていた~父上、あなたが尻尾を巻いて逃げ帰った“剣聖”はただの村人ですよ? 【簡単なあらすじ】『ハズレギフト持ちと追放された少年が、”これは修行なんだ!”と勘違いして、最強ギフトで父の妨害を返り討ちにしながら領地を発展させていくお話』 【丁寧なあらすじ】 「メルキス、お前のようなハズレギフト持ちは我が一族に不要だ!」 15歳になると誰もが”ギフト”を授かる世界。 ロードベルグ伯爵家の長男であるメルキスは、神童と呼ばれていた。 しかし、メルキスが授かったのは【根源魔法】という誰も聞いたことのないギフト。 「よくもハズレギフトを授かりよって! お前は追放だ! 辺境の村の領地をくれてやるから、そこに引きこもっておれ」 こうしてメルキスは辺境の村へと追放された。 そして、そこで國の第4王女が強力なモンスターに襲われている場面に遭遇。 覚悟を決めてモンスターに立ち向かったとき、メルキスは【根源魔法】の真の力に覚醒する。【根源魔法】は、見たことのある魔法を、威力を爆発的に上げつつコピーすることができる最強のギフトだった。 【根源魔法】の力で、メルキスはモンスターを跡形もなく消し飛ばす。 「偉大な父上が、僕の【根源魔法】の力を見抜けなかったのはおかしい……そうか、父上は僕を1人前にするために僕を追放したんだ。これは試練なんだ!」 こうしてメルキスの勘違い領地経営が始まった。 一方、ロードベルグ伯爵家では「伯爵家が王家に気に入られていたのは、第四王女がメルキスに惚れていたから」という衝撃の事実が明らかになる。 「メルキスを連れ戻せなければ取りつぶす」と宣告された伯爵家は、メルキスの村を潰してメルキスを連れ戻そうと、様々な魔法を扱う刺客や超強力なモンスターを送り込む。 だが、「これも父上からの試練なんだな」と勘違いしたメルキスは片っ端から刺客を返り討ちにし、魔法をコピー。そして、その力で村をさらに発展させていくのだった。 こうしてロードベルグ伯爵家は破滅の道を、メルキスは栄光の道を歩んでいく……。 ※この作品は他サイト様でも掲載しております
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