《格闘チャンプの異世界無雙 〜地球最強の男、異世界で更なる高みを目指して無雙する〜》94話 踏み臺
「へいへい! 俺たちを誰だと思ってやがる!!」
「嬢ちゃん、今の俺たちは機嫌がいいんだ! 今すぐに逃げるなら、特別に追わないでやるぜ?」
「それでも向かってくるって言うなら――ぷぎゃっ!?」
「ごふぅっ!?」
無事だったチンピラも、あっさりと倒された。
筋トレで疲れていた上、や酒樽などを擔いでおり行が阻害されていたこともあるだろう。
だが、それでもそれなりには強い奴らだった。
相手はなかなかの腕利きのようだ。
1人だけ無事な俺は、襲撃者に視線を向ける。
暗くて見えにくいが、本當に小さなだ。
「どういうつもりだ? コイツらに恨みでも?」
俺はそう問いかける。
コイツらのは、今後叩き直していく予定だった。
だが、過去の罪は消えない。
コイツらに恨みを持っている襲撃者であれば、事くらいは聞いておくべきだろう。
「アタシは、コイツらに恨みなんてありません」
「ふむ? ならばどうしてこんなことを?」
俺は再度問いかける。
どこかで聞いたことのある聲だが、よく思い出せない。
「街の人たちから悪評を聞いたのです。コイツらなら、ぶちのめしても構わないでしょう」
「なるほど。正義の味方というわけか」
チンピラ共は、領主と繋がっている。
冒険者ギルドや衛兵などから大々的にお尋ね者になってはいないはずだが、街の人々からの評判は最悪だ。
「正義の味方は結構だが、報酬などは出ないだろう? それに、報復もされるかもしれない。安易な正義でそんなことをしているのであれば、心しないな」
「いえ、アタシは正義など持っていません。ましてや、お金にもそれほど興味はありません」
「ほう?」
正義や金銭が行原理でないならば、何が目的なのか。
俺には思いつかなかった。
「ただ単純に、強くなりたいのです」
「ふはっ!!」
その言葉を聞いて、思わず笑ってしまった。
単純明快だ。
実に分かりやすい理由である。
「ご主人様に褒めていただけるように、アタシは強くなります! あなたにも、その踏み臺になっていただきます!!」
「いいだろう! 掛かってくるがいい!!」
こうして、俺はと戦うことになったのだった。
【書籍化】【SSSランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師】ユグドラシルの呪いにより弱點である魔力不足を克服し世界最強へと至る。
【注意】※完結済みではありますが、こちらは第一部のみの完結となっております。(第二部はスタートしております!) Aランク冒険者パーティー、「グンキノドンワ」に所屬する白魔導師のレイ(16)は、魔力の総量が少なく回復魔法を使うと動けなくなってしまう。 しかし、元奴隷であったレイは、まだ幼い頃に拾ってくれたグンキノドンワのパーティーリーダーのロキに恩を感じ、それに報いる為必死にパーティーのヒーラーをつとめた。 回復魔法を使わずに済むよう、敵の注意を引きパーティーメンバーが攻撃を受けないように立ち回り、様々な資料や學術書を読み、戦闘が早めに終わるよう敵のウィークポイントを調べ、観察眼を養った。 また、それだけではなく、パーティーでの家事をこなし、料理洗濯買い出し、雑用全てをこなしてきた。 朝は皆より早く起き、武具防具の手入れ、朝食の用意。 夜は皆が寢靜まった後も本を読み知識をつけ、戦闘に有用なモノを習得した。 現にレイの努力の甲斐もあり、死傷者が出て當然の冒険者パーティーで、生還率100%を実現していた。 しかし、その努力は彼らの目には映ってはいなかったようで、今僕はヒールの満足に出來ない、役立たずとしてパーティーから追放される事になる。 このSSSランクダンジョン、【ユグドラシルの迷宮】で。 ◆◇◆◇◆◇ ※成り上がり、主人公最強です。 ※ざまあ有ります。タイトルの橫に★があるのがざまあ回です。 ※1話 大體1000~3000文字くらいです。よければ、暇潰しにどうぞ! ☆誤字報告をして下さいました皆様、ありがとうございます、助かりますm(_ _)m 【とっても大切なお願い】 もしよければですが、本編の下の方にある☆☆☆☆☆から評価を入れていただけると嬉しいです。 これにより、ランキングを駆け上がる事が出來、より多くの方に作品を読んでいただく事が出來るので、作者の執筆意欲も更に増大します! 勿論、評価なので皆様の感じたままに、★1でも大丈夫なので、よろしくお願いします! 皆様の応援のお陰で、ハイファンタジーランキング日間、週間、月間1位を頂けました! 本當にありがとうございます! 1000萬PV達成!ありがとうございます! 【書籍化】皆様の応援の力により、書籍化するようです!ありがとうございます!ただいま進行中です!
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