《元豚王子VS悪役令嬢》第81話 最終決戦はどうなる?
地下の階段を上がると巨大な九尾と竜が必死で防戦している。
「うぐうっ!!ダメだ!保たぬ!!折角邪気は払われたのにまたすぐに!!」
とハクちゃんが苦しそうに言い、にピキリとヒビがる!
奧で倒れている青い髪の上品なスーツ姿のおばさんが
「くっ!」
とレシリアを睨む。
「ミーティア様ああ!!」
とのザスキアが駆け寄ろうとして床が割れて大きな植の化けが現れた!!
「ザスキア!!逃げなさい!!神力を吸われます!!」
とミーティアと呼ばれたおばさんがんだ!
「くっ!!レシリアめ!ミーティア様の神力を!!」
とザスキアもレシリアを睨む!
ザスキアは手をかざして空中に真っ白な巨大な芋蟲を出現させ、植に放った!!
「きゃああ!いっ芋蟲!!」
流石にクラウディアが怖がったか?と思うとクラウディアが興味深々だった!
そう言えばクラウディアは変わってたからな。蟲とか大丈夫な子なんだなぁ…。
芋蟲はバクバクと植を食べてしまった!
「おのれ!ザスキア!やっぱり復活していたのね?でもなーに?その姿!力は戻ってないみたいね!このちんちくりん!」
とレシリアが馬鹿にする。
「ちんちくりん言うな!このビッチ!!」
ドゴーンとその時柱に九尾のコンちゃんが當たり痛そうに顔を歪めた!例の男2人にやられている!コンちゃんのにもヒビがり出した!
邪気がまた復活し始めてレシリアに集まるとレシリアは姿をまた邪神に変えて笑った!
「あはは!ちょっと戦力が足りなかったんじゃないの?外にテアナ様と執行部がいるようだけど!!?あっちも苦戦しているわ!殘念ね!ミーティア様にザスキア!!」
「なんだか知らないけど助けないと!!」
とレーナはコンちゃんの助けに向かいグローブをはめて男たちを毆りつけた!!
すると毆ったところが溶けてしまう!!
「おお!やるじゃん私!」
と自畫自賛するレーナを突き飛ばしクラウディアがもう1人の男に髪を何本もの剣にして斬りつけ斬った所は同じ様に溶けた!
「私も負けてませんわ!!」
とクラウディアも頑張って応戦しているが、
「そこまでよっ!!」
一瞬の隙をつき、レシリアが倒れていた神ミーティアのおばさんを黒い球に閉じ込めた!!
「ミーティア様になんてことするんです、はい!」
とザスキアが怒る。
「さあて、こいつはジワジワ力を搾り取ることにして…ザスキア!もう一度死ねっ!」
と空中に真っ黒な槍を出現しザスキアに投げつける!!レーナとクラウディアは男達を相手にしている!
それにハクちゃんが立ち塞がりついにハクちゃんのが割れて魂の狀態になった!
「…ここまでだ!!すまぬ!!」
しかし槍は浮かびもう一度ザスキアへと向かって行く!それにコンちゃんが今度は庇い、同様にが割れてコンちゃんもリングアウトしたようだ…
「燃え盡きた…せめてレーナのがあれば…」
と魂の狀態になってしまった!
槍はまたザスキアに向かう!
しかしその槍を今度はレーナが飛び上がって叩き割った!!ローゼちゃんがいつの間にかレーナを抱えて一緒に飛び上がったようだ!
男達はいつの間にかクラウディアとレーナに倒されていた。
「ローゼちゃん!!ありがとう!!」
「いいえ、ですが、またたくさん槍が來ます」
とローゼちゃんがレーナに言うと無數の槍がこちらに向かってきて慌ててレーナを抱えたローゼちゃんは避ける。
ザスキアも逃げ回りそれに槍が追跡するがレーナ達も槍を追いかけて折りまくっている!
その間にクラウディアは髪のでミーティアのおばちゃんを包んでいる球を斬りミーティア様が床に落ちる手前を助け出した!
