《元豚王子VS悪役令嬢》第91話 結婚式當日…主役は俺達だよな?3

ようやく大聖堂の禮拝堂の中に俺は先にる。年のラルフくんが孤児達を聖歌隊にして賛歌や音楽を流す指揮を取っていた。

橫目で俺にウィンクしてくる。まだ狙われてるわ…。無視しよ。

招待客も既に著席している。ヴァージンロードの途中で俺は花嫁を待っていると、赤い髪の綺麗な花嫁のクラウディアと恐ろしい顔をしたクラウディアの父親のホルスト侯爵がめっちゃ俺を睨んでくる!殺気!もはや殺気である。

(浮気したら殺す・娘を泣かせたら殺す)

を背中に背負っており震えそうになる。

侯爵は軽く禮をしてクラウディアを俺に引き渡すと席に著いた。まだ後ろから殺気がしている!

クラウディアはやはり凄く綺麗でエフェクト全開だよ!!俺は転ばないように注意しながら祭壇の前の大司教のところまで進んだ!セーフ!!倒れなくてセーフ!

大司教のお爺さんの挨拶や誓いの宣言が行われる。

「新郎…ジークヴァルト…貴方はここにいるクラウディアを病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も、妻としてし、敬い、慈しむ事を誓いますか?」

「はい!誓います!」

「新婦…クラウディア…貴方はここにいるジークヴァルトを病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も、妻としてし、敬い、慈しむ事を誓いますか?」

「はい!誓います!!」

「では指換を」

と大司教が指をそれぞれ持ち俺はクラウディアの細い薬指に王家の紋章の指を嵌めて次にクラウディアが俺の左手の薬指に指を嵌める。

「それでは、誓いのキスを…」

と大司教が言い、俺はクラウディアのベールを上げる。とてもしく目が眩みそうになる!俺はにこりと微笑みクラウディアもし照れて顔を近づけた所で…

「その結婚待ったああああ!!」

と言う者が出た。

「えっ!?ダニエル師匠!?」

クラウディアがビックリしている!!

招待客達も何だあいつは…と見ている。

「おい、警備員何してるんだ!あの不審者を捕まえろ!」

ともはやテオドールくんが指揮した。

「クラウディアちゃんと結婚するのはこの俺さ!!さあ!クラウディアちゃん!一緒に逃げよう!!」

とドラマの花嫁強奪の男みたいに両手を広げて待つダニエル師匠にクラウディアは

「あの…すみません…どちら様でしょうか?式の邪魔ですので申し訳ありませんが出てってください」

と流石に他人を裝った。

「いやいや、クラウディアちゃん!さっき俺の名前呼んだよね?迎えに來たよ!行こう!」

と警備の人をぶっ飛ばす。流石クラウディアの師匠である。とりあえずテオドールくんやコンちゃんやホルスト侯爵が必死で止めてダニエル師匠はズルズル引きづられて行った。

皆なんか力した。

大司教は

「えー…気を取り直して誓いのキスを!」

とこれ以上邪魔がらないように大司教は言い、俺とクラウディアは再開し、見つめ合い軽く短めのキスをすると拍手が巻き起こった。

2人とも照れて、招待客のすすり泣きが聞こえてきた。特にローマンは退場する時も

「ジークおめでとう!!クラウディアちゃんも!!良かったよ!!ううっ!!」

と泣きすぎだ!!

外には沢山の國民の顔も有り、その先にセレドニオとアストリアが待っていた。2匹とも飾りを施し俺達は馬に乗り王都を凱旋することになっている。

國民からの祝福で建から沢山の紙吹雪や花びらが舞う中幸せそうに笑いながら手を振る。

「おめでとう殿下ー!クラウディア様ー!」

「クラウディア様ー!おしいですー!」

「クラウディア様のお人形をうちに飾ってまーす!!」

「奇跡の王子萬歳!ブッシュバウム王國萬歳!!」

人々の嬉しそうな聲が聞こえてくる。クラウディアと俺は微笑み凱旋を続けて、最後に王宮に戻りバルコニーから國民全員に向け挨拶を済ませてキスしようとすると空からが輝いて水髪の神ザスキアが神っぽい裝で派手に登場した!!

