《婚約破棄予定と言われたので明になって見たら婚約者の本を知り悩んでいます》これってこれがなんだ
家に帰ると私はお風呂に行きゴシゴシと洗った。明になったクリストフ王子のられた部分とか綺麗に。ほんと明になっても気持ち悪かった。
でも…ニルス様が助けてくれたりマリアだってバレても開き直り私の事を好きだって言われたり指にキスされたり抱きしめられたりしたら…
ああ!どうしよう。私は変だわ!さっきからニルス様の顔が浮かんでは消えない!大事な研究道を明日取り上げられると言うのに。
でも危険な薬を作ってしまったし。もうニルス様の許可無しでは作れないし。しょうがない。
お風呂から上がるとサラがやってきて
「今日はなんだか上の空ですね?何かいい事でも?」
どちらかと言うと怖い目にあったけど襲われたとか言ったら大騒ぎになるから黙っておけとニルス様に言われたし。
アンナ先輩とクリストフ王子の後始末をしてからニルス様は帰ると言って學園に殘り私を馬車まで送ったのだ。その際もはや開き直ったニルス様にしっかりと手を繋がれていた事を思い出しとてもドキドキしたことを思い出す。
「あらお嬢様?上せました?顔が真っ赤ですよ?」
「え?そうみたい…?」
と言い、橫になろうとしてハッと気づく。明日は休みだからニルス様がうちへ來て研究道を沒収してくのだ。
どうしよう!
「あ、ああのサラ!明日ニルス様がいらっしゃるの!ちょっと用事で…私の部屋に!」
「あらまぁ…そうですか?ここに?」
と散らかった道やらを見てサラが呆れる。
「道は私が片付けるわ!」
「…はいはい、では私は散した布やらを片付けますか」
と散らかった部屋を夜中にガチャガチャ片付け始めた。
片付け終わるとようやくベッドにるが明日ニルス様が來られると思うとがドキドキして中々寢付けなかった。ニルス様は一度私の部屋に來たことがあるのにな。その時は捻くれてて…そうだ、薬を奪われそうになり足がもつれて倒れて…ニルス様が…私の上に…手がに!
と考えてぼっとなる。
クリストフ王子にまれた時は嫌悪しかなかったのに!
というか初めてられたのがニルス様で良かったと今は思った。それからやはりニルス様に抱きしめられたり好きだと言われたことが何度も頭を過ぎる。ボフリと布団を引き寄せる。恥ずかしい!よく考えたらとても!
でも嫌じゃなかった。ニルス様だから…。
これってやはり好きなのかしら?
でも何かの本で相乗効果とか読んだこともある。
勘違いだったらなお恥ずかしい。
と悶々としながら私は寢不足になる。
*
朝になりあまり眠れずに支度をして待つ。今日はサラが髪に碧のリボンを巻いてくれた。
あと、碧のワンピースドレスを著たりして甘いお茶菓子も用意して待っていた。
するととうとう公爵家の馬車がやってきてニルス様が降りてくるのが見えた!急いで部屋を出て玄関まで迎えに行くとニルス様はキチッとコートを著こなしカッコ良い!
コートを預けると私と目が合いし赤くなる。
「いらっしゃいませ!」
とサラ達メイドは頭を下げる。
今日はお父様達は出かけておりいないので直接私の部屋に案した。
「どどどうぞ」
と中へ通す。
「やはり地味だな」
「ごめんなさい」
「謝るな落ち著いていい」
と褒められた。メイド達を下がらせ道を渡す事にした。木箱にれてまとめたものを見せる。
薬の瓶を一つ取り出してニルス様が眺めた。
「これが明薬か。全くこんなものを作っていたなんてある意味では天才だがある意味ではバカだな」
どっちですか!
「試しに俺も飲んで消えてみるか?」
と言うから慌てる。
「いえ、そんな!お辭めください!」
「なんでだよ!お前も散々自分で使っておいて!」
「それはそうですけど…ニルス様が消えてしまうと…それはそれで悲しいかと」
「悲しい?」
と言われて私何を言っているのか?
「あ、あの!違うんです!!別に!実験したいならどうぞ!」
と言うとニルス様は薬の瓶を箱に戻してニヤニヤしだした。
「へえ、俺が消えると悲しいのか?ん?」
とニヤついて意地が悪い。
「そんなことはありません!」
と言うとパクリとお菓子を食べる。
紅茶を飲むとニルス様はその間私を見つめていたので一気に照れる。
「今日は…なんでそのなんだ?」
「え?」
「碧の…俺の瞳ののワンピースドレスだが?」
と指摘されまた赤くなった!!
「たまたまです!!深い意味はなく!!そそ、それより、あの後!アンナ先輩とクリストフ王子はどうなったのですか?」
とし気になっていた事を聞いた!もしあの二人が私が薬を作ったと喋ったら?どうしよう!
「ああ、あいつらか。それなら気絶したアンナの奴を倉庫に放り込み明化が解けた頃合いを図り先生達を呼び出してアンナとクリストフ王子がいやらしい事をしていると報告した。
クリストフ王子は慌ててペンキを被ったのだろうと説明した。
あいつらは俺がやったとかほざいていたが狀況的に見てクリストフ王子が上半な事やらで教師達は完全に俺の言葉を信じて二人は謹慎処分になったようだ。暫くは學園に來ないがまだ安心はできんな。しつこいからあいつら」
と言う。
「そんな、逆恨みされてまた酷いことになりませんか?」
と怯える。彼等ならやりそうだからだ。
「そうしたらまた俺が守るから安心しろ。學園の警備も見直すことにした。でも…俺が卒業したらクリストフ王子がお前に手を出してくる…」
「あ……」
そうだ!ニルス様とアンナ先輩は一つ上だから卒業したら同學年のクリストフ王子にまた狙われるかもしれない!私の事を運命の人とか訳のわからない事を言っているくらいだ。
「心配するな。俺が卒業と同時にお前は學園を退學しろ」
と言う。
「ええええ!?何ですかそれ?勝手に!うちの両親だって怒りますよ?」
「…ご両親には俺から今度話す。俺は卒業したら公爵家を継ぐし…お前とも結婚する!」
と言いポカンとする。
するとゴソゴソ何か小さな箱を取り出して置いた。
「はえ??」
黒くて小さな箱だ。この箱の形狀!もしかして!!
もしかしなくとも!!
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