「おのれ!どいつもこいつも中々しぶといわね!!」
とレシリアが忌々しげに言う。
「ジークヴァルト!何してる!このグズが!レシリアの取り込んだダモンの心臓!お前ならもう見えるやろが!!行けっ!!」
と逃げ回るザスキアは言う。
そうだ!俺も!と銃を持ちレシリアのダモンの心臓を見た!!
汚い真っ暗な心臓二つと一応輝いてる心臓…。輝いてるのは神のだな。ならあの汚い心臓だな!?
「させるかあ!!」
とレシリアは近寄らせまいとダモン達を召喚し前を塞いだ!
しかしそれをクラウディアがダモン達の心臓目掛けて的確に刺していく!
「さっきザスキア様にまた力を上げていただいたので私にも心臓の位置が見えます!ですからジーク!私が引き付けていますからレシリアに取り付いたダモンの心臓を!!」
俺は
「ああ、判ってる!ようやく俺にも活躍の場が來たよ!引き金引くだけだけどさ!俺は前世のゲーセンでガンゲームでゾンビ撃ちまくってたからね!!」
と狙いを集中する。
クラウディアがダモンを斬った隙間から
ガアン、ガアンと2発発砲し弾丸はビスビスっとレシリアの中の汚い心臓二つに命中した!!
「がっああああああああ!!」
レシリアは苦しみがボコボコし出して
うえええええっと黒いモノがドロリと溶け出した!!
それを見てザスキアが嫌な顔をした。
「人の神殿で汚いモン吐き散らしてからに!」
そこへ外で戦っていたテアナという神が部下の隊員とってきて
「神レシリア!!違法ダモンの摂取による邪神化に神殺し・チャームその他もろもろの罪によりお前を逮捕し、煉獄山に投獄する!!」
そしてレシリアは逃げようととするが隊員に押さえつけられる。
「くっそ!くそお!!ザスキアあああ!!てめーの!てめーの子達だけでもー!」
とレシリアが最後に抵抗し何か黒いハートを俺とクラウディアのに突き刺した!!
「ぐあっ!!」
「うぐっっ!!」
ザスキアがそれを見て
「くっっ!!今週のしまったあああ!!」
とんだ!!
「いや言ってる場合かよ!」
とレーナが突っ込んだ!!
しかしそれまでだった。
俺はゆっくりクラウディアに…銃を向けた。
クラウディアも髪のを剣に変えて俺に構えた。
「ちょっと!!どうなってるのよ!?」
とレーナが慌てるとコンちゃんは
「あの黒いハートが刺さっているせいだな」
と言う。それにハクちゃんが
「うむ!見れば判る!」
と言った。
「クラウディア…クラウディア…死んでくれよ?いや、魂ごと消滅してしい!!」
「ジーク…ジークヴァルト…それは私も同じですわ?今の私なら貴方の魂ごと斬れると思いますの!!」
と言った。
「ひ、ひーっ!!さっきまでし合ってた2人が殺し合いをををー!どうすんのよこれえええ!」
レーナが慌てて止めにろうとするがザスキアは
「あのクソ神…こうなるように最終的に仕向けていたんだよ…狡猾なビッチだ…はい」
神ミーティアもテアナに支えられながら言った。
「ジークヴァルトが死んでもクラウディアが死んでも…もうあの世界は終わるから…だって…メイン王子とし合う相手が魂の消滅をしてしまったら…ストーリーは嫌でも終わる…最悪よ…未完よ」
と言う。それにレーナは
「そ、そうなると私はどうなるの??」
と聞くとテアナは無に言った。
「お前も消滅。コンにハクもあの世界のもの全て消滅だ。バッドエンド不可避」
と言う。
レーナは青くなり
「いっやあああ!!そんなのいやああああ!」
「レーナ泣くな!生まれ変わったら今度こそレーナと我は結ばれよう!!」
とコンちゃんが言うが
「ふわああ!テオドール様ああああ!!」
と泣いてショックをける。それにコンちゃんは白目になった。
ハクちゃんとローゼちゃんも悲しそうな顔になった。
「ローマン…すまぬ…お前の子を産めなくて…」
「ユリウス王子…」
それぞれの想いはあれど闘いを見守るしか出來い皆だった。
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