「なっ、なんだあの綺麗な人は!!」

國民がザワザワしだした!!

完全に主役食われた!!

「ブッシュバウムの民よ!私は神ザスキア!ジークヴァルトに奇跡を與えた者です!」

と丁寧に喋る。

「う、うあっ!めめめ神様が降臨なさった!!」

「な、なんて日だ!!」

「凄い!この世のものとは思えないしさ!あれが俺達の神様だなんて!!」

いやめっちゃ騙されてない?國民。あいつ普段ジャージ著てゴロゴロしてビール飲んでるおばちゃんだぜ!?

「ありがたや!ありがたや!神ザスキア様が生きてるうちに見られるとは!!」

もう完全に結婚式がザスキア降臨祭になりつつあった。

「ジークヴァルト…クラウディア!結婚おめでとう!これからも奇跡を起こして人々の役に立つのですよ?」

とよそ行きの営業スマイルをしてくる。

「はい、ザスキア様!私達のお祝いに駆けつけてくれてありがとうございます!」

「私からのお祝いです!」

とザスキアは手を上げて空を暗くすると前世で言う花火を上げた!!

そんなものを見たこともない國民達は夜空に咲く花を見てした!!

クラウディアもローマンもユリウスくん達も驚いて見ていた!

「凄いですわ!ジーク!夜空にあんな綺麗な花が咲くなんて!奇跡ですわ!!あっ!ハート型の花が咲きましたわ!!」

とはしゃいだ。

「…うん、そうだね、綺麗だ。ディアも…」

とクラウディアの手を取り俺はキスをするとさらに大の花が咲いた。

それから宴會が行われまた他國の挨拶やらダンスやらで夜は更けていく。味しい料理に酒が振る舞われコンちゃんはナンパしたりレーナもテオドールくんと仲良くご飯を食べたり皆幸せそうにお祝いして…ザスキアもまだいて、というかもはや俺達より目立ち、いろいろな酒や料理を食べている!!この神め。

何故か明日香と大食い勝負が始まったり、外ではドラグー達がバザバサと舞い上がり花火もほんとの夜になっても絶えずに上がり、王都からも楽しい音楽が聞こえてきた。

ようやく靜かになったのは深夜過ぎで…ようやく俺とクラウディアは初夜を迎えることになった。

凄い疲れてんだけど…。

クラウディアは先に風呂にり寢室で待ってるとか言われて眠いけどドキドキした。

ようやくなんとか気をしっかり持ち寢室へ行くとし過ぎるクラウディアがもう凄い可いレースのネグリジェで待ってた。

「うぐっ!」

思わず鼻出そうになる…というか出たわ!

「ちょっ…ジーク大丈夫ですか?」

クラウディアが慌てて布を鼻に詰める。もう初夜なのにこれはないんじゃないか?とか思う。

が止まった頃になりようやく俺は

「あっ!そういや俺自分で鼻止めれる力持ってたの忘れてたわ!」

と思い出したように言ったらクラウディアは笑った。可いな俺の嫁さん。

「ディア…今日はお疲れ様でした…」

と律儀に言うとクスクスと笑い

「ええ、私達ようやく夫婦ですね、ジーク!」

「うん、結婚したからね!とっても綺麗だったよディア!寫真がないのが殘念だよ!」

「シャシン!?」

と不思議がるクラウディアに説明してやると

「ま、まぁそんな凄いものがあるのですか!?素晴らしいですわ!」

「俺にも作り方が解ればなぁー…アホだし俺…うーん、確かレンズとが有れば…反転したのが寫るんだったか??あー…忘れた…」

「いつか誰かが作ってくれるかもしれませんわ…」

とクラウディアが言うと

「そうだな…そうしたら俺とクラウディアと一緒に寫したいよ」

と微笑む。

「はい、ジークと私の子供が生まれる頃までにできてほしいですわ!」

と言う。こりゃ技者とか探さないとなぁ…。

「ディアに似た子を最初に作らないと俺ホルスト侯爵に殺されそう…」

「そんなこといいのですわ…私はジークに似た綺麗な瞳の子がいいです!」

と言われてお互いにふふっと笑い合って口付けるとそのままし合ってしまった。

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