《元豚王子VS悪役令嬢》第43話 よ…よゆーですわ?全っ然よゆーですわ?

私はダニエル師匠に試合で負け、ジークヴァルト様の言う【デート】に行くことになった。ヘンリックもいるし、一度はっきり師匠を振ったし大丈夫だと言うのに凄い心配そうな顔でジークヴァルト様がペンダントの守りまで持たせてくれた。

全く!私をなんだと思ってらっしゃるのかしら?あの方は!浮気でもすると思っているのかしら?心外だわ!

私とジークヴァルト様はあの夜にとても素敵なキスをしましたのに!

その後凄い輝きが國全を包み込んだのは驚いたけど。

その後の數日間もあの方は何も無かったのように接してくれているけど。私なんて今でも心臓がはち切れんくらいドキドキしておりますわ!

一度私からの時は凄く不敬なことをしてしまいましたけど、この間のは絶対に合意でしたわ!つまり両想いですの!

なのに疑われるとは…。いくら顔のいい男が近付こうともジークヴァルト様以外には何の興味もありませんのに!

ああ、師匠とのデートとやらもさっさと終わらせて帰りたいですわ!

お話があると言っていましたし…。

神様のことと言っていましたけど…何かあったのかしら?

それともそれはやはり口実で…?

……まぁないですわね…あの方はかなり天然!天然故にこちらが意図していない時にいきなり凄い無意識な甘臺詞を直球で私にぶつけてくるのです!こちらも準備していないから今までは本當にドキドキさせられたわ…。

ですが!もう大丈夫なのですわ!だって私達は気持ちが通じていますものね!いいいい、いつでも私は大丈夫なのですわ!よゆーですわ!

と考えたところで師匠が

「さぁ、クラウディアちゃん!どうぞ!我が北の侯爵家のタウンハウスへ!」

と師匠がいつの間にか自分のタウンハウスに招いている!!

「ちょっと!街歩きではありませんでしたの?」

「やだなぁ!クラウディアちゃん!さっきから考え事ばかりして聞いて無かったのかい?僕の新作の絵を見せようって言ってたじゃないか!ねぇ、ヘンリックさん!」

「ええ…言ってましたよー?お嬢様はさっきから何も聞いてなかったようですけど…誰か様のことで頭がいっぱいだったのでしょうね」

そんな…それはそうですけど!

「師匠の絵の新作…それを見たら帰っていいのでしょうか?ならばさっさと見せていただきたいわ」

ダニエル・ディーバー侯爵子息はブッシュバウムの4大侯爵の北を守るディーバー家の者だ。対してバルシュミーデ家は東を守る侯爵家であった。ディーバー家とバルシュミーデ家は祖父同士が戦友のような関係であった。ダニエル師匠はちょくちょく遊びに來ては私に剣や絵を教えた。絵は何かの賞を取ったりして私によく自慢した。

「いつか僕の好きな子の絵を描くんだ!そして目の前でその子に見せる!」

と言っていた…。それまでは小鳥やに風景畫しか描いていなかったのだ。

タウンハウスの一部屋をアトリエにして沢山の絵のの匂いと絵が置かれている。

「さあ、これが新作だよ!渾の作品さ!」

と布のかかった絵がアトリエの真ん中にあった。

私は近付き布を外す。

スルリと落ちた布から絵を見ると…

私の絵が描いてある。

「…………」

「どうかな?素晴らしいだろう?君の為に一筆一筆想いを込めて描いたよ!い頃から好きな人に絵を見せたくてね!何度も何度もやり直しようやく完した!やっと見せれるよクラウディアちゃん!題名は【赤い髪の想い人】」

そのままですわね!!

…あれ?私振りましたわよね?

ヘンリックをチラリと見ると…

「おお…上手いですね…流石です!ダニエル様!」

と普通に褒めてるんじゃないですわよっ!

どうして振ったのにこんなものを描くのですか!!

「まさか…やはりまだ私のことを?」

「當たり前じゃないか!!何年越しのだと思っているのかな?クラウディアちゃん!あのやわな王子とは年季が違うでしょう?」

「あの…もう一度言いますけど私師匠には全く興味ありませんの…剣や絵を教えてもらったことには謝しておりますが…」

「うんうん、それが何かな?俺は勝手に好きなんだよぉ~!!」

なっ!なんてことなの!師匠は鋼の神ですわ!!ヘンリック!どうにかして!と彼を見ると(お嬢様やっと気付いたのですか!?)

と言う顔をしているっ!

くぅっ!!してやられたわ!振っても全くダメージを負わない人がいるなんてっ!

そう言えばニコラウス王子も全然相手にしてないにも関わらずグイグイ來たわ!?

