《元豚王子VS悪役令嬢》第59話 クラウディアは甘えたい
ジークヴァルト様が我が侯爵家に謝罪したいと言うので招いたけど、かなり家族に責められこまってしまった。
全くうちの家族はどうしても浮気には容赦ない一族なのである…。
それもそのはず…昔一族の1人のがただの庶民とに落ち子供を産んだがその子供には能力は現れ無かった。以來必ずの濃い者同士と結婚するのが本來のバルシュミーデ家だった。
私もい頃は何処か遠い親戚と婚約話が薄らあったが、豚王子のこの國の貴族の娘から婚約者選びをすることになり、私が選で當たった。
當時、家族は反対したが流石に王家からの話を斷ることなど出來なかった。一つ下のテオは凄く引き留めた…。今思えば…ジークヴァルト様が話してくれたように私の前に現れるイケメンは必ず惚れるというのは弟にも適用されたのかとやっと気付いてそう言えばほんとに王子の婚約者になるまでは弟はべったりだったわ…と思った。
家族達は目をギラつかせながらジークヴァルト様に夕食を振る舞った。威圧が凄い。
夕食を終わらせて私は自分の部屋へと王子を招きれた。本日は泊まっていただく予定だが、王子の部屋に家族が何か仕掛けてないかヘンリックに一応チェックを頼んだのだ。その間時間が余るしと安全な私の部屋へとお通しした。
「すみません…本當に家族が…」
ソファーにジークヴァルト様を座らせ私も隣りに座る。
「いや…俺が悪かったんだ…チャームの力が働いていたとは言え浮気してごめんなさい」
と膝をガクガクさせた。
「正確にはあれは浮気とは言えないと思うのですが…うちの一族は異常なんですわ…を殘そうとして平気で縁者同士婚姻するし…まさかテオが…あの懐き方が私に惚れていたとは!」
「いや…うん…そりゃクラウディアはだしね!ご両親も形だし、テオドールくんも凄いイケメンだし…何か一族のを濃くする為とかそういう設定だとしたら仕方ないんだと思った」
「…そうですわね…こんなの普通ではありませんものね。私はそれが普通だと思っていましたがジークの話でようやく納得したのです。本當にめちゃくちゃな世界ですわ…」
「ジーク…やはり稱で呼んでくれるんだ…クラウディア…」
私はそれにポッと赤くなる。
「いけませんか?普段は人前ではジークヴァルト様とお呼びしますわ…でも二人の時は…慣れたいので……いけませんか?」
するとジークヴァルト様が赤くなり
「いや!いいに決まってるし!おお俺も二人の時はディアと呼んでいい?」
「はい!もちろん!」
と私は微笑むとさらにジークが真っ赤になる。
「……ディア…」
「何でしょうジーク」
「呼んでみただけ…」
「…ジークったらっ…」
まぁ…もうとてもいい雰囲気ですわ…。
「ジークがアスカに惹かれていた時は悔しくて凄く嫉妬してしまったり悲しくて泣き出したり大変でしたの…
もしあのままだったら私は失して死んでいたかもしれませんわ…」
「ええっ!ディア!そんなに俺のことを!くっ…可い…」
何かブツブツ獨り言を言いながら拳を握りしめて赤くなっているジークに私は言った。
「ですからその…私…甘えたいですわ!」
「へあっ!?」
ジークが変な聲と共に私を見た。
「ジークがアスカばかり見てとても辛かったんですの!アスカの為に部屋を用意したとか…」
「そ…それはもう必要ないし!ほんとにごめんよディアを辛い目に合わせて!あっ…甘えたいのならいいぞ?いや、…どうやるんだか…」
私はとりあえずジークにジリジリ近づいてキュッと腕にしがみ付いてみた。
「ぐはっ!」
とジークがまた聲を出す。
「レーナ嬢見たくおは大きくありませんので失禮します…」
「それ関係ないし!てか普通にあるし!てか俺は何を言ってんだ!ダメだしっかりしろ!!」
べチンべチンとジークは自分で自分の頰を叩いた。
しばらく無言でジークに寄り添ってドキドキしていた。ジークも照れているが私の頭をでてくれる。
「ジーク……私のお部屋は全然の子らしくないでしょう?」
そう、私の部屋は非常に素っ気ない!これが貴族の部屋か?と思うほどだ。壁には剣がズラリと飾られいつ襲撃が來てもいいようにしてある。武屋かと思うほどだ。しかも普通クマやらなんやら可い人形を飾るところを鎧にリボンをつけて飾っている!
全く可くない!
後、師匠から定期的に私の絵が送られて來るのでとりあえず暖爐の側に山積みにしているし、裝も赤い壁だし(侵者を殺した時が壁に著いたら目立たなくなる仕様)なんて言えやしないけど…。
「いやあ…なんか別にいいよ、ほら逆にの子らしいと張するし!いや…ディアといると俺はどこでも張するよ!」
「まぁ…ジーク…そんなっ…私もですっ」
見つめ合う二人にジークと私は自然に近づきキスをわす寸前に気配を察知し私は扉に向け髪を槍に変えて突き刺すと…
「おっと…」
とテオはそれを避けた。
「覗き見なんて趣味が悪いわ」
「お姉様こそ…結婚前に男を部屋にれるとは!」
「貴方ねぇ!ジークヴァルト様は私の婚約者だしいいのよ!貴方こそ勝手にらないで!」
「家族だしいいじゃない?可い弟だよ?」
「………変なを持つのは辭めなさい」
私が言うとジークが
「うん、なんて言うかねぇ…ヤバイからねぇその姉に対するは」
「うちは普通じゃないから別にいいじゃないですか?俺が一方的にお姉様を慕っているだけさ」
ジークはため息をつき、これだからイケメンは…とブツブツ言った。
「でも俺にはクラウディアが必要だし…奇跡の力なんか無くても生涯幸せにしたい…」
となんと私の肩に手を置いた!
ふっ!あっ!肩!手!肩!手!揺して赤くなる私を見て
「はいはい…判ってますよ…僕はお姉様が好きだけど…お姉様は一回だって僕を男として見たことないし…とっくに無理だって思ってます。だからこそお姉様を不幸にする奴は許せない!」
いや、見れないわよ!流石に弟は本當に無理!
「ごめんね…テオ…私ちゃんと王妃になり幸せになるから!不幸になんてならないわ!」
「判りました…お姉様が子を産んでその子が赤髪の能力者でお姉様似なら是非僕がお嫁にしましょう」
「ゲホっ!!」
いつかのローマン様みたいにジークが咳き込んだ!
「アホかっ!!何歳離れると思ってんだ!!」
ジークが的確な突っ込みをれる。
「何歳でも構いません!」
「ひっ…ひい!!こいつ本気だし!ていうかやるかあああ!!」
と言うとチッと舌打ちし、テオは今度こそ出て行った。
「はぁっ…何だほんとあいつ怖いから!」
「………ジーク…また邪魔される前に甘えますわ」
と私はジークに抱きつき頰にキスすると
真っ赤になった。
「ああ…うん…そうだね…ディア…」
ようやくジークは私の頰に手を置いてまた距離が近づき目を閉じた。
「お嬢様ー!ジークヴァルト様のお部屋のチェック終わりましたよー!毒針が枕に數本仕込まれてたりお茶に痺れ薬ってたり!ベッドに寢たら上から針のついたものが落ちる仕掛けあったりソファーには座ると壁から剣飛んできたりなんか々ありましたけど全部取り除きました!もう安全!……あっお邪魔でした!?」
とヘンリックがってきて言う。
「邪魔な上に恐ろしくて寢れないぞ!!??」
流石に青くなるジークに
「では私のお部屋で休みます?」
と聞くとジークは今度は赤くなり
「それもいろいろ我慢できなくなるから!!」
と言い、ささっと逃げた!!
「もっと甘えたかったのに…」
「お嬢様…この家でそれは無理だと思いますよ…」
ヘンリックはそう言って笑った。
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