なんなのこれは!?私舐められているのかしら?ジークヴァルト様なんて私の機嫌一つでしょげたり笑ったり忙しくてわかり易いのに!

くぅ!負けてなるものですか!私はジークヴァルト様のものなのです!よゆーを表すのです!

「ふふっ…師匠…剣や絵では私は貴方に敵いませんが…私はジークヴァルト様しか見ておりませんのよ?もっ…もうその…口付けまでわしたのですから!!」

と赤くなり踏ん反り返り言ってやったわ!これでどうかしらっ!!?

と思っているといきなり壁にドォンと手をつかれた!

「ひっ!」

壁がミシミシいってますわ!

「お嬢様!!ちょっとダニエル様!不味いですよ!私もいるのでー!!」

「ふふふっ!別にいいさ!そこで見ていても!クラウディアちゃん…あのやわな王子様と口付けたのね?間違いないね?そうか?ならば大人のキスはまだだね?」

「えっ…」

どう言うことですの!?何故かめっちゃ笑いながら顔近付いてきますしけないですわ!いいいいやあああ!

ヘンリックが必死に引き剝がそうとするが師匠はビクともしない!ついに顎を持たれようとして…元のペンダントがり出した!!

「なっ!?なんだ!?」

今ですわ!私は髪ので師匠を思い切り押して壁から抜けてヘンリックと部屋の外に出た!

しかし追いかけてくる師匠!!

ひいいいい!!

「ヘンリック!なんとか師匠を止めて!!」

「嫌ですよ!あんなお嬢様が敵わない奴!止めれませんて!」

「あはは!追いかけっこかぁ?こいつう!!!」

と笑いながら追いかけて來るので恐怖しかない!!

いやあああ!!助けて!!

するとペンダントと私がり丸い球に私は包まれた。

「え?」

「お嬢様!?」

「なんだ?それは?」

師匠が思い切り球をぶっ叩いたがビクともしなかった!!

これは…まさか!

「これを…守り代わりに…」

とジークヴァルト様が渡してくれたペンダントの力!!

ああっ!なんてことなの!ジークヴァルト様はあんなに心配してくれたというのに!私の方がダメでしたわ!

…師匠が一旦距離を取ると球は消えて近付こうとしたらまた球は現れた。

「ふぐううう!!」

守られてる!!こここ…これってジークヴァルト様の私へのですわ!!

「師匠!もう無駄ですわ!私に無理矢理不埒な真似をしようとするからですわ!私はジークヴァルト様に守られているのです!」

ドヤァと私は笑うと、師匠は

「なるほどね、でも笑った顔もやはり綺麗だよ!クラウディアちゃん!でもそのペンダントをいつか油斷した時に外せばチャンスはあるよね!?」

と言われてゾッとした!!

「うわぁ…諦めない男…怖い…」

ヘンリックが呆れた。

「あっ、あっ、諦めてくださいましー!!」

私は絶し夕方まで追いかけっこされ疲れて王宮に戻りましたの……

ジークヴァルト様がまだ來客中なので與えられたお部屋で休んでいるとバタバタと音がして暴に扉が開かれる!

「クラウディア!!大丈夫かー!!おおおおお前大丈夫かー!!何か判るんだからなっ!ペンダントったろう!お前に危険があったらるようになって…」

と言うのを遮り私は飛びついた!

「うっ!…」

「大丈夫でしたわ!!このペンダントから球が出て守ってくれましたの!師匠の馬鹿力でも割れませんでしたのっ!ジークヴァルト様のおかげですわ!」

と私は涙ながらに報告するとホッとしたような顔で優しく笑った。

「良かった…ペンダントに祈りを込めておいたんだ!バリア効果まで出るなんて!やはり俺の祈りの力あの日から上がったんだな!?それ…なるべく外さない方がいいな…でも定期的に祈りを込めておかないとな、念のためスペアも今度作して…」

とブツブツ言っている。

「ジークヴァルト様…それでお話とは?」

「ああっ…その…」

と言ったところであのいつかの奴隷の年が部屋にってきて飛びついた!!

ジークヴァルト様に!!

「ジークヴァルト様ああっ!!何故逃げるのですかああっ!」

よく見ると年のシャツがはだけていた!

「ぎゃあああ!!やめろこのバカ!!違うからね!!?俺はそんな趣味ないからねっ!こいつが勝手にいいいいい!!」

ふふふっ…よゆーでしゅわよ?……例え相手が年でありましても!!??

「ってそんなわけありませんのよーーー!!

男に迫られるって一何があったのジークヴァルト様ああああっ!!」

とクラウディアのびが響いた。

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